チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【リタイア後資金づくり】株式から撤退して失敗するケース

暴風雨のイラスト

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強力な台風19号が関東に来そうです。

台風といえば西日本のイメージが強いですが、15号の千葉に続いて関東に影響が出そうです。お気をつけください。

私の地方も昨年の大雨での道路損壊などがまだ復旧していないところが多いです。

温暖化とともに台風も強力になったようですね。

 

昨日の米国株は金曜にも関わらず1%超の上昇になりました。ハイテクが堅調でした。

反面、高配当や債券は安かったです。昨日書いたMOも8%を超す高配当株なので0.9%安なのは仕方ないです。しかしMCDやNEEよりも下落幅は小さかったです。

S&Pは

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インデックスは50日線を明確に上に抜けました。

上値を結んだ上値抵抗線を突破しないとレンジ相場になりそうです。

突破すれば新たな相場の展開。

 

さて昨日までリタイア後の資金作りとリタイア後の暮らしを書きました。

普通にやれば全員がリタイア資金は問題なく作れますが今回は失敗するケースも考えたいと思います。

 

 

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1 投資をしないで現預金で保有する

複利の効果が得られずインフレに負けてしまいます。年1%のインフレ率なら30年後には70%になっています。

イデコでは節税もできますがその効果も得られません。

貯蓄をよほどがんばらないと目標額に達しない可能性があります。

 

貯蓄ができない原因としては

(1)生活が派手

年収が1千万を越えていても金融資産がまったくない人の割合は結構高いそうです。

(2)ギャンブル、風俗、飲み、ソシャゲに使ってしまう

「江戸っ子は宵越しの銭は持たねえ」とは気風がいい言葉です。

しかしお金的には「気風」が悪いほうが残ります。

 

近年はソシャゲが10兆円の規模だそうですから、ギャンブルに次ぎますね。

飲みや風俗は私は詳しくないですが「お金を吐き出させる」上手な仕組みになっているのでしょう。入れ込まなければ問題ないです。

(3)結婚・離婚を繰り返す

離婚する人の割合が増えています。離婚率は35%だそうですから3組に1組が別れているのですね。一人で何回も繰り返す人も多そうです。

 

離婚すれば何かとお金がかかります。養育費などで制約を受けることもあります。

 

離婚を避けるためには「始めから結婚しない」という選択はアリかもしれません。

フランスのように「事実婚」にも社会保障を適用すれば済む話です。

 

子供もいらないと思うようなら結婚しない選択が今後増えそうです。

2 投資を試みたが続かなかった

今後の景気後退でこのケースは増えそうに思います。

初めに対策ですが

積立NISA、イデコ枠では「インデックス積立」はどんなことがあっても堅持する。

で解決します。インデックスはこだわりがなければ「スリム先進国」でOKです。

投資をやめる原因としては

(1)下落で含み損が負担になり解約する

新興国などのボラの高い投資対象だとインデックスでも投資がいやになりすべて解約して投資から離れる可能性が高いです。

新興国通貨建て投信も同様です。

(2)個別株の下落で収拾がつかなくなり投げ売って撤退する

これはリーマンで多く見られたパターンです。

「どうせハイテクなんか買ってたんだろう」と思いがちですが、あの時は普通の株でも半値に銀行株なんか十分の1くらいになりました。シティは20ドルから1ドルになった。ハイテクも下落しました。

 

インデックスならまだ保有のモチベーションが続きますが個別株では果てしなく下落が続くと保有に自信が持てません。

長期の上昇相場で下落への抵抗力が減っている

米国株ではリーマン以降、上下はありましたが大きくみると10年以上下落相場がありません。

下落に対する抵抗力は明らかに下がっています。

個別株中心の人は今度の景気後退、株価下落で撤退する人の割合は高いと思います。

(3)投機的な売買で懲りて撤退する

株式を投機的に利用すればFXと同じゼロサムになります。

株式投資の有利性はあくまで数十年の長期で発揮されるものだからです。

1年以内の売買ではFXとの差はほぼありません。手数料が安くレバリッジが高い点ではむしろFXの方が有利かもしれません。

 

ゼロサムでのFXでは成功者は千人に一人と言われます。

一回一回の勝敗は50%なのに繰り返すことで差が拡大するのですね。

 

投機では数百億というスーパースターが出現する一方でうまくいかない人の割合はとても高いです。

リタイア後の資産づくりには全く不適と言えます。

(4)投資ポピュリズムに要注意!

政治の世界では英国のジョンソン首相や韓国の文在寅大統領のように民族主義的な主張で支持を拡大する「ポピュリズム」が盛んです。トランプもこの中に入りそうです。

 

投資の世界でも「ポピュリズム」はあります。

読者に「心地いい夢」を吹き込むのです。

 

投資は幅が広くあいまいなので「リタイアに向けて投資しなきゃあ」と思っていても違う方向に知らず識らずのうちに誘導されるのですね。

 

 

「リタイアに向けての投資」だけに的を絞れば上記のように、イデコとつみたてNISAを利用しての先進国インデックス積立で結果は出ますのでそれ以上の情報はいりません。

 

しかし投資ブームを利用して、投資を「ネタ」として利用するグループや人は多く存在します。

 

あくまで「ネタ」なので投資する立場ではなく「刺激のある、エッジの効いた」情報になります。

 

「責任を取らなくていいなら何でも言える」の世界です。

 

ネットでも本でも「推奨株」がたくさん出されていますが「そんなに自信があるなら自分で買ってもうけろよ」と突っ込みたくなりますね。

 

彼らはゴールドラッシュで金で当てようとする人たちにショベルやジーンズを売って成功した事例を目指しているのです。

 

彼らは欲望を刺激する

ⅰ 短期間に金持ちになりたい欲望につけ込む

短期間なら株式投資の有利性はなくなりギャンブルになります。

それはすでに投資ではないのですが、多くの人を惹きつけます。

「十倍株発掘」とかいうやつです。

ⅱ 目先の現金や商品に弱い心理につけ込む

本来の「インカムゲイン投資」は奥が深く難解です。

安易に人の意見で参入しても後始末に困ります。

しかし「高配当」の誘惑は、本来の形でない「高配当投資」に多くの人をひきつけます。

現在でも日産やJTなどで高配当だが本体の下落で収拾に困っている人は多いです。

今後の全体の株価下落では進退の行動がより難しくなります。

 

♣これらはやるにしても積立NISAやイデコとは別枠でやるべきです。

尖った銘柄の特徴はいい時はいいが悪い時は「目も当てられない状況になりやすい」ことです。

短期間で儲かる株に群がる人は同じ行動を取りやすいので、崩れた時は「ストップ安」で取引が成立せず撤退も不可能になります。

ストップ安がない米国では信じられない下落幅になります。

♣私がリーマン前にしていた香港株では会長の逮捕で99%安というのもあった。

その後取引停止。持ってませんでしたが。

 

今回の結論

リタイア資金がたまらない原因は

1 お金の使い方、暮らし方に原因がある

2 「リタイアに向けての投資」から逸脱した投資に原因がある

なので、ちゃんと取り組んでいれば関係のない場合です。

 

以上です。ほとんどの人には関係のない話でした。しかし失敗のケースを知っていれば避けることもできると思い記事にしました。

 

それではみなさまの良い投資を!

 

今回の動画は→ですhttps://youtu.be/hEQvL7aj6GU

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