チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【だれでもできる米国株】第2話 なぜ株式投資なの?その1大企業はその国の成長率より儲かる

株式投資をすでにされている方が多いこちらではどうかな?とも思いましたが

「基本からの確認にちょうどいい」

「そういう見方もあるのかと再発見がある」

「気楽に見られる」などの好意的なご意見を頂いたので引き続きこちらに掲載させていただきます。

いつものようにラクーにいきますね。今回はメインストーリー第二話です。

詳しい資料やグラフは載せていません。

#米国株バンザイ#入門編#メインストーリー#第2話#なぜ株式投資なの?#その1

 

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例によって聞いてみましょう。

あなたは投資の中で、素人凡人にはですよ

「なぜ株式投資?」と思ってます?

 

「長期では高いリターンが得られる」

「元本が上がりながら配当がもらえる」

「インフレに強い」

「世界の大手企業に投資できる」

・・・でしょうか。

私もそのとおりだと思います。

なのでちょっとくどいですが、再確認していきますね。

 

1 長期では大きく資産が増える

米ダウは過去30年間で10倍になりました。

 

過去を見ると1900年にダウは50ドルでした。

1972年に1000ドル

2000年に10000ドルになっています。

現在29000ドル弱


これには配当は含まれていません。

現在のダウの年間配当は2.03%で大体米国のインフレ率と一致しています。

過去の金利の高いときには配当も高かったのでほぼインフレ率と相殺するとみていいと思います。(大ざっぱですが実害もないでしょう)

 

50年で30倍になっています。配当は含まれていないので実質リターンと見ることができます。これからの50年ではどうでしょうね?

過去と未来は違うというご意見もあるでしょう。

 

しかし株式投資は有利ということは理論でも証明されています。

学者ではないので細かい説明は自分で調べていただくとして簡単に書きますね。

 

とはいえちょっと嫌な部分も含まれています。

正義感はちょっと封印して聞いてください。

 

米国の代表的な指数といえばNYダウです。これは30社から構成されています。ちょっと少な過ぎますね。

もう一つの代表的な指数にS&P500というのがあります。

(いくつあるんだいったい?と思われますが大丈夫です全部で3つしかないです)

これは米国にある、NYSEとかナスダックとかの市場があるんですがそれは関係なしに、上位から500社を選んだものです。時価総額の割合で計算されます。

これは米国ではダウ以上によく使われるのでこれで考えますね。

なぜかNHKでは放送しませんけど。

2 大手企業はその国の経済成長率よりも高い成長をする

500社というと「多すぎる」と思うかも知れませんが、日本の東証1部は3千社以上ありますからほんとに大手、その業界を代表する企業群です。入れてもらうのは大変らしいです。

仕組み1 勝ち上がって来た企業は伸びが大きい

いやな言い方ですがS&Pの500社はいわば米国企業の勝ち組集団です。

ダウはそのまたプレミアリーグ

とするとその業界の利益をごっそり持っていきますね。

だから業界全体の利益率よりも利益率は高いはずです。

 

例えを出して悪いんだけど、関係者もいらっしゃるでしょうしですが、日本の建設業でみると

日本のスーパーゼネコンと呼ばれる5社があります。

鹿島、大成。大林、清水、竹中ですね。

かれらは建設業の頂点に居るので「採算が悪い仕事」を受注する必然性はないです。

だから業界平均よりも利益率がいいです。

 

生存競争がドライな米国ではそれがより顕著ということですね。

M&Aも盛んですから。

独占企業、寡占企業が多いです。寡占状態が世界規模に及んでいます。

 

だからそのよりすぐり集団のS&P500社の利益率は米全体の企業群よりも高いです。

企業自体がその国のGDPの伸びよりも高い成長をしますから、GDPには企業になっていない生産活動も含みますからね、わざわざ会社にするにはある程度の利益が見込めないとしないでしょう。

 

だから米国のGDP成長率が2%なら企業群はそれより高くS&Pはさらに高くなります。

平等の観点からすると割り切れないですが、そうなってます。

 

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そうすると米国の成長率より高いリターンを得ようとすると2つの方法があります。

 

1つ目は社員としてその大企業で働くことです。

儲かっている企業はそれなりに払いもいいでしょうからね。

 

しかし日本人がすんなり入れてもらえることはないでしょう。

米国人でもなかなかでしょうし、たとえ入っても米国では一生の保証はありません。

 

企業側の都合で人を入れ替えるからです。

 

これも米国株を買う理由の一つですね。

 

従業員からすると不利ですが会社には有利です。

もっとも米国ではそれが定着しているのでそれなりの準備もするし次の職場の確保を日頃からするらしいですね。パーティーにこまめに顔を出してヨイショしたりして。

2つ目は大企業の株を買う

つまり米国の利益は大企業、S&P500社に集中するわけです。

だからそのS&P500社の株を片っ端から買えば利益の分け前をもらえます。

 

「500社とか大変すぎる!」

ですが、実は100円から買えちゃうんですよ。これが。

「うわさのワンタップバイですか?」

いやいやどこの証券会社でも買えますよ。米株インデックス投信ですね。

S&P500はイーマクシススリムにあります。100円からOKです。

 

「なるほどね」

 

でもでも会社って正直に株主に配るのかな~?自分たちだけでガメたりしない?

