売らないならいつ買ってもOK!とはいえ・・・【だれでもできる米国株第5話】
はい、経験者の方には初めからの確認、チェックにご利用ください。
いつものように楽にいきますね。
スポンサーリンク
前回までで素人・凡人は株は永久保有で売らないのがベスト
そして暴落時にも売らないで済むような株を保有しましょう。
それはまずインデックスが基本形で、あとはお好みでということでした。
今回は買うタイミングについてです。
結論からいうといつ買ってもOKです。
少しでも安く買おうとしてませんか?
人間の心理ですね。
しかし米株は過去35年で22倍になっています。(配当別)
1985年2月18日のダウ1282ドル
現在28900ドルです。
35年前に例えば5%安く買うことがどれだけの意味があったでしょう?
計算すると現在289000ドルあるとすると
確かに5%安く買えたなら資産は5%多くなっているはずです。
かなりの額といえます。
一方、安く買おうとするあまり、買えていなければ289000ドルはないです。
これは結局はその人の考え方になりますが、素人・凡人は買えないで見過ごすケースが多いことも確かです。
安値を待っている時には安値が来ないことは
「押し目待ちに押し目なし」という日本の格言もあります。
だとしたら安値を待たずに「時価」で買っても何の問題も無いはずです。
基本となるドルコスト法
「いつ買ってもいい」と言われてもきっかけや強制力がないと人間は動けないものです。
「いつか飲もうや」「いつかお立ち寄りください」
が実現しないように期日の指定のない約束は実行されません。
そういえば返済期日の指定がない借用書も効力がないんですよね。確か。
ということで、期日または自己ルールを設定したいものです。
イデコや積立NISAは期日指定がしやすい
イデコの月額2.3万円、積立NISAの月額3.3万円は積立で投資しやすいです。
どちらも正式には年額のリミットですが。
順番としては丸い順に
全世界→先進国→全米→米ハイテク
という順番に尖っていきます。その分リターンも多くなります。
イデコは全世界でもいいし先進国でもOKです。リターンは大差ないです。
お好みで。SBIだとイデコでも米国が選べます。
積立NISAは先進国あるいは米国で。
やや攻めるんなら米国です。
若い方なら攻めてもOKです。先が長いですから!うらやま!
変更もできます。
詳しくはまたやりますね。
とにかく積立NISAとイデコは積立に適しているということです。
毎月15日とかに設定しておけば自動的に買付できます。
素人向けの便利なサービスというだけではない
これは実はとても優れた商品であり方法なのです。
「あんたがた素人はこのくらいでじゅうぶんでしょ?」といったものではないのです
手数料の低さといい、投資が増えやすい点といいこれ以上のものはないくらいです。
欲を言えば米国のETFを買いたい気もしますがね。
その理由は
ドルコスト法は優れた投資法・・・素人・凡人の頼れる味方
「インデックス投資」といい「ドルコスト法」といい経験者、熟達者、プロほど評価が高くて初心者に過小評価される気の毒な存在です。
♧ドルコスト法とは
毎月同じ金額だけずっと買っていく方法です。高いときも買いやすく、暴落でも買うので着実に投資が増える長所があります。また理論的にも平均よりも安く買うことになり有利です。
ドルコスト法については異論もあります。計算上は熟達者が行えばこれよりも効率のいい投資は可能です。
しかしその差はわずかです。
しかもそれができるのは熟達者でも10%もいないでしょう。
素人・凡人にとっては、ほぼこれ以上はない投資法です。
ドルコスト法の一番の長所
→投資が増えること
だから何があっても、暴落が起きようが戦争が起ころうがやめてはいけません。
ドルコスト法の説明はググれば出てくるのでここではくわしくやりませんね。
さてイデコと積立NISAで会社員の方は年68万円の投資が確保できます。
自営業の方はイデコが月額6.8万ですね。
積立NISAと合わせて年120万。
これは税の特典が大きいので何とか枠を埋めましょう。
自営業のイデコ年81.6万で5%の期待リターンでは35年後は7370万になります。
