個別株に投資する時点でもうシンプルじゃあないと思うんだが・・・個人的にはです。
こんにちは
2019年7月15日(月)海の日祝日記
株式投資の進歩は激しいです。
先日も大手ネット証券3社の米株手数料引き下げの嬉しいニュースがありました。
私のような昔の人間には羨ましいことばかりです。
ついでに「インデックス投資」が一般的になったのもすごいことです。
はじめての人も市場平均の成績は上げられます。
ゴルフで言えば今日始めた初心者が参加者の平均スコアで上がれるということです。
もっとも最近投資を始めた人にはすべてが当たり前で感動するのは年寄りの証拠かもしれません。
スポンサーリンク
株式投資はシンプルな方法でいい
ある有名ブロガーの記事を読んだらそうありました。全く賛成です。シンプルでも十分な成果が上がりますから。
しかしその方は個別に投資してらっしゃいます。十ほど。
ちょっと話がこんがらがってきました。
美味しいとか難しいとかは個人の感じ方ですのでそれぞれ違います。
シンプルも人によって違うでしょうから初心者の方を対象に書きました。熟達者のかたはスルーください。
個別株の時点でシンプルではないと思う。
個別株を買えば管理が必要です。
四半期決算をチェックします。
一般的なチェック項目は①EPSがコンセンサス以上か?②売上がコンセンサス以上か?③来期、今年のガイダンスがコンセンサス以上か?と言われています。
全部OKの場合はそのまま保有で問題ないです。
どれかが引っかかった場合はどうするか?を決めなければなりません。
(1)1つでもクリアしなければ即売る。
(2)内容による
(3)様子を見る
のいずれかです。
米国株は決算によっては容赦なく売られます。
大きく下落しますがたいていは発表直後が一番高いです。その後ずるずると下落するからです。
8とか10とか保有があるとNGにかかる確率も増えます。
決算で迷うのならインデックスが無難
さらに決算発表は会社のホームページで見れますが決算書も説明も英語です。
行間からニュアンスを探るのは高度な能力がいります。
有名銘柄ならブルームバーグとかでも流れますがマイナーな銘柄ならひとりぼっちです。
決算NG→即売却は経験と決断力がいります。自分はすばやく動けません。
決算発表での決断に迷うようなら個別株は持たないほうがいいです。
決算に関わらず持ち続けた場合の結末は自分にはわからない
どの本にも書いてありません。ケースによるのでしょう。
下げた銘柄が復活する場合もあればそのまま低迷する場合もあるでしょう。
その確率がどのくらいかはわかりません。
ただし、そのストレスに耐えられる人は多くないと予想します。
ここまでの結論
1 個別株保有では決算でのチェックが必要
2 決算が悪かった場合どうするかの対応を決めておく必要がある。→かなり高度
3 自分のルール通りに動けるかどうかは経験次第。
4 売らずに保有する場合はストレスがかかる。
5 個別株保有はシンプルでもやさしくもない。
スポンサーリンク
インデックスならこれらの問題は存在しない
決算自体がないです。
個別に比べると何段階も簡単です。
さらにこんな苦労があるにも関わらず個別がインデックスよりいい成績を上げられる確率は20%ないです。
インデックスの1.5~2倍以上のリターンが得られるなら個別の意味があると思う
MSFTやVなどはインデックスの4倍の成長をしてきました。
ハイテクの中にはインデックスよりも4倍以上高い成長をするものは多いです。
下の図は過去5年の比較チャートです。
見にくいですが一番下がVOOでS&Pインデックスです。5年で52%の伸び。
その約2倍の成長をしているのがハイテクETFのVGT、NEE、MCD、SBUXです。
インデックスの4倍の伸びなのがMSFT、V、UNHユナイテッド・ヘルスです。
5年前にこれらの銘柄がわかれば投資していればよかったのです。
過去には戻れませんし未来も見通せません。
しかし確率的にはこれらの銘柄は今後も高成長をするでしょう。
個別株にまつわるリスクを乗り越えても投資する価値はあります。
個別がいやならVGTでハイテク全体に投資する方法が有力です。
シンプルでオススメなのはVOO:VGT=50:50です。
一番シンプルなのはVOO100%です。
しかし若い方の場合はもう少しリスクを取ってもいいと感じます。
だからVOO:VGT=50:50を押しているのです。
VOOはスリムで買えますがVGTは今の所NYでドルでしか買えません。
1株220ドルほどです。
証券各社の手数料値下げで1株だけ買っても手数料負けしなくなりました。朗報です。
また売る必要がなく永久に保有できるので本当にシンプルです。
買うのは「適正価格」ならいつでもOKです。
私の適正価格はS&P予想PERで20以下です。現在18ほどで適正です。
飽き足らなくなったら少しずつ個別株の割合を増やせばいいのではないでしょうか。
以上です。
それでは皆さんの良い投資を!
お願い ランキングに参加しています。下をクリックして応援いただければ嬉しいです。よろしくおねがいします。また読者登録もお願いします。
スポンサーリンク