チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

なぜ成功が約束されたインデックス投資をしないんだろう?【だれでもできる米国株第27話】

米国株に参入した時点で成功は約束されている

株式投資では参加する市場の選択がもっとも大切と思います。

世界第二位の規模を誇る日本株ですが難易度が高くよく9割の人が上手く行かないとも言われます。

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米国株が有利なのは市場全体を買っていれば長期的には上昇してきたからです。

 

そうです、S&PインデックスETFのVOOやIVVやSPYで十分なのです。

 

もちろん個別株も魅力的ですが、格段に高い能力や経験を求められます。

 

だからまずインデックス投資から始めるのがいいです。

個別株から初めて回り道をする人も多い

しかし個別株投資から始めて、上手く行かずに時間をムダにしてわざわざ回り道をする人も中にはいます

 

そうです「私のことです」

 

だからこの記事は「過去の自分に対して」聞かせてあげたい内容です。

 

と同時に、これから参入される方、参入期間が短い方にもぜひ読んで欲しいのです

 

なぜならその中には私と同じような経験をされた方が多くいらっしゃるからです。

 

なぜそれがわかるかというと、そんな方から最近多くのコメントを頂くからです。

 

代表的な例は

「高配当株で米国株を始めましたが上手く行かずに困っていました。チンさんの記事を知り方針を転換したらうまくいくようになりました」

というものです。

 

えっ、自慢?と受け取られると困るのですが、自分の失敗をさらした価値があったと思っています。

 

<今の私の方針の確認>

ちなみにみなさんがおっしゃる私の方針は以下のものです、イデコは出来ませんが

1 イデコ、つみたてNISAは

先進国、米国、世界、インデックス株式で運用。この中で迷ったら先進国

2 その他についてはS&Pインデックスを中心に、50%以上をETFで運用

3 加えるなら高い期待リターンのナスダックETFのQQQ、ハイテクETFのVGT

ただし分散ではS&Pに劣る

4 個別株は金額を限定してする

目的を絞って、S&Pを上回る効果を目指す。分散ではS&Pに劣る

 

というものです。

具体的にはVOO+VGTやQQQで手堅く運用されて多くの含み益を得て安心している

追加投資がスムースにできるようになった

 

個別株ではMSFT、V、MAが多いですね。インデックスを主力にするならいい経験と実績になっているようです

 

私の失敗が生きてとても良かったと、とても喜んでいます。

 

恥をさらして記事にしたかいがあったです。

さらにブログでは雰囲気とか伝わらないこともあるので最近はユーチューブも併用しています。ブログとは違う層の方も多いですね。

 

ブログの記事としては人気が期待できなかったり、むしろ引かれてしまうものもあるのですが、こういう記事の発信も続けます。

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高配当投資が悪いわけではない、難しくて合わない人が多いことが問題

投資関連の雑誌でもネット記事でも、ブログ記事でも「高配当」ものは大変多いです。それだけ人気が高く需要が高いのでしょう。

 

昨日こんなツイートをしました

 

「せっかく米国株に参入しながらシンプルで成功率が高いS&Pインデックスの人気が高く無いのは不思議だ。

一方「高配当個別株」投資はシンプルでなく成功率も高くないが人気はダントツ高い。なぜなんでしょう?」

 

これに対して多くのコメントを頂きました。ありがとうございます。

<コメント>

ご紹介すると 要約しています、なるべく原文の表記を残しました、抜粋です

1 副業→不労所得→高配当 と流行りのキーワードから連想されるため。

価値が上下する投資より寝ててもお金が入る不労所得とおもってやってる人もいるかも

2 株を買うとお金がもらえるの一点だけで見ている人が多いから

配当金◯円もらえた!お金増えた!と勘違いに陥りやすい

3 直感的にわかりやすい、成果が見えやすいのは高配当個別株、私も初期の頃は買ってました

4 高配当株は人気じゃあないイメージです。インデックス投資家が年々増えているイメージです。残高も積み上がって身近になっていると思う

5 単に「米国・高配当株」がブームだからじゃあないですか?

昔の新興国株やリートみたいに。長期投資ならVOOやIVVが無難でいいと思う

6 あまりにも簡単で退屈すぎるから。もっと難しい方法を使えばもっと稼げるようになると考える方が多いのかと

7 日本人はなぜか毎月分配とか配当が好き。たぶん農耕民族のDNA。

8 米国株で最初に火がついたジャンルが高配当株だったからでしょう。先行者特権

9 じっくり育てて将来大きな果実にするよりも、すぐに収穫できる果実の方が人気なんですかね?育てている間は美味しい思いを実感できないですから

10 株式投資の未来を読んでいる人は高配当株投資が多いのでは

11 高配当の方が目先のお金がすぐに手に入るからではないでしょうか?

12 高配当株の難しさが理解できていないから

13 指数はイメージが湧きにくくて個別株の方がとっつきやすいからかと

14 純粋にうれしいでしょうね~ 皆初期は株価より配当を求めがちなんですよね

15 インデックスは退屈なんですよね。配当は3ヶ月に1回は確定利益出ますし、複数銘柄持てば毎月収入になりますし。要は合理的より面白みが必要なんですかね?長期投資は修行ですね

16 バフェット太郎の影響でしょう

17 アフェリエイトで儲けようとする人たちには高配当の方がウケるのでしょう!