会社員の方は年28万、35年で3383万です。
積立NISAはまだ延長もありそうではっきりしませんが継続で計算すると
年40万、5%、35年で3613万です
自営業のかたはこれだけで1億超えです。
世界株、先進国、米国株で年5%の期待リターンは盛った数字ではないですよ。スタンダードです。
【だれでもできる米国株第5話】
ドルコスト法以外の買い方
イデコや積立NISAのベースの部分以外の自由部分の買いですね。
ベースができているので気楽な部分です。
安く買う方法2つ
長期的な意味はあまり無いとはいえ、安く買うのは気分もいいし、いいきっかけになります。2つご紹介
1つ目 押し目買い
株価が上昇トレンドにあり一時的な下落で買うこと。
下落の原因には①紛争②景気後退予測③その会社のスキャンダル、マイナス報道
などがあります。
下落し終わったことを確認して、底を打ったことを確かめて買うのがいいです。
下落している時の買いは「落下中のナイフをつかむな」といって危険なこととされています。
日本人はみんな得意です。
2つ目 ナンピン買い
買った後、さらに下落した株を買うこと
トレンドが上昇ではなかったことになり危険な買いです。(その後耐えきれずに売ると損をするという意味です。永久保有なら問題なし)
一般にはしてはいけないとされています。
しかし
①投資の量を増やす②買いのコストを下げるメリットがあります。
3つめ 価格上昇で機械的に買い増す
米国株で安く買うのをオススメしないのは「そんな無理をする必要がない」からです。
長期的に右肩上がりの米国株では、価格の上昇に合わせて買っていけば事足りるからです。
下は米国を代表する企業の一つMSFTの2年チャートです
現在162ドル、予想PER29.7配当1.3%
2年でほぼ2倍になってます。
さて押し目買いで買うとしたら代表的なのは一昨年の終わりの下落からの立ち上がりで105ドル付近、昨年10月の立ち上がりの140ドル付近でしょうか?
でもそんなに買いのチャンス無いですね。またきちんと実行できるかも疑問です。
重要 人気があってコンスタントにEPS(利益)が伸びている会社は押し目買いの機会はあまりないです。→買いそびれる可能性高い
だから押し目買いの手法でMSFTを買い増ししようとした人は「買えてない」でしょう、きっと。
一方機械的なルール 例えば
「価格が10%上昇すれば買う」という自己ルールで買うとすると
初めの買値が90ドルとすると
一回目99ドル2回め109ドル3回目120ドル4回目131ドル5回め145ドル6回目159ドル
と2年の間に6回も買えています。
どちらがいいかは好みですが「投資の量を確保する」という観点からはこちらが有利です。
日本人にはポピュラーな方法ではないので違和感があります
しかし「右肩上がり」が標準な米国株ではぜひとも取り入れて欲しい方法です。
公平ではないので押し目買いが有利だった例も示しておきます。
ヘルスケア王者のJNJです。株価145.39ドル予想PER20.8配当2.6%(SBI証券)
オピオイドとベビーパウダーの訴訟により株価が上下する展開でした。
悪材料で急落して持ち直してまた急落を繰り返しました。
大きな下落で買えば少なくとも5回は買えています。
日本株はこのパターンが多かった!
平成の30年間低迷した日本ではこのタイプの動きが多かったのです。
だから「押し目買い」がデフォルトになったのですね。
一方右肩上がりの米国では値段の上昇についていく「順張り」が一般的なのです。
♧どう呼んだらいいのでしょうね?この方法は?「順張り」といっている人が多い感じです。「高値買い」よりはイメージはいいです。とにかくまだ適切な言葉すらない状態です。マスターしたあなたは経歴に関わらず「先頭集団」ですよ!
いかがだったでしょうか?
買いについての疑問が解消できたでしょうか?
今回の動画は→https://youtu.be/bU24T-M2vGE
らくーにやってます。よろしければどうぞ!コメント、チャンネル登録お願いします。
今回の記事が役立ったと思われたら応援のクリックお願いします。
スポンサーリンク