米株は結局は「投資した者勝ち!」市場に居続けるコツは?
大晦日となりましたね。
この時期になると「◯千万円増えました」とか「◯十万円の配当金ゲット」とかの記事が多く投稿されて逆に「自分との比較で凹む」人も多そうです。
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特に今年はしっかり投資できた人、あるいはフル投資を維持できた人と、投資できなかった人との差が顕著でした。
その原因を探り解決策を見出したいと思います。
「米株は結局は投資した者勝ちだ」
ということを心底理解している人とそうでない人との差だと思います。
逆に言えば「現金」にどれだけ信頼を置くか?重視するか?という差でもあります。
日本人は30年に渡って株価は低迷し、デフレで現金の目減りは少なかったです。
だから、私もですが、現金を保有することにあまり抵抗がないのだと思います。
だから米国株を始めても「しっかりリターンを取り込めない」「しっかり投資できない」ことが起こるのではと思っています。
下はナスダックの10年チャート。10年で4倍になっています。
同じく日経平均の10年チャートです。
2.4倍になっていますが凄まじいアップアンドダウンがあります。
倍率は関係ないとしても素人・凡人に適しているのは明らかに米国株でしょう。
米国株の性質をどれだけ理解して信頼しているか?
が資産を伸ばしている人と伸び悩んでいる人との差ではないかと感じています。
私は今年は資金を定期買いやスポットで入れましたが不十分でした。
アベノミクス以降の米株の伸び率は?
上記の日経平均で2012年12月は安倍政権が実質的に始まったときです。
すさまじい伸びですね。
だからこの時期に日本株への投資は正解と言えます。
しかし2015年に2万円をつけてからは下落もありすんなりではありません。
ではこの時期の米国株への投資はどうだったのでしょう。上記のナスダックのグラフでもある程度は分かりますが数値化しました。
S&P指数のVOOとナスダックのQQQと2013年の年初に帰ることができたら買いたい各界の代表銘柄の各年度の伸び率です。%。配当含まず。高い方から並べています。
銘柄 | 2013年 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 7年伸び率 |
MA | 46.1 | 8.3 | 8.5 | 19.4 | 59 | 24.9 | 38.4 | 463.7 |
MSFT | 37.7 | 6.9 | 36.4 | 17.2 | 47.1 | 9.9 | 44.6 | 450.1 |
UNH | 31 | 46.9 | 8.4 | 40.8 | 46.1 | 14.1 | 3.6 | 407.1 |
BA | 69.4 | 16.1 | -17.3 | 36.1 | 116.8 | 8.8 | -5.1 | 395.4 |
V | 36.5 | 18.2 | 17 | 11 | 50.2 | 8.7 | 36.7 | 367.1 |
VGT | 23.8 | 15.3 | 1.1 | 24.3 | 40.3 | 1.4 | 35.5 | 245.6 |
NEE | 27.6 | 18.8 | 2.3 | 10.7 | 28.1 | 13 | 30.6 | 224.7 |
QQQ | 29 | 16 | 4.1 | 20.6 | 35 | -0.8 | 26.1 | 217.4 |
VOO | 19 | 12.3 | -2.7 | 17.4 | 23.4 | -3.9 | 19 | 115.3 |
MCD | -1.2 | -1.9 | 33.9 | -0.9 | 39.6 | 3.9 | 9.4 | 104.1 |
JNJ | 19.8 | 24.4 | -5.2 | 8.4 | 22 | -3.7 | 9.2 | 96.6 |
S&Pと日経平均はイーブンですね。為替が円安になっていますから。
MAやMSFTは5.5倍ですね。過去に帰って買いたいですね!
それはともかくここでVGTあるいはQQQで手を打ってもいいんじゃあないか?ということです。
ここに挙がっている銘柄はたまたま大きく伸びていますが7年前にそれをきちんと選んで、しかもきちんと投資できたかどうか?はなはだ疑問だからです。
VOO+VGTなら180%のリターンです。年率25.7%で願ってもない数字です。
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ここで満足しないでもっと上を目指すかどうかは大きな分かれ目です。
なぜなら必要な能力や労力が全然違うからです。
「VOO+VGT」は単純に有り金をつぎ込んで行けばいいのに対して個別株はそれなりの能力とケアが必要です。
最低でも四半期決算をチェックして前に進む必要があります。
より高い質を追求しても投資量が少なければ同じこと
上記の表でビザより上の個別への投資は「VOO+VGT」連合軍の2倍のリターンを叩き出しています。
だから同量の投資で比べれば優劣は明らかです。
しかし、インデックスと同じだけの量を投資できる力量の素人は「非常に限られる」と感じます。
実名を挙げて恐縮だけどブログ村だと「和製バフェット」さんとか「ピッフィーさん」とか「ムショクさん」とか・・・
ブログを見ても「メンタルの強さ」を感じますね。
もちろん彼らと同様な行動ができるようになるのがベストですが。
だれもがなれるのかはわかりません。
あるいは経験も必要ならそのレベルに達するまでの期間も問題です。
となれば「誰もが失敗しない方法」からまず入るのは理にかなっています。
「うまく行かないこと」への対応は人それぞれ
私が2017年から取り組んでうまく行かなかった方法に「高配当株投資」があります。
自分に合わない原因は「下落するいくつかの株」への対処がうまくできなかったからです。
これができる方は問題ないと思います。
インデックスは「気にすること」が何もない
対してインデックスでは「下落を気にする必要がない」点がわたしには合っていたようです。ハイテクのVGTについても同様です。
だから私のように「気になる銘柄があると前に進めない」タイプの方はインデックスはいいですよ。
失敗があると素人は前に進めない
タイプの方が多いと思います。トータルで考えられる方はプロっぽい人ですね。
「失敗しない」ことに重点を置くならインデックス投資は合っています。
「自己ルールで損切り」が実行できればグロースでも同様です。
どれだけたくさん市場に置けるか?市場に居続けられるか?
自分に適したのがインデックスだったり高配当株だったりあるいはハイテク株だったりするのだと今は理解しています。
だから「ハイテクはリスクが大きくて危ない」というような指摘は全く的はずれなことがわかります。
上記のように7年前にMSFTやMAに投資して5.5倍になった方が「リスク」を感じる必要は全くないです。
それよりも追加投資をしていなくてせっかくの「含み益」を利用していないことの方がよほど問題でしょう。
今同量買っても2.7倍になるだけですから。
さらに将来下落することがあっても「売らなければ」なんの問題もありません。
問題なのはMSFTやMAが業界内の競争に負けて競争力を失う時だけです。
それを心配する人はVGT、QQQがいいです。
自分にぴったりの方法が見つかればあとは実行するだけ
「だからどの方法が優れているか?」なんていうのは全く意味がないと思いますね。
だって実行できない方法ならどんなに優秀でも「取り入れようがない」でしょう!
それではみなさまが投資で仕事で私生活で来年より活躍されることを願って記事を締めたいと思います。
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