S&Pインデックス投資は効果的ですが、退屈ですからね。

 

まとめると

1 インデックス投資は退屈、地味

2 高配当投資は身近でイメージしやすく配当をもらえて増えている感がある

3 自分の相性を考えて始める人は少ない

と言えますね。

 

インデックス投資の地味さを表すと

1万円をS&PインデックスのVOOに投資したら1年後に本体が10420円になっていて配当として現金180円(税込み)がもらえるイメージです。(年率6%として)

単年度でみるとかなり地味な投資ですね。

さらにはインフレ率の目減りもあります。

メリットはほんのわずかです。

 

だから有利さを理解するにはよくよく勉強して①複利の有利さ②分散の大切さ③長期投資の大切さ④個別株の難しさ⑤株価下落時の安心感⑥追加投資のやさしさ・・・

などを心のそこから理解する必要があります

 

あるいは「個別株は自分には難しすぎる」と経験から実感するのも手っ取り早いです。しかしこの場合は貴重な時間を浪費します。金銭的な損害もあるかも知れません

 

高配当株投資をイメージすると

1万円を高配当株に投資すると1年後に本体が10300円になり配当を300円(税込み)でもらうイメージです。(年利回り6%として)

ただし投資する対象はインデックスのような中身がわからないかごのようなものではなくてコカコーラとかマクドとかのイメージしやすい会社です。

 

しかし過去のリターンを見ても高配当株がS&Pより上回っている数字はないので(過去記事参照)気分的な要素が大きいようです。

 

しかしその「もらっている感」を得るための代償は私には大きすぎるように感じました

高配当株投資の負担、難しさ

私の経験からあげますと

1 銘柄選びが難しい

S&Pから500社を選ぶよりも高配当の会社を選ぶとなると対象がぐんとせばまります

2 成長が小さい会社が多い→株価の伸びは小さい

配当を多く出せるのは①設備投資が要らない②業界での地位が確立している、つまり勝ち残った王者

の既存分野の会社が多いです。

PGとかコカコーラとかマクドとか石油とか通信とかタバコとかです

配当性向が高いことは反面株価の伸びは小さいことになります。

♧配当性向が低くても自社株買いをすれば株価は伸びる

 

なので株価の動きに神経を使うことになります。

これへの耐性とか対応が一番大きいと感じました。

 

10社保有していて、1社や2社が下落してもトータルで考えられる方はOKです。

逆に私のように1社の動向が気になる方には向きません。

その1社が気になって投資が進まなくなるからです。

 

そんな方はインデックスが向いています。

また個別株なら、配当が少ないハイテクの方が向いています。

もともとの成長率が高くまた自社株買いなどで株価が上昇しやすいからです

含み益の増大という形で安心感を与えます

 

だから世間のイメージと逆で高配当株を成功させるにはメンタルが強いことが条件です

逆にメンタルが弱い方はマイクロソフトなど大手ハイテクが向いています

 

3 人気が高く割安の会社を見つけるのは大変

ハイテク→派手 高配当株、ディフェンシブ銘柄→地味 というイメージを持ちますが人気度は逆です

予想PERでみるとよくわかります

<高配当あるいはディフェンシブ銘柄> 予想PER配当の順に

◇S&PよりPERが高い(割高の)会社 PG予想PER25.5配当2.35%KOコカ・コーラ25.9配当2.72%MCD25.3配当2.3%NEE電力29.6配当1.9%

と買い上げられて配当も低下しています。

◇S&PよりPERが低い(割安の)会社

VZベライズンPER12配当4.2%、XOMエクソンモービルPER16.4配当5.6%

JNJ17.1配当2.5%MOアルトリアタバコPER10.4配当7.3%

割安なりの問題点があります。石油価格が不安定だったり。タバコのように規制に左右されかつ将来性が見通せない、・・・などです。

 

これらの問題を自分で処理できる人だけが所有を許されます。相当高い能力と感じました

◇ハイテク大手の予想PERと配当

MSFT予想PER31.3配当1.1%アップル23.4配当1%VISA33配当0.6%MA36.4配当0.5

グーグル25.6配当なしFB23.0配当なし

 

イメージよりハイテクとディフェンシブ銘柄のPERの差は小さい

と感じませんか?

逆に言えば配当の魅力はこれほど大きいのです。

 

株価で言えば方針転換から買い始めたMSFTは買い始めが100ドルでしたが現在は180ドルです。個別株ですが全く心配はしていません。

MAも同様に200ドルで買い始めて現在330ドルです。

 

よく「チンさんはハイテク推し」とか言われますが、推しているのではなくて私には能力的に個別株では他に選択肢がないのです。NEEとかはありますが。

 

だから他の分野でも選択できる方について「どうのこうの」申し上げる意図はまったくないです。

私と同様に「選択肢がない人に」対して言っているのです。

「イメージは高い、怖いと思われてるけど数値的にも、経験からも安心できるよ」と伝えているだけなんです。

 

なんか記事がまとまってないですが、今日は用事で出かけるのでとりあえずあげます。

長い記事を読んで頂いてありがとうございます

それでは皆様のより良い投資を願って!

 

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