チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

激動の10月一週目、個別株チャートチェック、MOはアイコスで反転なるか?

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いや米国株は先週は大変な一週間でしたね。

週初めは製造業景況感指数が2ヶ月連続で50割れで売られ、雇用統計の先行指標の予想割れでコレまた売られ、そのまま下落相場入するかと思われましたが、週末に反発しました。

雇用統計は予想を若干下回ったものの、すでに完全雇用に近いので数字が伸びにくい面もあります。底堅いと思われて上昇しました。

売り込んでいたショート筋、空売り筋が金曜はあわてて買い戻しに入ったようです。

 

昨年の10月からの12月クリスマスまでの長い下落を連想させる悪い流れでしたが、少し持ち直した感があります。

具体的に指数と私の保有株を中心にチェックしたいと思います。

今回もチャートが多いのはお許しください。また持ち株に関係ないのはスキップください。

1 まずS&Pです。

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火水の大幅な下落で50日線を割りました。下値を結んだ線を下に破りました。しかし木曜の長い下ヒゲ付き陽線と金曜の棒の上げで50日線を回復しました。

 

チャートの形はレンジ相場の一種である「三角持ち合い」に見えます。

全体をわかりやすくするために2年チャートで見ると

今年に入ってからのチャートは上昇トレンドです。下値を結んだ線がトレンドラインです。

今回下ヒゲでトレンドラインを下に破っています。

上値を結んだ線が「レジスタンスライン」です。9月に7月の高値を抜けていないので純粋に上昇トレンドかは怪しくなっています。

今回の反発がレジスタンスラインを抜けずに下落すれば「三角持ち合い」になります。

三角持ち合いは最終的には上か下にブレイクする。

上か下かは今はまだわかりません。

そのまま下落するケースよりははるかにマシですが、そのまま上昇するとも思えません。

どちらかに決めて行動するのはリスクがあります。

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<個別銘柄>

 

1 MSFT

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驚くことにインデックスより安定しています。

8月から50日線をはさんでのレンジ相場です。

評価→安定、盤石

2 V

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JPMの無料決済発表で大幅下落しその後もジリジリと下げる悪い流れでした。

今回の反発で「悪い流れから抜け出した」とはとても言えないけど、ひとまず反発しました。

判定→今後に注視

これからも新しい競合の決済サービスが発表されるとかなり売られそうだ。

今後は「とりあえず売る」のが賢明に思える。みんなそう思うから余計に下げが大きくなる。

決済系は今後5年位のスパンで見ると業界に大きな変化がある可能性は高い。

 

優良株だからと安心せずにロットごとの「損切り設定」「利確設定」を用意して不本意なニュースでの下落に備えたい。

3 MA

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Vと似ているがVより少し強い感じ。

評価→V、MAともに反発が本物かはわからないので不安定に思える。→売り買いともになし。

4<MCD>

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 ウインディーズとの朝食戦争懸念、その他で下落も復調傾向だったが景気後退への下落に伴い下落。

従来不景気には強いことに定評があったが今回は市場と同じ動きをした。

レンジ相場がはっきりしていれば下げたところは買いチャンスだがそうとも言えないようだ。

評価→盤石に強いとは言えない。チャートは下落トレンドに入るのか、レンジ相場になるのか現時点ではわからない。→売買行動はなし

5<SBUX> とりあえず続落は回避した。決算次第で復調も

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12%の2ケタ成長から2020年は9%の一桁成長になるとの会社側の早期のガイダンス発表で下落、すぐにリバウンドして強さを見せたが、その後市場全体よりも弱い動きで下落。

ここ2日で反発してとりあえずの続落は免れた。

下落基調が転換するかどうかはまだわからない。現在保有はないです。

評価→10月の決算次第。下方修正はほぼ織り込んだように思う。ただし現在の予想PER31台は割安感はない。今後に注目。チャートからは下げ止まり、下落基調転換は確認できない。

6 NEE

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市場より強い動き。RSIが69とやや買われすぎ。予想PERは28と割安感は少ない。

自分的には買い増しの時期に来ているのでどこかで買う予定。

7 番外編 MOアルトリア アイコス発表で今後の下落トレンド転換に期待

電子タバコの禁止で多額出資して子会社にしたラブの価値が激減。

PMとの統合話も流れていいところなしだったMO。

明るい話題がアイコスの米国売出し。

FDA当局の厳しい監視で業績への寄与は先になりそうだが、とにかく明るい材料ではある。

米国駐在員で私より少し米国に近い「もみあげさん」に詳しい記事があります。御覧ください。

8%高配当銘柄アルトリアが米国でiQOS販売開始 株価爆上げにならない理由 - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

 

さてチャートですがまず下は2年チャート

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上値を結んだ線がトレンドラインです。

下値を結んだ線がサポートライン。

きれいな平行線になっています。

典型的な下落トレンドです。

 

下落がそのまま続くとサポートラインを下に抜きます。

今回の反発からそれが止まればとりあえずは上出来です。

47ドルくらいのトレンドラインの突破までにはまだ距離があります。

 

もう少し詳しいチャートを見てみます。

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3ヶ月ではトレンドライン突破の可能性がある。

7月くらいで角度を強めて下落しています。

3ヶ月位の短い期間で見るとちょうど今トレンドライン上に抜いたところです。

これをはっきり越えると下落トレンドが変わる可能性はあります。

 

財務的、業績的には問題なしです。電子タバコラブののれん代償却がありますが毀損価値は3千億円程度ですから影響は大きいとはいえ限定的です。

 

予想PER10.93、配当8.23%と割安です。(SBI証券)

下落トレンドが転換さえすれば上昇は可能と見ています。

 

自分は保有があり一部を売っています。トレンドが転換すれば買い戻しを考えます。

<長期債券ETF、VGLT> 通常軌道にもどったか。

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長期金利次第です。急速な金利低下で1.5%を割り、90ドルを越えるまで買われたのが8月、その後1.8%までの金利の戻りで売られて84ドルまで下落、現在1.5%まで低下して再び株価は上昇しました。

 

8月の出っ張りをならせば順調な上昇と言えます。

FRBが金利下げを続けて行けば長期金利も1%を割るのが自然ですからまだ上昇余地はあると見ています。

というか安全なドルの置き場所と捉えています。

 

懸念はインフレでFRBが金利を上げなければならない時です。

そうなると米国経済は失速します。可能性は少ないと思いますが可能性はあります。

 

以上です。くどい内容で恐縮です。個別株はみなさまと一致しないと思いますがどれか一つでも重なればいいのですが。

それではみなさんの良い投資を!

 

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