米中国を為替操作国に認定 人民元が7ドルを切る
ダウは767ドルの暴落
2019年8月6日(火)記
週明けのNY市場は貿易摩擦の悪化と人民元の下落で大幅安になった。
ダウが767ドル安25717.74ドル▼2.9%S&P2844.74▼2.98%
ナスダック7726.04▼3.47%
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ムニューチン長官が中国を為替操作国と認定
産経新聞では 5日の中国の人民元相場は、約11年3カ月ぶりに一時1ドル=7元台に下落。中国が米国の制裁関税に対抗し、中国企業の輸出競争力を高めるために元安を容認しているとの見方も出た。貿易摩擦に拍車が掛かるとの観測から投資家がリスクを避ける姿勢を強め、売り注文が膨らんだ。
下はサーチナファイナンスより
5月の貿易摩擦の時も急落している。ドル/人民元なのでグラフが逆になる
貿易を有利に進めるために元安にしたという面と今回のトランプの関税に対する報復という面がある。もう中国側には関税をかける対象がないからだ。
いわば自爆テロというわけだ。もう少し大きく見てみると ブルームバーグから
確かに急落している。政府の意図が反映したととられても仕方がない。
人民元の下落は資本流出にもつながるので中国政府にもリスクが大きい。
特に中国の銀行は不良債権比率が高いことで知られている。
「自分も痛いが相手も痛いだろう」というプロレス技のようにも見える。
とにかくこれで中国発の経済危機の可能性はより高まった。
S&Pを見てみると(連動のVOOですが)
私の50日線で反発すれば順調軌道に・・・という路線はなくなりました。
下落の角度は5月のときよりも急でRSI(14)は28.22と30を割り込んでいます。あとは200線が抵抗線になります。
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今後は両政府の出方次第
中国政府が大胆な賭けに出たのでわかりません。この人民元安が中国の信用不安に結びつくかがポイントになります。
5月の時のように応酬で終われば収束に向かいます。
中国政府としてもとりあえず「冷水を浴びせてやれ」くらいの感じと思うのですがこれがきっかけで世界株安になる可能性はあります。
今度は本体のS&P500で見ますと
こちらはまだ昨日の下げが更新されていません。昨日の下げを入れると26週線を割っています。
安全資産への逃避がすごい
米10年債券は1.725%と大幅低下。
米長期債券ETFのVGLTは85.22ドルで+1.77%
金は1486ドルで0.66%
ドイツ10年債は-0.53%
米非製造業景況感指数は2年11ヶ月ぶりの低水準
と世界は不況入りにシフトしているようです。
<自分の作戦は?>予定通り買うつもりだが時期は未定
これがわかっているなら研究投資のサースなんかは8月初めにさっさと利確しておけばよかったのですが、わからないところが投資ですね。
もっとも6月末には早々と利確してさらに日本円に替えてスタンバイしている凄腕もいらっしゃいますが。自分はあくまで凡人なので。
VOO、VGT、MSFT、V、MAの買い増しを考えています。
底を確認してからがセオリーですがVGTへの乗り換え分がまだ済んでいない分があるのでこの値段ならVGT204.44ドル、十分なので買おうと思っています。先週218ドル217ドルで買いましたから。
たとえ世界株安に向かうとしても、最終的には米株はいち早く戻ってくるので安心と見ています。
以上です。
それでは皆様の良い投資を!
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