【高配当株ETF】【VYM】【SPYD】【VPU】を比較、あなたはどれを選ぶ？

高配当株個別株投資は実はハードルが高い、

高配当株投資を目指す方は実に多いです。しかし私もそうでしたがなかなかうまくいきません。個別株特有のリスク、難しさがあるからです。

スポンサーリンク

さらに、高配当株は「成熟した」銘柄が多く、言い換えれば衰退産業もあります。

株価が下落したときそのままがまんして保有を続ければそのうち回復するとも言い切れません。

その見極めは大変難しく、高い分析力、判断力、経験を必要とします。

私にはそれが足りなかったのです。

ブログを見るとうまくいっている方は少ないようなので私のような方は多いのでしょう。

とはいえ高配当は魅力です。個別株にリスクが多いならETFではどうでしょう？

多くの方がすでに書かれているでしょうが（後にピックアップしてリンクをつけておきます、ここに貼ると比べられてアラが目立つので(笑)）

私なりに４つをピックアップしてまとめました。そして３つの当選を決めました。どうぞごらんください。

高配当ETFはこんな方が向いている、また目的は？

１　S&Pより少しくらいトータルリターンが劣っても気にしない

２　配当を収入の補助に充てたい→リタイアを控えた方

３　来るべき「暴落」「景気後退」に備えたい

高配当株は配当があるので下落が少ない特色があります。

＜選んだポイントは？＞

１　高配当である

２　S&Pに対しての劣後が少ない

３　経費が安い

４　S&Pとは違った動きをする

＜候補と当選者は？＞その概要

１　VYM　バンガード高配当株ETF

高配当株ETFといえばまず選ばれる代表的存在です。現在配当3.06％

２　SPYD　経費率0.07％を実現

S&P５００社から高配当の８０社をほぼ均等に選ぶというシンプルな構成で手数料の大きな引き下げに成功。なんと本家のSPYの0.09％を下回る0.07％を実現。バンガードの安値攻勢が効いた感じです。現在配当4.5２％と今回取り上げた中では最高。

2016年設定と比較的新しいETF

３　VPU　バンガード公益セクターETF　

現在配当2.89％と他の２つよりやや低め。しかし電力、水道などの公益分野は景気変動を最も受けにくい分野です。S&Pと違う動きをするのが魅力。景気後退への備えでぜひ検討ください。

比較対象として米S&P５００ETFのVOO、全世界ETFのVT、それからバリュー株ETFのVTVです。

表にまとめました。スマホでは見にくいかも

2019	12，18
	VOO	VYM	SPYD	VPU	VTV
銘柄数	500	404	80	68	338
経費	0.03	0.06	0.07	0.1	0.04
時価総額	520.28B	37.85B		5.64B	88.99
配当	1.88％	3.06%	4.52%	2.89%	2.38%
予想PER	19.2
実績PER	22.2	17.9		23.1	17.7
リターン
5年	10.9	8.9		10.5	9.54
3年	14.9	10.7		14.2	11.68
１年	16.1	9.9		16	11.08
YTD	27.6	20.5		21	22.49
テック割合	23％	10%		0%	8%

 どれも問題ないですね。

ついでに上位１０社とその割合です。 

VYM	%	SPYD	%	VPU		VTV
JPM	3.9	JWN	1.6	NEE	11.3	BRK	3.2
JNJ	3.4	ABBV	1.6	D	6.9	JPM	2.9
PG	2.8	LEG	1.6	DUK	6.5	JNJ	2.7
XOM	2.7	NWL	1.6	SO	6.3	PG	2.2
T	2.6	WU	1.6	AEP	4.5	XOM	2.1
INTC	2.4	STX	1.5	EXC	4.3	BAC	2.1
VZ	2.4	CPB	1.5	SRE	4.1	T	2
MRK	2.1	PPL	1.5	XEL	3.2	DIS	2
CVX	2.1	WY	1.4	PEG	3	UNH	2
WFC	2	T	1.4	ED	2.9	INTC	1.9

 SPYDの構成銘柄は知ってるのが少ないです。

スポンサーリンク

公益の動きが特徴的

5年のリターンをチャートで見てみます

上からVOO濃い青がVYMオレンジがVTピンクがVPUそして紫がSPYDです

ピンクの公益が他とは違う動きをしているのに注目です。

動き自体も小さいし、昨年暮れの下げも小さいです。

来るべき暴落、景気後退ではやはり下げ幅が小さめなことが期待されます。

＜伸び率に配当を加えた５年のトータルリターンでは＞

VTが48％、VOOが70％、VYMが57％、SPYDが56％、VPUが52％VTVが60％です。

すべてがVTを上回っているのはさすが米国株！です。

この基準ではどれも合格に思えます。

あなたはどう思いますか？

私たちはS&Pに勝っている銘柄やETFにとらわれすぎていたのかもしれません。

違う視点で選んでも、もっと安全や配当を重視した視点でも、世界全体よりは上位なのです！

「能書きはいいから早く結論に行け！」

「はいはい、結論好きが多いですね」「自分もですが」

私が有力と思う３つは？

１　まずVYMは当選！

配当は３％を超えているし、景気後退での下落への抵抗力もありそうだしまず第一に選択したいETFです。実績PERの１７.９も高値更新が続く米国株では「割高感を感じさせません」なので当選。

