チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

米国株では「損切り」は受け入れて「市場退場」を防ぐ、プラスサムだから

景況感指数が2ヶ月連続の50割れで昨日は下落しました。

S&Pは50日線を割りました。

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MACDはさらに下落を示しています。

昨日も載せましたが、たった一日でチャートの景色は随分変わりますね。

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MCDがJPMの売上伸び悩み予測で下落

昨日チャートは「強い」と判断したMCDですが昨日は-2.65%と大きく下落しました。

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こちらもせっかくの好形が一気に崩れました。前回はウインディーズとの朝食の競合で下落がありました。

買い増しは当面できません。

昨日のブログ記事のとおりに昨夜スタバを売りました。

オープニングで売りました。86.6ドル。それからも一直線に下落して終値は86.51ドルのー2.16%安。これでSBUXの保有はなくなりました。長期債券のVGLTに乗り換え。

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ちょっと変則ですが「ヘッドアンドショウルダー」と見られます。だとすると次は84ドルが抵抗線になります。

とはいえRSIは31.22と売られ過ぎを示唆しています。

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損切りは「株式投資では避けて通れない」、インデックス以外では

日本株では利確ルールが一般的

スタバは7%の損切りです。こういうのを書くと「損ばかりしていて大丈夫ですか?」と言われたりします。

株式の記事としては「〇〇円儲けた」という方が人気があります。夢がありますからね

 

日本では長期に低迷、下落が続いたので「早く利確しないと下がってしまう」という意識が植え付けられています。

だから「20%上昇したら利確」みたいな自己ルールが推奨されます。

米国株はプラスサムなので「長期保有」が有利

しかし長期では上昇を続けてきた米国では大きな資産を築く最も適切な方法は「長期保有」とされています。

長期で上昇=プラスサムだからです。

 

この方法を実践すると「利益確定」はしないので利益が出る機会がありません。

危機回避、リスク管理で売った株が「損切り」になるか「利益アリ」になるかの違いです。利益は出てもわずかです。

「利益は具現化せずに市場に置いておく」という考えですね。

大きく増やすためには「見切ること」も大事

自分の投資を増やそうとすれば「不本意な株」は手放す必要があります。

今回のスタバは会社がダメなのではなく私が買ったタイミングがたまたま適合しなかったのです。

こういうことは個別株投資では「受け入れるしかない」と思っています。

受け入れられないのなら「インデックス投資」をすればいいだけです。

個別株投資で「損切りをしない」と退場の可能性が高まる

「損切り」は精神的苦痛を伴います。お金の損も実現化します。

だから「損切り」をしない投資法を勧める人もいます。

また「自分の買値には合理性がない」ことも「損切り」をしないことを後押しします。

 

「損切り」をしなかった場合のマイナス面を考えました。凡人の場合です。

「損切り」で他の株を救う、市場にとどまれる

「損切り」というのは8%、10%のラインで損を限定して、損を具現化し、リスク計算から消し去る手法です。繰り返しますが合理性に基づいた行動ではありません。

 

その目的はだだひとつ「市場にとどまる」ことです。

 

市場にとどまっていれば、他の株はプラスサムですから1日に0.02%の割合でリターンをもたらしてくれます。

 

損切りになった株はいわば他の株、投資の犠牲になってくれたといえます。

「損切り」なしだと「市場から離れる」確率が高まる

損を抱えた銘柄群への抵抗力には個人差があります。

だからひとくくりに「耐えられない」と決めつけることはできません。

 

しかし多くの損銘柄を抱えていては「新規投資」への意欲は減退します。

「できれば投資は縮小しよう」という心理になっているからです。

 

そして「大幅下落、暴落時」に耐えられなくなって全株売却・・・

という流れになります。

そういう人は多く、同じ行動を取るので、みんなが売った時が「セリングクライマックス」となって大底をつけることが多いです。

 

つまり最良の投資機会に市場を離れるという逆の行動を取る可能性が高いのです。

これは統計としてなので、個人としてはまた別です

 

自分が大多数の「大衆」の中に入る可能性があると思えば、「損切り」戦略は大いに役立ちます。

一旦市場から離れると永久に「プラスサム」の恩恵を放棄することになる

プラスサムの恩恵を受けるためには「市場にとどまること」「市場にお金を置いておくこと」が重要になります。

だから大幅下落でも安心して市場にお金をおいておける「インデックス投資」は非常に有効な戦略です。

 

個別株の場合はちょっと複雑です。

選んだ銘柄が間違いがなく、下落しても必ず復活するならば「損切りの必要」はなく、どんな下落でも売らなければいいだけです。

 

しかし、どれかの条件が欠けるのなら、つまり①会社の業績が復活する自信がない②下落でも手放さない自信がない、この戦法は取るべきではないです。

 

そういう人は、次善の策ですが「損切り」することにより「最悪の事態」「市場から退場する」を避けられます。

 

ごちゃごちゃしましたね。すっきりまとめます。

株式市場から退場する最悪の事態を避けるには

<凡人にも可能な方法>

1 インデックス投資をして下落時にも売らない

2 個別株では損切り、ロットごとリスク管理をこまめにして暴落に対処する

<熟達者、達人にだけ可能な方法>

3 適切な銘柄を選ぶこと、そして下落でもそれを売らないこと。

理論的には3は2に勝ります。

 

私は凡人なので当然3の方法はパス。こまめにロットごとのリスク管理ですから「損切り」の回数は多くなります。

 

以上です。これから悪い指標も出てくるでしょうから、大幅下落に備えて自分なりのリスク管理のルールを決めると守備力強化になると思います。

今回の動画はこちら→https://youtu.be/puVbIfdFZEA

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