チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

高配当投資の一番の(隠れた)長所は何ですか?

高配当投資の方は最大勢力です。

80%くらいの方が高配当で米株に入ってくるんじゃあないでしょうか

そんな人気の「高配当株投資」ですが意外にも(失礼!)やっている当人がその最大の長所をご存知ないんじゃあないかと思って記事にしました。

忘年会のイラスト「家族で忘年会」

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あなたは高配当株投資の一番の長所はなんだと思っていますか?

「バカにしてんのか?配当がもらえることに決まっているじゃあねえか」

という声が聞こえそうですね。そんなにガラが悪い人はいないでしょうが心の声としては。

 

配当はまだ一面です。まだ大きな長所があるのです。

実際に高配当株投資を手掛けている人も、これから始めようとする方にもぜひ「再発見」というかうまく利用して欲しいと思います。

 

さていかがでしょうか?

 

今まで言われてきた長所としては

1 値動きが安定していて不況に強い

2 配当をもらうことでリスクが減っていく

3 リタイア後の収益の柱となる

4 楽しく投資ができる

・・・

 

しかし私が考えるのは上記以外です。

 

「もったいぶらずにさっさと言ってみろ!」とこれまた厳しい声が(笑)

 

投資を「精神的な負担なく」「楽しく」拡大しやすいこと

だと思います。

昨日記事にしましたが、今年は米株は急上昇したものの「投資を増やす」という面からすると「買い増し」のタイミングが難しい年でした。

少なくともS&Pでみるとそうです。

 

上昇相場が常態である市場では「高値で買う」という手法が有効でみなさまにも武器の一つとして引き出しに入れてほしいとは思います。

ただしまだ日本では一般的ではないですし違和感も強いと思います。

その点高配当株は手掛けている人も多く、違和感や精神的な苦痛は伴いません。

 

日本で一般的な「押し目買い」も使えます。

 JNJを例にして見てみると

どういうことかこれまた実戦的にいきましょうね!

下はオピオイドとベビーパウダーの訴訟の嵐にゆれる我らがJNJの2年チャートです。

私も保有があり、今年買い増しもしています。130ドル。

チャート画像

 

安定・鉄板のJNJでこの動きですから米国の訴訟の威力を感じますよね。

訴訟の詳細には本筋ではないので立ち入りません。

昨年からの大きな下落は訴訟の「まずい状況」が伝えられてが主因です。

業績そのものは好調です。

 

ヘルスケアの盟主としての地位も盤石です。

これについては「もみあげ」さんのヘルスケア全体での秀逸な記事があります。

【米国株投資】2020年注目のヘルスケアセクターを徹底解説! - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

♧こんな整理された詳しい、わかりやすい記事がただで手に入るなんて、なんといい時代になったのでしょう。もみあげさんだけでなく今年のブログ記事の質の高さは目を見張る思いです。これについては「名ブログ」を紹介したいと思います。

1 昨年の前半の下げはディフェンシブ銘柄全般が「高金利化」で売られました。

JNJの場合はプラス訴訟が加わってダブルの影響になったわけです。

2 底から力強く立ち上がっている

普通の会社なら訴訟を多く抱えると限りなく下落するものですが、そして下落が下落を呼ぶまずい展開になります。

しかしJNJは精神的ショックが和らぐと株価は徐々に上昇しています。

訴訟の「好転」もあります。経営陣の適切な対応もあります。

 

私的には昨年、今年と奇しくも130ドルで2回買い増しをしています。

真ん中の130ドルは見逃しています。甘い!

