チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【米国株配当重視】60歳からの「配当重視で最強」のポートフォリオは?

明けましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいします。

初詣をする人のイラスト(男の子)

昨年はS&Pがトータルリターンで30%と予想外の伸びの年でした。

トランプが米中合意の第一弾署名を1月15日にするそうですから1月も好調が予想されますね。ソースは例によってもみあげさんです。”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

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さてユーチューブもやっているんですが、年代に応じた米国株のポートフォリオを解説している番組がなく、また質問もいただきましたので60台からの最適ポートフォリを(私が考える)を書きます。参考にしたのはジェレミー・シーゲル教授の「株式投資の未来」です。291ページあたりです。名著ですよね。

60歳からの米国株最適ポートフォリオ

<配当を意識した構成にシフト>

まず今までの投資があれば問題なければそのまま継続で構わないと思います。

60歳代で新たに投資する場合の参考にしてください。

<どんな人対象?>

1 リタイア時の収支の目処がついた方。

2 資産最大化から「配当受け取り」「高配当投資」にかじを切りたい方。

3 世界分散投資をしたい方

4 リターンもしっかり得たい方

5 複雑なことはしたくない方

6 大きなリスクを取りたくない方

7 激しい値動きが嫌な方

8 長期に、できれば永久に保有したい方

<方針、目的は?>

1 配当収入を多く得る

2 元本の成長を確保する

3 動かさない

4 リスクを多く取らない

5 手数料を抑えたい

6 信頼の置ける投資先にする

7 いつでも換金が可能

8 簡単に買える、売れる

9 税の申告が要らない

+リタイア後には配当収入が所得に加算されないメリットあり

具体的なプランはこちら

シンプルプラン1

シンプル1        
株式 ティカー 割合 配当 経費
世界株式 VT 50% 2.30% 0.09%
米高配当ETF VYM 25% 3.10% 0.06%
米高配当ETF SPYD 25% 4.40% 0.07%
トータル配当     3.03%  

1 国際分散投資が半分です。

米国単独に比べればリターンは低いですが「国際分散」の原則を守っています。

2 高配当株戦略を安心のETFで達成します。

VYMは定評のある「ヴァンガード米国高配当株ETF」です。

内容は米国の安定的な大企業で構成されていますから安心です。

SPYDは米S&P500の大企業の中で高配当な企業80社にほぼ均等に投資しています。高配当が特色。

過去のリターンをチャートで確認すると5年チャートです

f:id:tingisuhan:20200101125504j:plain

上から比較のためにS&PのVOOの58%、世界全体のVT36%、高配当の紫VYMが37%、SPYDは2016年設定でまだ5年経ってないですが33%上昇です。

これには配当が含まれていないので配当を加えたトータルリターンは(単利計算、税は無視)

VOOが67%、VTが48%、VYMが52%SPYDが55%になります。

5年でこのリターンなら年10%を超えていますからいずれも過去5年では十分といえます。

米S&Pより若干低いのはS&Pでは23%を占めるハイテクが大きく伸びて牽引しているからです。

なのですでに持っているVOOやS&Pインデックス投信はそのまま保有が正解です。

 

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配当の皮算用をすると

今までの投資は別にして計算します。

60歳からこの投資を始めて、退職時の退職金、イデコの受け取りがあればそれも投資して5千万の投資を仮定すると

5000万X3%=150万円(年間税込み)を受け取れます。

この頃には外国税も廃止されているでしょうから手取り月10万円です。

 

リタイア後の余裕資金としてこれだけでも十分な額です。

余れば再投資するも良しです。

 

一番の利点は気持ちに余裕ができること

この10万円があるのとないのでは「気持ちの余裕」は全然違います。

これで暮らすわけではなくてあくまで余裕資金、お小遣いですからね。

 

<ちょっと複雑バージョン>年間経費を最小に抑えると

実は世界株式VTは分けて買うと年間経費が安くなります。配当も少し上がります。

ただし世界の構成比が変わった時は自分で調整する必要があります。

株式     ティカー 割合 配当 経費
世界株式 50% S&P500 VOO 28% 1.80% 0.03%
    米以外先進国 VEA 17% 2.99% 0.05%
    新興国 VWO 5% 2.71% 0.12%
高配当戦略 40% 米高配当 VYM 20% 3.10% 0.06%
    米高配当 SPYD 20% 4.40% 0.07%
安定戦略 10% 公益 VPU 10% 2.89% 0.10%
トータル         2.94%  

VT一つで済んだのが3使うのでちょっと複雑ですね。

安定感を強化するために公益ETFを入れています。

 

<攻めも守りも入れたいバージョン>

株式     ティカー 割合 配当 経費
世界株式 50% 全世界 VT 50% 2.30% 0.09%
高配当戦略 30% 米高配当 VYM 15% 3.10% 0.06%
    米高配当 SPYD 15% 4.40% 0.07%
高成長戦略 10% 情報技術 VGT 10% 1.15% 0.10%
安定戦略 10% 公益 VPU 10% 2.89% 0.10%
          2.68  

責めの情報技術と守りの公益をどちらも組み込んだバージョンです。

VGTはQQQでもOKです。配当0.75%年間経費0.2%

 

このバージョンは配当はちょっと下がってしまいます。

だから「配当命」でなくて「成長も取り込みたい」方向けですね。

 

いかがでしょうか?

ヘルスケアや生活必需品はどうなの?

安定成長と言う点からは有力です。

VHT・・・ヘルスケアETF、配当1.89%、経費0.1%

VDC・・・生活必需品ETF、配当2.48%、経費0.1%

ただ惜しむらくは配当が低いんですよ。

だから配当命でない方はそれぞれ取り入れてください。

その場合はこんな感じ

<各安定分野に分散したバージョン>

株式     ティカー 割合 配当 経費
世界株式 50% 全世界 VT 50% 2.30% 0.09%
高配当戦略 20% 米高配当 VYM 10% 3.10% 0.06%
    米高配当 SPYD 10% 4.40% 0.07%
 セクター   ヘルスケア VHT 10% 1.89% 0.10%
    生活必需品 VDC 10% 1.15% 0.10%
    公益 VPU 10% 2.89% 0.10%
          2.49%  

配当という観点からは少し後退しました。しかし5千マンで月に8万の配当になります。

 

資金量、欲しい配当額と相談して決めてください。

 

では今年のみなさんの投資のさらなる成功と生活の充実をお祈りして記事を締めたいと思います。

今回の動画はこちら→https://youtu.be/WVdOUvchI_Y

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