チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【米国株】割高水準はナスダックの方が少ない驚きの数値

昨日の動画「米国株は割高か?」にコメントを頂きました。

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私は動画の中で

機関投資家や売り買いする方が長期金利にどれだけ上乗せ(株式リスク・スプレッド)しているかわからないとしたのですが、ちゃんと過去の統計を取っているサイトを教えてもらいました。

 

長期投資では売り買いしないので、こういう情報には疎くなります。

とはいえとても貴重でわかりやすかったので、お知らせします

 

コメントはこちら

kazu journey さんより

広瀬氏の持論は株価のバリュエーション決定要因=金利7割・業績3割、ですがわかりずらい。
一方、今回のチンギスハンさんの金利と適正PERの関係性のご説明はわかりやすくピカイチでした。
動画の中でイールドスプレッド1.5%を使用されていましたが、ここ2・3年はSP500ベースで3%を割り込むと株価の天井になり、4%以上に広がると株価の底入れになっているようです。(マネックス証券の広木氏も主張)
SP500が年初来高値、史上最高値を付けた1月17日は2.99%で見事に当たっていました。

昨日2月4日では3.45%になっています。

私は毎日以下のサイトでイールドスプレッドを確認して買い時を探っています。

アジアタイム アーカイブ | 株式会社フジトミ

 

貴重な情報ありがとうございます。

興味があったのでサイトを詳しく見ました。

 

3指数の詳しい情報があるのですが、ここではみなさんがお持ちのS&P500とナスダックに絞って要点を見てみたいと思います。

 

サイトでは長期金利への上乗せ分を全部マイナスで表記してありますが、簡単に全部プラスで書きますね。

 

<S&P500の水準は?>ここ3年位の最近では3%~4%の間

1 2011年4月21日以降の平均は3.738%

2 現時点2/4日分では3.458%で0.28%平均より上(割高水準)

PERでは19.5

3 3%の場合は

現在の長期金利1.65%を使用すると

1.65+3%=4.65%

PERで見ると

1÷0.0465=21.50 が当面の上限の目安になります

4 4%の場合は

1÷0.0565=17.7が下限の目安になります。

 

→PER15が目安では動いていなかった

ことになります。

だから15を割る安値を待っていれば買えなかったわけです。

これだとPERが17.7から21.5が適正の範囲になりますね。(現在の長期金利ではという条件付きです、長期金利は毎日動きます)

 

マイルールの予想PERの17から20が適正としたのはほぼ近いですね。良かった。

私はこのような計算をしたわけではないですから。少し慎重なのはド素人なのでドンマイということでお許しを。

 

<ナスダックは平均がプラス2.395%>現在は2.195%の割高水準

1 過去3年位ではおおよそ1.5%から2.5%くらいで動いているようです。

2 現在の平均からのカイリは上に0.2%

3 2.5%のとき(割安の時)のPERは

1÷(1.65+2.5)/100=24.10

4 1.5%の時のPERは(割高の上限)31.75

5 現在は2.195%なので26.01です

割高度はナスダックの方が低い!

ナスダックは高値更新しているので割高水準であることは納得です。

しかしその割高の水準はS&Pの過去の平均にプラス0.28%のカイリに対してプラス0.2%とナスダックの方が割高度は低いのです!

 

比べる相手が過去の平均ですから絶対的なものではないですがね。

ともかく「ナスダックがS&Pより割高」とはこの数字からは言えません。むしろ逆でした。

 

考えられる原因は?

ハイテクが67%と多いナスダックのEPSの上昇に市場が遅れていると考えられます

株価の伸びでビビっているということですね。

 

機関投資家は「より着実な利益」を好みますから利益が伸びているからとおいそれとハイテクに乗れない事情があるのでしょう。

 

ともかく最高値を更新しながらもまだ過去の割高の上限には余裕がかなりあるのが驚きです。

 

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チャートで買われ過ぎを判断する方法では?

株価の動きで判断する方法もよく使われます。

S&Pのチャートで確認します。様々な指標が使われますがここではもっともポピュラーなものに絞ります。

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1 RSIは62.1でやや買われすぎ、過熱までは行ってない、コロナの影響ですね

2 移動平均線50日では、タッチして上に離れていく好形です。グランビルの買いチャンスの4つのうちの一つの形。

3 出来高は安定している

4 MACDのチャートも黒の線が赤を下から上に抜きそうな好形

5 柱状グラフではこれからプラス圏でまだこの短期の上昇相場が若いことを示唆している

 

→チャートでは「買われすぎ」「過熱」は見えない。

 

ナスダックでは

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1 RSIは66.4とS&Pよりやや大きいが、まだ過熱とは言えない

2 移動平均線50日に近づいただけでタッチしていない。

S&Pより強気に推移している。このところの決算がハイテクが好調だったことも影響しているのだろう。

近づいて上に離れている形も好形でやはりグランビルの買いチャンスの4つのうちの一つ

3 MACDはS&Pと同様

 

結論

チャートからは現在が天井圏には見えない。

何かがあれば下落するだろうけどそれはいつでもあるので。

 

長期金利からのプレミアムのカイリでもチャートでも上限とは言えない。

高値圏にあることは確か

 

予定している買いをためらう理由はないと思う

「買いを奨励している」わけではないです

 

今回は以上です。kazuさんありがとうございました。またみなさんとともに一つ割高判定の武器が増えましたね。(知ってた人はとうに使ってたんでしょうがね)

しかし指標はどれも統計的なもので絶対的なものではないので「それだけを信じての売買」はいろんな間違いの可能性があります。

 

みなさんのさらなる投資の成功を願って記事を〆ます。

 

ユーチューブ動画はこちら→チンギスハン米国株凡人投資家 - YouTube

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