チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

各投資法を弱点から洗い直してみる。

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こんにちは

2019年6月27日(木)記

G20が開かれます。

最近金曜日に暴騰する回数が多い印象です。

今回も米中会談が決裂しなければ、進展しなくてもバク上げの可能性はあります。

米株は最高値付近付近を航行中ですが例えばハイテクではMSFT、V、MAといった鉄板系の銘柄が引き続き選好されています。一方下位サースは弱含みです

市場は強気一辺倒ではなくて「へっぴり腰」で下落に備えている面もあるように見えます。

さて、今日のテーマは

各投資法を弱点から洗い直してみる

私達は投資を選ぶ時に「うまく行った時」のことを前提に考えます。

だから自分が気に入った投資法以外は「何回り道してるんだ」とか「危なすぎる」とか「リターンが悪すぎる」とか批判的な目で見てしまいます。

また昨日記事にしたように「立場による違い」も大きいです。

「年金が少なくリタイア後に備えて資産を最大化することが必須である」人と「余裕があり趣味的に投資を進められる人」とでは見方が大きく異なります。

同じ土俵で論議しても溝は埋まりません。

そこで今回は「逆から見て、弱点を洗い出して」自分にあっているかをチェックします。

高配当株投資の弱点

トップバッターは人気の高配当株投資です。

1 インデックスのリターンを下回る。

好調時は明らかにインデックスを下回ります。

下落時は強いとされていますが今後の場面を見ないとわかりません。

インデックスを上回らない個別投資をわざわざ選ぶ必然性はないです。

2 手間がかかる

配当を再投資したり決算をチェックしたりとインデックスに比べて手間がかかります。

♧インデックスでも配当再投資は必要ですが日本円からの投信を利用していればその手間もないです。

3 税制が不利である。

配当には国内税20%+外国税10%がかかり不利です。外国税は確定申告で取り戻せる場合もありますが個人のケースによります。またその手間もかかります。

4 下落時の対応が難しい

会社に問題があり株価が下落した場合、保有を続けるか手放すかの判断が難しいです。予め決めておけばいいですがその基準も難しいです。株価下落時も配当をもらい続けられる条件があるので判断が難しくなるのです。

5 年齢で判断力が低下してからの処置が難しい。

加齢で判断力が下がったときにはいわゆる「放ったらかし」になります。

その時にどのくらいの成績なのかはその人の持ち株次第になります。

助言者がいればいいですが助言者が誰かによって問題も起きます。

ここまでの結論

銘柄選びやその後の管理など能力・こまめさが必要と思う。

8銘柄とか保有していれば問題のある株も出てくるので対応力が問われる。

シニアになってからは大変に思う。シーゲル流であれば半分はインデックスで保有しているはずなので、70とか75歳とかの時に対処が難しい個別株はインデックスに乗り換えれば解決します。

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グロース株投資の弱点

1 値動きが大きい

過去のリターンの成績はいいですが上下の動きが大きいです。

2 当たりを引くのが難しい

ハイテクでもどれでもがいいわけではないです。また時期により流行の分野も変わります。この変化についていくのかいかないのかの自己ルールも必要です。

ついていく場合は「後追い」になる可能性があり、ついていかない場合は「勢いのいい銘柄を指をくわえて見ている」ことになります。

3 買うタイミング、売るタイミングが難しい。

初めて買う場合にタイミングが運が悪ければロスカットルールにかかってしまいインできません。ロスカット・ルールを決めないで小さい額でインする方法もありますが。

大抵の場合「最高値」を更新したときが買いのタイミングになりますが「高値で買うことに」抵抗があります。

買い増しのタイミングもそれなりに難しいです。

売りはさらに難しくなります。

アマは「早く利確しすぎる」傾向が指摘されています。これは投資家心理によるものです。早売りすると大部分の成長を取りこぼすことになります。

だから買ったら「売らない」戦略もあります。私はこれです。

4 安全圏まで到達するのが難しい。離陸時が一番大変。

少々の市場の下落に耐えられる買値より20%ほどの位置に来るまでが大変と感じます。その前にまずは10%ですが。

十分な含み益ができてしまえば「上下動が大きい欠点」は感じなくなります。

5 割安の基準がよくわからない

割安の基準には予想PERを使いのが一般的ですが、ハイテクのPERは高いことが多いです。昨年の前半まではアマゾンのPERは300台でした。

さらには下位サースのようにPER自体がないものもあります。

これはGAPP(公の会計報告)で利益を計上していないからです。

NONGAPPでは出ていますが「株式報酬」としてじゃんじゃんバラまいています。

慣れていないと「泥の上を歩くような」感覚がします。

これらはまだ本格的な下落相場をくぐったことがありませんから、どれだけ下落するかは未知数です。

個人的にはVGTの1.5倍~2倍くらいと見ていますが大きな数字です。

ここまでの結論

リターンはいいですがそれに釣られてグロースをむやみに拡大するのは考えものだと思います。シーゲル派の時と同じように、やはり半分はインデックスで保有するのが普通人には無難と考えます。

ハイテクETFのVGTはグロース的な面とインデックス的な面を併せ持つので使いやすいです。

あとひとつインデックス投資がまだですが長くなるので次回にします。

それではみなさまの良い投資を!

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