【コメントへのご返事】「自分の買値に合理性はないので損切りは不要」について、アンケートでは
昨日の記事のうち「損切りの実際」についてコメントを頂きました。
<ご返事>
コメントありがとうございます。
山崎元さんは「週間ダイアモンド」でのコラムをずっと読んでいました。
ただしかなりプロ寄りで高度なのでうまく取り込めたとはいえません。
参考にして「自分の買値」から離れるように努力した記憶もあります。
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整理しますと
1 自分の買値を基準にするのは合理的でない。
これはそう言えますね。「アンカリング」と呼ばれる心理バイアスです。
自分の買値が基準(アンカー)になって合理的な投資行動がとれないことです。
「市場が自分の買値を知るわけはないので何の意味もない」は事実で真実です。
その意味では自分の買値を基準にしての「損切り」は合理的でないと言えます。
2 合理的な判断ができれば投資法はかなり違ってくる
したがって買値に関係なく合理的に判断できる方には「損切り」は不要です。
さらに記事でも書きましたが「1銘柄集中投資」とか「一時に全力投資」も正解になります。
とはいえ素人では合理的に行動できない方が多数派なので「分散投資」とか「損切り」とかの手法が推奨されるのでしょう。
3 ツイッターでアンケートをお願いしました
コメントを頂いたので今朝きゅうきょツイッターでアンケートをしました。
アンケートはこんな感じ、もっと具体的にすべきでしたが
インデックスやETFと個別株では違うとか個別株でもタイプにより違うとのご意見をいただきました。そうですね。自分もインデックスは損切りしない方針です。
朝の短い時間ですが170人の方にご返事をいただきました。
(1)約半数の方がラインの設定を必要と感じておられます。SBIさん、楽天さんぜひ「逆指値」の導入お願いします。両社が導入されると予め価格を設定する手法が一気に一般化すると思うのですが
(2)必要ない派が約2割いらっしゃいます。
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4 方便であっても「損切り」は意味があると思う。
ゴルフで自分の打った球を見てはいけないと言われてもどうしても見る素人が多いです。もちろん自分はばっちり見ます。
プロにはいませんからプロとアマの差を感じます。
株式投資でも「自分の買値」に関係なく投資行動ができる人の割合は高くないと感じます。だから一部の「合理的に行動できる人」を除けば意味はあるしそうすべきだと思います。
ぐっと心理的負担が軽くなるからです。
ノックアウトされて投資から撤退してしまえば逸失利益は計り知れません。
5 「利食いの目標は要らない」には賛成
山崎さんのもうひとつの提案の上の方に関する利食い目標ライン不要は賛成です。
山崎さんの記事にあるように利食いには合理性はないです。上記アドレスから元記事を御覧ください。
私も「利確」はしない方針です。
6「損切りライン設定」は「狼狽売り」を防ぐ戦術
株価が下落するときは、あとから見ると「下げ始め」が一番高いです。
だから8%とか10%の損切りラインで売るのは「被害を最小限に食い止める」戦術と言えます。
反対に我慢して我慢して耐えきれなくなってからの売りは「傷が深く」なります。
精神的なトラウマから「もう株はしない」となる可能性も高いです。
だから「損切り」戦術は「損害を最小限に抑えてトータルでは大勝ちする」という戦略に適合したものと考えます。
今回のまとめ
1 損切りをするかしないかはその人の考え方しだいと思う。
2 対象に左右される。インデックスなら不要と思う。
3 個別株で損切り作戦を採用するなら事前に、できれば買った時点で「逆指値」で設定するのが一番精神的な負担が少ないと思う。→SBI、楽天では自分でするしかない。
4 どちらにしても自分のルールをどちらにするかはっきりする必要がある。
割り切っておかないと損切りしたあとで株価が上がると後悔するから。
引き続きコメントお待ちしています。
何回かに分けて買う場合の買い増しやその後の「損切りライン」「利確ライン」の設定についてはまたの記事にします。
それではみなさまの良い投資を!
今回のユーチューブ動画はこちらです→https://youtu.be/37GjCCvmf1M
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