各投資法を弱点から洗い直してみる(2)インデックス投資法
こんにちは
2019年6月29日(金)記
さて昨日の続きです。
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各投資法を弱点から洗い直してみる。インデックス投資法
私は古い人間なので昔はなかった投資法です。
あっという間に主流になりました。
その手数料の安さと流動性の高さで現在はヘッジファンドも多用しています。
これからもますますシェアを拡大していくでしょう。
ヴァンガードのVOOやVTIは驚異の0.03%まで年間経費が下がっています。
果たして弱点とかはあるのでしょうか。
1 上昇期にはグロースに負け、後退期にはディフェンシブに負ける。
代表的なインデックスである米S&P500は米国の上位500社の時価総額平均です。各業界が混じっており、グロースもバリューもあります。
だから、好調時にはグロースに劣ります。
相場の波を読んでうまく乗り換えができると思う方には最適ではありません。
さらに集合体ですから適切に選んだ1社または数社の個別株のパフォーマンスには及びません。
ところが不思議な事に有望な個別株を選んで組成された「アクティブファンド」の80%はインデックスに劣るという過去の結果が示されています。しかも期間が長くなるほどインデックスが有利。
インデックスは平均ですから、飛び抜けて成績のいいグループが平均を押し上げているのですね。
ならばそのずば抜けた株を見つければいいじゃあないか?
「それが自分にもできる」という思いから抜け出すのに通常は何年もの年月と経験がかかります。最後まで抜け出せない人も多いです。
インデックスが30年も上昇してこなかった日本株で特にその傾向が強いです。
だから「普通のことやってたんじゃあ儲からん、特別な才能がないと」という思想が蔓延するのです。そして投資雑誌のカリスマ投資家の投資法を食い入るように読むことになります。
日本株の個別株売買でうまくいく人は0.1%と言われていますね。
この成功率では将来の年金の補完にはなりません。
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はじめから有利な個別株を見つける必要はない。
投資を始める時に「インデックスか個別か?」と悩む必要は全くありません。
投資を始める時点で有利な個別株が選定できている人は稀でしょう。
選ぶ自己の基準が明確でないからです。
そしてたいていはその基準も何年か投資を続けているうちに変わります。
そんな時は構わず乗り換えればいいのです。
恋人や結婚相手を替えるとなると大問題ですが、株式はクリックひとつでできます。
というか変わる可能性があるうちは「インデックス」にしておけばいいのです。
インデックス→一部を有利な個別株
の流れがスムーズです。
人間時間を区切られて答えを求められると難しいです。
その点インデックス投資はそれ自体が有利な投資法です。上記のように上位20%です。
有利な銘柄が見つかった場合のみ転換すれば「手堅い」です。
業界ETFはインデックスと個別株のいいとこ取りのハイブリッド
個別株は決算書を読んだり面倒なことが多いです。値動きも独自です。
インデックスは上げているのに下げたりすると原因を見つけるまで安心できません。
そこでヴァンガードのセクターETFを使うと一気に楽になります。
私の推しはVGTヴァンガード情報セクターETF、年間経費率0.1%
ハイテク分野の会社を網羅しています。
個々の会社の内容がわからなくても大丈夫です。
MSFTやVにはリターンは負けていますがグーグルやアップルには勝っています。
ハイテク分野では5年10年のスパンで伸びる会社を見つけるのが難しいのでVGTは便利です。
ここまでの結論
インデックスは好調時にはグロースに、景気後退期にはバリューに負ける。
しかし長い期間で見ると安定度が高い。
初めての投資に向いている
セクターETFはインデックスと個別株の両方の性質を持ったハイブリッドで使いやすい
弱点2 レベルが低くてプライドが持てない
誰でもできる=能力が要らない=レベルが低い
自分の能力に自信がある人はプライドが傷つきます。
弱点3 配当が低い
VOOでも配当はあります。年1.8%ほど。ただし高配当株よりは低いです。
配当を重視する人には物足りません。
総合して
当然ですがインデックスが弱点は一番少ないです。
♡日本の良さは日本から出てみて痛感します。同じようにインデックスの良さも個別株をやってみて気づくものでしょう。若い方はインデックスばかりでなく個別投資、セクターETFなどいろんな投資をしてみるのもいいと思います。
私もまだ若いのでサースとかいろいろやってます。(笑い)
以上です。
それではみなさんの良い投資を!
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