チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

自営業の人はイデコで「月34.5万の自分年金」を作ろう、3回の税金メリットあり

国民年金の平均受給額は5.5万円、厚生年金の3分の1

40年かけると満額では6.5万円になります。

厚生年金の平均受給額が14.5万円なので3分の1の水準になります。

厚生年金でも老後の生活費としては微妙です。

 

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国民年金の方、自営業の方は年金だけでははっきり足りません。

よく「生活保護」のほうがマシとも言われます。

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全部は足りなくても一部分にはなる

あまりの少なさに「生活保護でいいや」と掛け金をかけない人もいるようですがこれはやめたほうがいいです。もし経済的に払えないなら免除の制度もありますので市役所で手続きしてください。それも期間に入りますから。(期間は入るが年金計算は免除は2分の1、猶予はゼロ)

 

「自分年金」をつくれば解決する

手段がないなら選択もヤムを得ないですが国としても減税などの支援をしています。

国民年金の受給者は3484万人(平成29年末)と4000万人の厚生年金に匹敵するからです。(重複あり)かれらが生活保護を受けるとなると公的扶助の制度が持ちません。

だから生活保護などのセーフティーネットは本来の役目で使うことにして「自分年金」を作りましょう。

私も厚生年金の期間も少しありますが大部分は国民年金なので早くから準備をしていました。もっとも私の頃はイデコはなかったです。

一番オトク感が強い「イデコ」をフル活用しよう!

イデコは昔はありませんでした。2001年に始まった制度です。

まずはイデコのメリットは税金優遇を3回受けられること

1回目・・・かける時に所得から掛け金を除く

所得税・住民税が安くなる、国民健康保険税が安くなる。最大81.6万円が控除(除かれる)ので節税効果は大きい。節税額は所得によりますが累進課税なので見かけより大きい。

節税効果は会社員でもありますが、会社員の年間掛け金の最大額が27.6万円ですから自営業者の81.6万円は54万円も控除が大きいです。これは年金が少ないことの補完だから優遇されているのです。

かけるのは60歳までです。(これは65歳まで延長される可能性が高い)

2回目・・・運用益に税金がかからない

通常は利益に対して20.315%の税がかかりますがこの部分がゼロになります。

<シュミレーション>

30歳ではじめて60歳まで年額81.6万円の限度額をかけたとします。年5%の先進国インデックスで運用した時の利益は

60歳時点で 5422万です。これからかけたお金の2448万を引いた2774万円が運用益です。この時点では2774X0.20315=555万円の節税になります。

さらに10年間寝かせて70歳時点では

5422X1.551=8326万円になっています。

その時点での利益は

8326ー2974=5352万円の利益です。

♣資金を特に必要でないときにはギリギリまで引っ張るのが得になります。

この場合70歳から20年間の年金型で受け取ると

8326÷20÷12=34.5万(月額)になります。

これだけあれば「自分年金」として十分です。国民年金の月6.5万円と合わせれば41万になります。しかもこれは一人分ですから、夫婦の場合はさらに倍になります。

3回目・・・受取時に①退職金としての税優遇②年金としての税優遇が受けられる。

受け取りは60歳以降は①退職金として②年金として受け取れます、そのミックスもできます。

♣国際株式型は運用期間が長いほどリターンが安定して(6%くらいに)有利なのでなるべく受け取りを遅らせるのが有利。

心理的には年金型が毎月受け取れるので嬉しい。

♣税金的には70歳で一部を退職金で無税の範囲で受け取り(その分はただちに別口座で世界型、先進国型インデックス投信に再投資)残りを年金で受け取るのが最強だろう。いずれにしても70近くになったら税理士、税務署に相談するのが一番確実です。

♣その理由は年金にも税金がかかるから。年間120万円の公的年金控除はあるが上記シュミレーションだと330万くらいになり税金が発生する。それに応じて住民税、国民年金保険料なども負担が増える。いいことばかりではありません。

ここまでの結論

1 税的に有利なので自営の方はフルに利用して「自分年金」を作ってしい

2 月に6.8万円の枠はできればフルに使いたい。無理のない範囲で。

3 無理なら年に1回減額できる。

4 手元に現預金があるなら払込は続けるべきだ。休止は避けたい。

5 一時的にお金がないならサラ金やカードローンは論外だが金融公庫などで低利の2%程度の融資が受けられるなら運転資金として借りる手もある。

6 国民年金の6.5万と合わせてこれだけで28万の年金になる。(かけた年数による)

7 制度的に今後さらに有利に変更される可能性が高い。65歳までかけられるとか

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対象は世界株式を中心に

20年以上の長期なら世界株式が安定したリターンが得られます。

証券会社はネット証券大手のSBIまたは楽天で

実はイデコは手数料が安い代わりに商品が限定されています。

だから対象が多くて使いやすい、手数料が安いという点からは楽天証券とSBI証券の2択でしょう。他には悪いけど。

画面が使いやすくて初心者にオススメなのが楽天証券です。

<楽天証券のイデコ商品>一覧はこちらをどうぞ

取扱商品一覧 | 個人型確定拠出年金(iDeCo) | 楽天証券

イデコ商品   少数3位まで
楽天証券 対象 年間経費 割合
楽天全世界 全世界 0.222 100%
たわら先進国 先進国 0.11 90%
たわら日経平均 日本 0.187 10%
三井住友外国リート 世界リート 0.297 20%まで

1つで済ますなら楽天全世界を選択。手数料的には最安ではないです。

2つを組合せるならたわら先進国と日経平均の組み合わせで。新興国は入りません。

入れることもできます。入れるなら10%。

世界リートは株式と違う動きをしてリターンはほぼ同じです。

分散を考えるなら全体の20%くらい入れます。

次に業界最大手で商品数も多いのはSBI証券

<SBI証券のイデコ商品>一覧はこちらをどうぞ

iDeCo(個人型確定拠出年金SBI証券

SBI証券 対象 年間経費 割合
SBI全世界 全世界 0.15 100%
スリム全世界除く日本 全世界除日本 0.153 90%
スリムTOPIX 日本 0.167 10%
ニッセイ日経平均 日本 0.172 10%
スリム先進国 日本以外先進国 0.117 80%
スリム新興国 新興国 0.204 10%
三井住友外国リート 外国リート 0.297 20%まで

こちらは商品が多いです。

しかしどちらでも大丈夫です。

♣ファイナンシャルプランナーの方が雑誌に載せている構成とはだいぶ違います。

しっかりと資産をつくる必要がある自営業者は「攻める」必要があります。

消極的な債券などへの投資は不必要、一直線で、最短で、最強の投資を目指しましょう。

イデコ以外にも投資はできる

まずは一番節税効果が大きいイデコの枠から埋めましょう。

他にもつみたてNISAや普通のNISA、自由枠投資などお金がイデコ枠をあふれれば投資ができます。

目標ができれば仕事にも力が入る

将来が不安では本業にも差し支えます。将来の不安を取り除きましょう。

また将来が見えない業種もあるでしょう。そんな時暗くなっていると、体にも良くないです。何とかお金を作って「自分年金」を作り安心しましょう。

余裕ができると「アイデアや工夫」も湧きやすいです。

特に最近のSNSを通じた営業活動は精神的な余裕があることが必要です。

 

がんばってください。応援しています。

以上です。

 

今回の動画はこちら→https://youtu.be/phjcgRtqzR8

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