 

→JNJのようなワイドモートをもつ会社、社会に必要な会社は「押し目買い」でOK

ただしチャートだけでなく訴訟の最悪の展開なども考慮する必要があります。

<JNJの投資指標は>

株価145.75ドル予想PER20.9 配当2.6%

高配当のうちに入らないかもしれませんが、高配当株として扱っていいと思います。

予想PERでみても「割高」ではないです。やはり訴訟の傷を抱えているからでしょう

 

ついでにもっと長いチャートでは10年です

チャート画像

これだけの企業でもかなりの上下の波がありますね。

長期的にこつこつ仕込んでいくことがポイントに思います。

 

JNJを例にして「買い増し」戦略を考える

<高く買う方法だと>

仕込むという点からは悪くないです。しかし5%とか10%高くなって買うとその後の下落で「安く買えたのに」とちょっと悔しい思いをします。

ここ2年は「ボックス相場」「レンジ相場」とも言えるからです。

株価が足踏みしている間にもepsは着実に上昇していますから「割安感」は大きくなっています。

このところの急上昇でもまだ余地は大きいと見ています。

<安く買う方法だと>

こちらのほうが「心理的」には楽でしたね。

訴訟で大幅下落した時に下げ止まりを確認して買えばいいからです。

いわゆる「押し目買い」というやつ。

日本人は得意ですね。私もです。

だから買い増しが抵抗なくできました。

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抵抗なく「買い増し」して投資が増やせるメリット

特に新しい手法を会得する必要もないです。また心理的な抵抗もないです。

さらにJNJは一番多くのブロガーが保有しているそうですから(確か90%)ブログ記事も豊富で、あるいは米国株情報でも多く流れます。

 

無理なく投資資産を増やせるというのはこの手の株の大きな長所だと思います。

 

配当の増加は投資の大きなモチベーションになる

よくブログやツイッターで「年間配当60万円達成!」とか「100万円突破!」とかの記述を見ます。

それだけ達成感が大きいのですね。

また将来の収入として「目に見える」「具体的」な点では株価の値上がり益よりもダイレクトにうれしいです。

 

配当100万円を達成した人はそこで満足してとどまることは決してなくて次の150万円を目指すことになります。

 

これは「投資のモチベーション」としては大きいので、今年のように「買い増しが難しい」「投資拡大」に躊躇する相場環境でも「有り金を全部つぎ込んでいける」パワーとなります。

 

したがって次のような方にはこの長所が使えます

1 なかなか投資資金が入れられない方

2 効率よりも「楽しく投資」したい方

3 目に見える形で投資のメリットを得たい方

4 将来に余裕があり「最短距離」での投資の必要がない方

5 収入が多い方

ついでに問題点も上げておきますね

高配当株は右肩上がりでないことも多いので「下落した」時の対応がとれること

これがほぼ全てですね。

下落する会社は問題があるのでそれが「保有していても大丈夫」なのかどうかを知るには会社の業務内容、将来性を熟知する必要があります。

そのためには高い能力が必要です。判断力もいります。

 

だから十分な能力がない場合は(私ですが)向かないです。

私も志して実践したことがありますが、この「下落株の処理」がうまくできないと判断して「インデックス中心、含み益重視、永久保有」に転換しました。

高い能力が必要でなくだれでもできるからです。

 

余談ですが、ディフェンシブ銘柄10つに投資していらっしゃる有名な「バフェット太郎」氏は「バカでもできる米国株」という本を出されています。

氏の高い見識には私も随分勉強させてもらいました。しかしこのタイトルはちょっと違うかなと思っています。編集の方が考えられたのでしょうが(笑)

簡単ではないことは高配当株の方は大変多いにも関わらず「バフェット太郎」さんの投資をそのまま実践している方を見たことがないことでもわかります。

きっと氏のような高い能力と経験がない方には「乗りこなせない」のでは?と思っています。

 

最後に

私は「高配当株投資」に反対しているのでは決してないです。自分の経験から「難しい」ということをわかってうまく使ってほしいのです。

今日書いたような長所もありますので、どうぞうまく使って成功されることを心から願って記事を締めたいと思います。

ここまで長い記事をお読みいただいてありがとうございます。

 

今回の関連動画はこちら→https://youtu.be/BQxGQp_KDmY

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