景気後退を「織り込み済み」にして人生をしっかり楽しもう
リーマンショックの記憶が強すぎるのかもしれない
資本主義は定期的に好況と不況を繰り返してきました。
それは避けることができない面もあります。
しかし、不況は非正規の仕事をしている人や若者、地方といった経済基盤が弱い層を痛めつけます。
新卒時がどの時期に当たるかで一生が大きく左右される日本の「新卒一括採用」には問題があると以前記事にしましたが、最近は逆に恩恵を感じている人が多いようです。
さて2021年頃の世界的な景気後退が予想されています。
日本もオリンピック後の不景気が噂されています。
私達が景気後退に異常に敏感になるのは「リーマンショック」のイメージが強すぎるのかもしれません。
あれは100年に1度と言われ凄まじいものでした。
しかし100年に1度ですから連続して起こる確率はまずないです。
異常に恐れすぎているのかもしれません。
本業に影響があるなら対応が必要
来たるべき不況に対しては各方面で対策が必要です。
輸出入に頼らない消費の拡大・・・
消費税を上げて消費を抑制する日本は逆行になります。
ポイント還元とかありますが9ヶ月の期限付きです。
消費関連は厳しいです。
また自分の雇用に心配があるなら、人手不足で企業が社員を集めたがっている今のうちに多少の欠点には目をつむって就職しておく防衛策があります。
堅実さ鉄板の「公務員」も職種によっては募集してたりしますので「人手不足ムード」の今のうちにもぐりこんでおく作戦は有効です。
転職するなら今のうちです。オリンピックまでです。
投資関連は景気後退は織り込んでおこう
不況になってから心配するのは精神的にストレスです。
だから今のうちに投資をスッキリさせて景気後退を「織り込み済み」にしておきましょう。
具体的には
1 現在の投資のリスクを減らしておく
(1)今のうちに利確して量を減らす方法。
将来持つのが不安な投資は利益が出ていれば売ってしまう方法があります。
損をしていれば損切りになります。
両方あれば「合わせ切り」で損益を相殺できます。
♣利益を出すために無理に有望株を売るのはやめたほうがいいです。損の方が大きければ確定申告して3年先まで持ち越せます。
(2)インデックスに移行して質をコントロール
自己ルールでは米国インデックスはリスクとみていません。売らないからです。
極端に言えば自己ルールでは全部インデックスに転換すればリスクはゼロです。
だからインデックスへ転換すればその分リスクは減らせます。
また自分の決めたリスク、例えば50万円とかの範囲に収めておく必要があります。
まず売らずに保有を決めた銘柄を除外します。
売る可能性がある銘柄は「個別管理」のやり方だとそれぞれの銘柄のそれぞれのロットに対して設定ラインとの差額でリスクが算出できます。エクセルでの管理がやりやすいです。
面倒ならロットをまとめたり、銘柄ごとにして管理すれば簡略化できます。ただしロットが大きくなるにつれて実際の売却が難しくなります。
♣例えばMSFTが5つのロットで買ってあるとして別々なら株価の下落で例えば5分の1ずつの売却になりますが、トータルで管理していると、全体のライン価格は下がるものの全部売却することになり精神的負担は大きいです。小さく分けている方が精神的には楽です。
実際にやった方はおわかりだと思いますが一気に処分するのは精神的には抵抗が大きいです。実行できない可能性は高いです。
♣繰り返しになりますが「自分の買値」にこだわる合理的な理由はありません。精神的な負担を減らすための「方法」「方便」です。
計算してみて自分の計画通りならもう景気後退、株価下落について考える必要はありません。
2 株価や景気の動向よりも今の生活をしっかり楽しもう。
いくら株が下がっても空は青いし海はきれいです。
あとは自然を見る人の、接する人の心理状態次第です。
「株価が気になって友達や恋人と楽しめない」あなたは株にやられています。
事前の準備が足りなかったのです。株式投資にやられてはいけません。
雨具の用意をせずに登山に行って急に雨に降られたようなものです。
がちがち震えている人に新聞紙を渡してあげている親切なベテランもいました。
私も持って行ったことはありました。
いつもは読んだらゴミ箱に捨てられる新聞紙がこれほど暖かいとは経験しないとわからないものです。
株式投資もリーマンショックから10年以上が経ち市場参加者が「大幅下落」「リスク」に鈍感になっています。
しっかり準備した者勝ちです。
「株式投資」は自分の人生をより豊かに幸せにするためにするものです。
それが逆に自分を苦しめ、周りから心配され愛想をつかされるのならやり方がまずいのです。景気後退が来ていない今のうちに準備しておくべきと思います。
以上です。率直に書いたのですが上から目線の表現があればお許しください。
それではみなさまの良い投資を!
<追伸>コメントをいただいておりました。この場を借りてご返事させてください。