コレをしておけば景気後退、株価下落もこわくない
米国以外は今年中にも景気後退入りの可能性
中国の国家統計局が16日に発表した8月の工業生産は対前年同月比で4.4%の伸びです。
これだけ見るといい数字に見えますが、7月からマイナス0.4%でリーマンショックの3.8%に次ぐ低い数字だそうです。(16日日経新聞)
信用のあるデータとして有名な電力使用量も対前年年1.7%の低い伸びです。
国の公共投資の伸びを米中貿易戦争の影響が強い輸出の減速が足を引っ張った形です。
貿易戦争のケリがつかなければ中国は早晩景気後退入りしそうです。実質的にはもうしているかも知れません。統計に出てこないだけで。
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中国の影響が強いドイツもギリギリの低空飛行です。
韓国に至ってはリーマン時より厳しいと産業界が悲鳴を上げています。
「景気後退」というレベルでは済まない可能性が高いです。
景気後退のニュースや情報は必要ない
仕事で各国の経済状況が関係あるなら別ですが、投資の面では景気後退の情報は不要と思っています。
早く情報を入手する必要がないという意味です。
景気後退に先行して株式市場は下落します。
だから、市場より先に行動しようとする人には価値があります。
つまり「売り逃げ」です。
しかし売り行動しない人に取っては何のメリットもありません。
景気後退が終わり出口に向かう前に株式市場は上昇に転じます。
だからそろそろ出口が見えそうだという情報は貴重です。
買い出動に役立ちます。
しかしこれから景気後退になるという情報には特に価値はないです。
積立NISAやイデコで投資している人はそもそも関係ない
毎月3万円とか積み立てている人はそのままでOK です。そして景気後退で下がるのならより「割安」=「有利」になるので枠と資金が余っていれば積み増しする検討材料になります。。しかし暴落すればNHKで報道してくれますから大丈夫です。
インデックスだけの投資の人も関係ない
と私は思っています。投資先が正しければいずれ上昇するからです。新興国などは検討の余地があるでしょう。
インデックスの分はリスクから除外していいと考えています。
現在保有の分もこれから買う分についてもです。(ただし個人的見解です)
リスク計算が必要なのは個別株だけ
これも立場によって大きく異なります。
投資が古く従って買値も安く、売るつもりがなければ計算は不要です。
高配当を目的に投資されている方も売らない予定なら計算はいらないです。
つまり売らないつもりの株についてはリスクは関係ないです。
大きな下落で予定が変わると問題ですが。
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売る可能性がある個別株だけがリスクの対象になる
では実際に計算してみましょう。計算しやすいのは値段設定した場合です。
為替はとりあえず計算に入れないとして
(1)それぞれの銘柄で、あるいは「個別管理」では買ったロットごとに
リスク額=売り設定価格ー仕入れ価格
で求められます。
(2)売り価格の設定(一例、参考です、ご自分でお決め下さい)
損切り設定の場合は買値の10%下とかです。
20%以上の上昇では0%に設定。
30%の上昇で買値の10%プラス。
40%の上昇で買値の20%プラス。
以下同様
(3)利益確定を強く望む場合の設定・・・売り逃げ設定
現値(高値)の5%下
(4)上昇トレンドが不明で「利確してもOK」な場合の設定
ふさわしい名前が思い浮かびません。自分的には「弱気設定」なんですが何とも響きが悪いですね。
現値(高値)の10%下
「逆指値」に設定しておけば下落トレンドに移行した場合は自動的に損切り、または利益確定が行われます。
♣注意 下落トレンドに移行しなくても相場の一時的な下落で5%あるいは10%の下落はあるのでその時に損切り、利確が確定してしまう。その後再上昇を後悔しそうならこのライン設定は適していない。シンプルに行きたい人には適している。
売りのラインを設定しない人の大まかなリスク計算
大まかなリスク=現在の個別株の評価額✕0.7ー仕入れ価格
銘柄にもよります。より厳しく見るなら、あるいは為替込みなら0.6くらいでしょうか。
この方法の欠点・・・現在の評価額が相場により動くのでリスクも変化する。
♡個人的にはきちんと銘柄、ロットごとにリスクを計算して数値化しておくほうが暴落には強いように思います。
これから投資するリスクも簡単にわかる
手持ちのお金やこれからの収入を25万円ずつ4回個別株に投資するとリスクは単純に10万です。
そのリスクが嫌だと思えばインデックスに投資すればいいです。
リスクを取ってもその個別株に投資したければ個別になります。
景気後退、株価下落への対応、わたしの感想
どんなに情報を集めても、研究しても景気後退や大幅下落の時期を正確に把握するのは不可能です。
反面景気後退での保有株の処置を決めていなかったり、リスクを正確に把握していない人は素人投資家では多くいます。
計算したら思ったよりはリスクは小さいというのが実態ではないでしょうか。
下落した時どう行動するかを今から決めておくほうが、景気後退を心配するより優先すると思っています。
以上です。
それではみなさまの良い投資を!
個別株のリスク対応については別ブログにも記事があります。
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