うーんいいとこつくね!

確かに僕たちは会社の経営にはタッチできないもんね。

会社の奴らが、失礼、経営陣たちがちゃんと配るかはわからないね。

 

これも米国株を買う理由なんだけど、米国はこれが「ほぼほぼ配るんだよね」

 

「そのほぼほぼが気になるなー」

 

まあそれは置いといて、割合からするとちっちゃなことだから

ゴーンさんほど露骨じゃあないよハハハ

 

直接配るのが「配当金」、間接的なのが「自社株買い」

これはあとあと詳しくやりたいけど、気になってるだろうから今言っとくね。

儲かったお金を企業はその年ごとに株主に分配します。

年度をまたぐとあいまいになっちゃうからね。

 

現金で配るのがみんな大好き「配当金」

儲けのうちで配当金でどのくらい配るかの割合を「配当性向」と言うよ。

 

日本と米国の割合はどっちが高いと思う?

 

「話の流れからすると、それにあなたが聞くんだからぜったい米国だよね!」

 

「はい、当たり!」

 

では割合はどのくらいだろう?

 

「100%だとうれしいな」

 

うーん、株主的にはそうだよね

しかしそれは経営陣からするとちょっとヤバいね

儲かった分を全部配当で出しちゃうと、儲かりすぎた年が基準になっちゃって次の年が困るだろう?

去年より減ったら怒るよね、きっとあなたは?

 

「そりゃあもちろんそう、そんな経営陣はクビだね、クビ!」

そうなったら経営陣は困るから、配当は儲かっても全部は配らないんだ

 

「ちぇ、どうせそんなことだと思ったよ、それで自分たちだけでドンペリでパーティー三昧だろ、このやろー」

 

お金のことになると急に下品になるね。

いやいやそんなんじゃあなくて配当は減ることが無いように前年よりちょっとだけ増やして、安定して配って別の配り方をするんだよ。

 

「わかった!商品券とか、クオカードね!当たったでしょう」

 

日本株だとその楽しみがあるよね。期待を裏切って悪いけど米国では商品券や缶詰は配らないんだ。それよりもずっと株主にとっていいもの。

 

「はい、さっさと言おうね」

 

はいさっさと言います。「自社株買い」です。自分の会社の株を会社が買うんですよ。

そうすると株全体の数が減って、ピザじゃあないけど8人で分けるより6人で分けるほうがピザが大きくなるよね、株主にとっては有利なんだよ。

 

「有利って?」

 

はい株価が上がりますね、その分だけ、あるいはその分以上に!

 

「ぼくは配当の方が断然いいな!」

 

そういう人が多いかもね。しかし株価が上がるのも株主の利益になるので有利だね。

さらに配当には税金が20%かかるけど「自社株買い」では税金は払わないです。

 

配当にはみんな興味があるから特集でやりますね。

配当が目的で米国株をする人が一番多いんだ。多分80%くらい?

 

米国株では直接の配当で利益の40%強を払います。日本は30%台。

つまり配当性向は米国が40%台、日本が30%台で米国の勝ち!

 

総配当性向は米国の圧勝!

自社株買いも株主への利益還元だから配当と合わせて「総還元性向」とも「総配当性向」とも言うね。

「早くも難しい言葉攻撃か?」

これ以外言い方がないから仕方ないよ、勘弁してよ。

「それなら許す」・・・アッサリ

 

総還元性向では日米の差は圧倒的だね。

米国は年によるけど2016年なんか100%を越えている。

日本は40%台。

 

「日本は儲けたお金はどこへ行くんだろう?」「やっぱり銀座かな?」

 

はい、いい質問だね。日本の経営者もそこまでアホじゃあないよ。

将来の景気が悪くなった時のために蓄えているんだ。

内部留保というよ。

日本全体で500兆円くらいあるね。

これは本来株主に配るべきもの。

米国はちゃんと年度ごとに直接、間接に還元しているのに対して

日本はその内部留保がちゃんと株主の元に届けられるかはだれにもわからない

 

「その間にその会社の株を売っちゃたらもらえないね」

 

そう、だからその年の利益はちゃんと株主に配ってほしいね

だけど私達じゃあどうしようもないからそれがちゃんと実行されている米国の株を買うのが手っ取り早いね

 

「クオカードでだまされちゃあいけないってことね!」

いやいやそれはそれでもらっとけばいいんじゃない?・・・しどろもどろ

 

素人・凡人に株式投資が最適な理由が他にも2つあるけど、それぞれ記事にします

 

今回はここまでです。いかがだったでしょうか。ご存知の内容だったでしょうがなんかの確認になれば幸いです。

 

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