投資での必要以上の消耗を避けて今を楽しく過ごそう
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それぞれの時期を精一杯楽しく生きよう
今を我慢しても将来同じように楽しめるとは限りません。
体力などが違うからです。
だからそれぞれの時期の楽しみがありますね。
時間的制約とストレスでなかなか条件が厳しい人もいます。
私も仕事をしている時は月に2日ほどしか休めず随分ストレスがありました。
現在はしこたま時間はあります。だから今までの不自由さを取り戻すくらい遊べればいいのですが、体力や、とりあえず現在は「腰が痛くて」制約を受けています。
つまりそれぞれの時期にそれなりの障害はある。と思います。
だから、忙しいなりに工夫して楽しむのがいいですね。
減らせるストレスはなるべく減らす
大きなストレスの一つが「将来への不安の対策」「リタイアに向けての準備」
「リタイア後の資産の確保」です。
これは突き詰めればきりがありません。
「これがいい」という究極の答えが存在しないからです。
それは将来が流動的で予測がつかないことに原因があります。
「資金増やしレース」での勝者が人生の勝者と言えるか?
70歳でリタイアしたとして残りの健康寿命は十数年に過ぎません。
昨日まで書きましたがその時点で年金以外に資産が1円もないのは大きな問題です。
最小限プラス5万円なり10万円の余裕資金も確保したいところです。
しかしある程度を超えればお金の価値はどんどん低下していきます。
若い時はあればあるほど幸せ度が増すと考えますが、そしてなるべく多くの資産づくりを目指しますが、人間の体には限度があります。
月に10万を越えて20万、30万・・・と余裕資金が増えればそれなりに満足度はマスでしょうが、増え方の曲線はだんだん水平になっていくでしょう。
オレはこんなにも資産があると威張りたい、マウントを取りたいなら別ですが実質的には限度があります。
積立NISA、イデコでとりあえず十分な資金作りができる
イデコの枠は立場によって違います。企業年金がない場合は月額2.3万円です。自営業は6.8万。
これと積立nisaを合わせた年額65万円を使えば十分な資産ができます。
下の表は年額60万円を投資した場合の表です。
インフレ率を除いた実質で20年、30年の長期なら手堅く見積もって米株なら4~5%、海外債券で1~2%が見込めます。ここは全額株式で行きましょう。
債券はリタイア後にも買えますから。
年60万 | ||||
年数 | 5% | 4% | 3% | 2% |
10 | 755 | 720 | 687 | 657 |
15 | 1295 | 1202 | 1116 | 1038 |
20 | 1983 | 1787 | 1613 | 1458 |
25 | 2864 | 2499 | 2187 | 1922 |
30 | 3987 | 3365 | 2855 | 2433 |
35 | 5420 | 4419 | 3627 | 3000 |
40 | 7248 | 5700 | 4524 | 3624 |
45 | 9582 | 7260 | 5562 | 4314 |
50 | 12561 | 9159 | 6768 | 5075 |
70歳でリタイアするとして残りの年数で予定金額が算出できます。
それと退職金や自分の枠での投資を合わせたものがリタイア時の資産です。
昨日計算したように月に5万で1800万、10万で3600万ですから、軽く達成しているのではないでしょうか。しかも現在の投資や退職金も合わせての合計です。
それ以上の資産はいわば「余裕のさらに余裕」の部分です。
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つみたてNISA やイデコの期限は気にしなくて良い
長期投資の気持ちを邪魔しているのがつみたてNISA やイデコが「永遠」でないことです。
その引き換えに税法上の優遇を受けています。
気にする人も多いですが、私は気にすることはないと思っています。その理由は
(1)今後制度が延長される公算が大きいこと
(2)税法上の優遇措置がなくなるだけでその後は自分で運用すればいいこと
積み立てNISAもイデコも期限がくれば無税で換金できます。
その後、全部を、同じもの、あるいはより有利なものに自分で投資すればいいだけです。5分で終わります。
その後は税金が気になりますが売らなければ税金は発生しません。
そしてほとんどの方が「売る必要はなく運用を続ける」でしょう。
リタイア時はキャッシュリッチになる場合がほとんどだからです。
リタイア時に「配当受け取り型」「受け取らない型」を選択する
イデコは税制上の特典はなくなってもいいのでそのままの投資が継続できるようになるのが望ましいです。長期になるほど有利だからです。
制度の改良が望まれます。
しかし現行の制度でも、一旦現金化して受け取った後は自分で同じ投資をすればいいのです。
さらに手数料が安かったり有利なものがあれば替えればいいですが基本的にはインデックス投信は継続がいいと思います。
積み立てNISAも同様です。
退職金その他の現金については新規投資になります。
株式に偏りすぎているのが嫌なら債券の割合を多くする選択肢もあります。
また上記の乗り換えも含めてですがリタイアを機に「配当型」に乗り換える選択もあります。配当をもらったほうが投資を取り崩すより気楽で嬉しいからです。
とはいえ現役時は稼ぎがあるので配当、現金収入の必要性は薄いです。
もらってもそのまま再投資するくらいしかありません。
しかしリタイア後は稼ぎがないので収入は気分的に嬉しく感じます。
実際にはリタイア時は退職金の処理に困るくらいキャッシュリッチなので配当を当てにする必要はないですけど。
そう考えると手元の現金がなくなった頃に「配当型」に転換する選択もあります。
現金が減るのは嫌な人が多いので人気はなさそうですが合理的ではあります。
具体的な対象はやはり「インデックス型」あるいは「高配当ETF」がいいと思います。
S&Pでも2%弱ありますから。ドルで買うわけです。配当もドルになります。
先進国インデックスをドル建てで乗り換えるならVOO+VEUでコスト最安で投資できます。
配当は5千万の投資なら年90万、手取り72万が得られます。月額なら6万。
個別株ではさらに高い配当のものも多いですが、リタイア後に個別株を持つのはストレスも伴うのでお薦めはできません。
高配当株ETFのVYMくらいが安全でいいのではないでしょうか。配当も3%あります。
リタイアまでの投資がシンプルになりストレスがなければ今を大いに楽しめる
少しくらいリターンが良くてもストレスが大きければ楽しめません。
さらに今後の景気後退ではストレスで株式投資そのものを辞めてしまう人が多く出るでしょう。
シンプルにしておけば、今が楽しめるだけでなく、投資からの撤退のリスクが格段に少なくなります。
好きでやる投資は大いに楽しもう
上記の投資はみんなに必要な必須科目でした。
株式投資が好きで興味がある人は「選択科目」で、上記とは別枠で楽しくやればいいです。
一種の趣味です。余裕があればうまくいく可能性も高くなります。
とはいえ、筋肉やスポーツやアウトドアの価値は高いので筋トレに励むのは重要です。
年を取ると信じられないくらい筋肉は落ちます。もともとそんなになかったですけどね。
やや、脱線しそうなのでこのへんで終わります。
今回の動画は→ですhttps://youtu.be/eqOzcv-GAVU
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追伸
月額600億ドルの巨額の量的緩和をしれっと発表。
FRBが膨れ上がった資産を縮小するのを諦めたのが昨年です。
今度は再び資産拡大=量的緩和に早くも打って出ました。
リーマン以前の正常な状態には戻れないことがはっきりしました。
♣もっとも余裕のある米国が戻れないのだから他に戻れる国はない
つまり株式投資は適切という結論になります。
それではみなさんの良い投資を!
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