２　SPYDも当選！　配当が４．５％は魅力。経費も安い、ただし・・・

８０銘柄均等投資というのは例がないので引っ掛かります。

個別株よりは断然リスクが少ないことは明白ですが「VYMと比べてどうなの？」と聞かれれば「わからない」としか言いようがないです。

なので「部分として取り入れるならOK」と結論しました。

これ１００％でやっても大丈夫なのかはわからないからです。

とはいえ、悪名高い「毎月分配」なんかとは違って高配当だけど、本体も伸びていきます。足食いをするわけではないです。

SP５００に入っているくらいなので「大企業」であることは確かです。

不適当な銘柄が出現したときにどうするのかは運営会社次第になりますね。

実績のある大手の「SPYD」なので（会社とETFの名前が一緒ですね）信頼はできます

３　VPU公益は取り入れたい。リタイアには適合。暴落に強そう。

配当は2.89％とやや劣りますが、暴落抵抗力が一番強いので加えたいETFです。

実は組み入れ１位のNEEネクストラエナジーは個別株として保有があります。

とにかくよく上がる電力株です。

下は５年チャート

２４０ドルを超えてきました。公益株とは思えない成長ぶりです。

追加買いをしてきましたが一つ気にかかることがあるんですよ。

米国人には気にならないでしょうね、日本人だから気になるのです

そうです、「原発リスク」です。

米国の他の電力会社と同じくNEEも原発を８基運用しています。

原発事故が起こればどうなるのかはわからないんですよ。

私は東京電力で株価が３分の１になった苦い経験があるのです。

（苦いといってもたかが少しのゼニカネの話で福島の方々の苦難には比べようもないし申し訳ないのだが、ここはゼニカネのブログなので失礼をお許しいただきたい）

NEEはNEEとして保有し、買い増しもするけれど、公益全体のETFの方が安全度は高いと前から感じていたのです。

だから個人的事情でも当選です。

次点はVTVバリューETF

ハイテク割合を減らしたいときはVPUと並んでおススメです。

とりあえず以上です。

実は「高配当ETFを取り入れる時期について」コメントいただいていました。

申し訳ありません。具体的なETF選びの方が優先すると思いこちらを先にあげました。

そのテーマについては次回にさせてください。

＜それぞれのETFについてのくわしいブログ記事、抜粋＞

みなさまありがとうございます。

いずれも素晴らしい記事ですがほかにもきっといい記事があるはず探してください、そして教えてください。自薦・他薦問わず。

＜VYM関連＞順不同

「たぱぞう」さん

米国高配当株と米国ETFの使い分け - たぱぞうの米国株投資

「ぱられる」さん

【VYM】米国の高配当株へまとめて投資できるETF【高配当ETFの王道】｜ぱられるの米国株・ETF投資

「ゆーたん」さん

https://yutan-investment.com/?p=173

「アーサー」さん

【VYM】バンガードのアメリカ高配当ETF | アーサーの米国株セクター投資

＜SPYD関連＞

「もみあげ」さん

不労所得で年金問題解決への最適解か？【SPYD】高配当ETF銘柄分析 - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる！-

「ぱられる」さん

【SPYD】米国の高配当株にとことんこだわった投資ができるETF【個性的】｜ぱられるの米国株・ETF投資

「ゆーたん」さん

https://yutan-investment.com/?p=8267

「あーさー」さん

【高利回り】スパイダー(SPDR)のS&P500高配当ETF【SPYD】 | アーサーの米国株セクター投資

 ＜VPU関連＞

「ぱられる」さん

【VPU】バンガード・米国公益事業セクターETFの分析【ディフェンシブETF】｜ぱられるの米国株・ETF投資

「ゆーたん」さん

https://yutan-investment.com/?p=1808

「あーさー」さん

【VPUセクター分析】アメリカ公共セクターは守備力が高いところが魅力！電力会社が多数を占める | アーサーの米国株セクター投資

 それではみなさまの投資がうまくいきますよう心から願っています。

お願い　下をクリックして応援いただければありがたいです。よろしくお願いします。

にほんブログ村 米国株ランキング

スポンサーリンク

www.tingisuhan.com