高いレベルの情報が必要な投資は素人には向かないし危険
みなさんは株式投資の情報をどこから入手していますか?
ブルームバーグ、ロイターの有料情報、それはレベル高いですね。
しかしお金がかかります。
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有料の会員になってプロや熟達者から情報を得ている人もいるかも知れませんね。
全米トレードチャンピオンになったマークミネルヴィニも英語ですが有料会員に情報を出しています。本もあります。「株式トレード、基本と原則」4104円とちょっと高いです。私も買いましたがオニールよりもわかりやすく現実的と考えました。時代が新しいせいもあるでしょう。とりあえずはツイッターで見るのがタダでお得です。
MarkMinevinide@で検索すれば出ます。無料情報を公開しています。内容が難しいですが。
インデックスだけなら四季報もいらない
高い本を買って勉強したのは研究投資のためでした。現在は研究投資は畳んだのでその技術は使うことはあまりないです。
とはいえ、何らかの役には立つのでしょう。
現在の私にはあまり必要がないのはそんな複雑な投資をしていないからです。
インデックスを買うだけなら米国株四季報でさえも不要です。あれも結構高いですからね。
インデックス・ETF+個別株数名柄なら情報もあまり多くは必要ないです。
決算情報はホームページで見れるので四季報も要りませんね。
複雑な投資をしようとすると必要な情報が格段に増える
まずインデックス→個別株で必要な情報は数百倍に増加します。
さらに売買の適切なタイミングを探ろうと思えば数百倍の情報が必要です。
100✕100=10000倍です。大雑把ですが。
もともとの株式投資の仕組みはシンプルなものです。
投資家が株を買って保有するだけです。
しかしそれを元にして様々な投資法が開発されています。
インデックスETFももっとも成功したものの一つです。
他は、資金の3倍の取引ができる「信用取引」
単にレバレッジ型の株を使ってもできますが。
S&Pの3ばいならSPXLが順張り3倍、SPXSが逆張り3倍。(下がれば上がる)
ナスダックならSQQQで3倍の逆張り。Sはshortの頭文字です。
しかし使う場面は限られます。大幅下落時のヘッジには使えるかもです。
先物取引、オプション取引となるとどんどん必要な情報のレベルが上がります。
時間軸に敏感になる必要があるからです。
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情報コストレシオは投資額が大きいほど下がる
情報にかけられる費用は投資額が大きいほど有利です。
JPMやGSのように数百億、数千億単位で投資する機関投資家は金額が大きいので情報コストが気になりません。というか発信する方ですが。
一方投資額が小さいほど情報へのコストはケチらなければ採算があいません。
情報がキーになる投資は少額投資家は不利です。
その点インデックス投資ならコストゼロでプロもアマも関係ないです。
ニュースはネットニュースで十分です。
自分に合った投資をすれば情報量をうらやむ必要はない
よく「プロは情報を持っているから有利だ」という素人が多いです。
しかし情報がキーになる投資をしなければ情報は不要です。
1 インデックスの定期買い
2 インデックスの永久保有
これに勝てる機関投資家はいません。
少し範囲を広げると数銘柄の有力銘柄の長期保有も準じます。
また機関投資家もピンきりです。さらに同じ見方をしているわけでもないです。
日経新聞を見ると日経先物の売買の大口が書いてありますが、買っている機関もいれば売っている機関もあります。米国系と欧州系では見方が違うことが多いです。
また奇妙なことに同じ機関、例えばGSが買いも、売りもしている場合もあります。これは部門が違うのか、ヘッジなのかわかりません。
とにかくプロといえども情報の扱いは簡単ではないということです。合従連衡、騙し合いもあるでしょうし。
そんなカオスの中に資金もコネも能力もない素人が無理に参入する必要はないです。
より有利な投資の手段がちゃんとあるからです。
それは上記のインデックスor有力株の永久保有です。
全てはショートカットのため
機関投資家や準プロの個人投資家が数々の手法、情報を求めるのは単に投資効率を上げるためです。
米国株の場合は統計的には一日で0.02%の利益があがります。(年7.2%と計算して)
それに満足できない人たちは
1 量を水増しする→デリバティブ、信用、先物
2 有利な期間だけを取り出す→頻繁な売買
3 投資家心理を利用する→空売り、オプション
着実に増やせば十分と思う素人が立ち入る必要のない領域です。
情報は末端にいくほど「鮮度も質も」劣化する
大手の投資銀行や専門家からの情報は順番に下に降りてきます。
その間に時間もかかり質も劣化します。
すべての情報を流すわけではないからです。
売買情報を流している人は自分の損になるような情報を流すはずはありません。
推奨する、レイティングを上げる前に「自分でしこたま仕入れている」はずです。
同じ投資銀行内でも優先順位があって「自分たちの退職基金」が最優先だと「黒木亮」さんの本にありました。自分の組成したファンドが買う前に買うそうです。
末端投資家のもとに日本語の紙の媒体で届く頃には時期的にも大きなタイムラグがあります。ひょっとすれば買い推奨が売りどきになっているかもしれません。
大手証券会社の推奨株は8合目と言われるゆえんです。
情報提供社に文句をいう人がいますが「お門違い」です。
そんな劣化した情報に頼る方が間違っています。
求めるリターンはインデックスの数倍まで
すべての失敗は市場を出し抜いて、市場平均の何倍もの利益を短期間にあげようとする「強欲さ」から来ています。
市場平均の一日0.02%、年7.2%も悪い数字ではありません。
かける72の法則で10年で2倍、20年で4倍、30年で8倍、40年で16倍になります。
それなのにあせって、数日で数%数十%の利益を得ようとするのは明らかに強欲です。
強欲には「損失」という報いが待っています。
短期間での戦いを挑めば「ゼロサムゲーム」になり情報量と胆力に勝るプロの中のさらにごく一部の勝ち組に、統計的にはやられるのは明らかです。
素人は多くてもインデックスの2~3倍位のリターンに満足すべきと思います。
インデックスを半分組み入れると、個別株のリターンが4倍ならトータルで2.5倍になります。この辺が目標としては上限だと思います。結果としてそれ以上になることはあるでしょう。
以上です、長くなりました。この記事は整理して「保存型別ブログ」に移す予定です。
今回のは「生記事」なのであれこれ書きました。
それでは引き続き良い休日を!そしてよい投資を!
休日お仕事の方はお疲れさまです。あなたの活躍と犠牲があって暮らさせてもらってます。感謝です。
今回の記事の動画は→https://youtu.be/lGPXETI4GxI
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