将来の下落時にどのくらいまで耐えられるで構成を決める。
こんにちは
2019年6月24日(月)
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将来の下落時にどのくらいまで耐えられるか?
S&Pも最高値を更新しました。
インデックスの定期買いは問題ないとして、スポット買いでは今ある資金をどのくらいまでつぎ込むか?は悩ましい問題です。
米国人ならともかく日本人は日本円が景気後退時には世界で強い通貨です。
現金で持っていれば何の問題もありません。
とはいえ、市場に参加していなければリターンもないとも言えます。
残りの投資期間に左右される。
現在35歳の方はリタイアまでに35年、さらに投資は続きますから50年以上の投資期間があります。
これほどまでに長いと現在の買値はほぼ関係ありません。
だから投資額は下落時に「自分が耐えられる」なら全額投資も問題ないです。
一方私のように残りが少ない場合は無理にフル投資をする必然性はないです。
インデックスなら下落も耐えられる
若い方で、フル投資でも対象がインデックスが中心なら大幅下落時も大丈夫です。
若ければ今後の労働収入が見込めるので、一時的な下落は大丈夫です。
VGTもインデックスの拡大版なので心配ない
VGTとS&Pとの比較では、上にも下にも動きが大きいです。
しかし動きは似ているので上への動きが大きいVGTを組み入れるのを推奨しています。
VOO:VGT=50:50だと上昇時でのリターンはずいぶん向上します。
過去5年のリターンを再掲します。
S&Pの2.4倍のリターンになっています。50:50で持った時のリターンは85%になります。
これは90%以上のアクティブファンド、個別株を上回る数字です。(多分95%くらい、データはないですが)
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下落時はハイテクは下げが大きくなるが
反対に下落時には下げ幅が大きくなります。
下はリーマン時の前から5年間のS&PとVGTの比較チャートです。
この時はS&Pとの下落の幅は同じ程度です。そして回復過程では2倍のリターンになっています。
しかし今度これが当てはまることはないでしょう。
リーマン時はサブプライムという中身のわからない債券がばらまかれたせいで金融システムの信用がなくなり、金融系は暴落しました。シティーなんか十分の1以下に下げたのです。金融は大きな構成比率を占めているのでS&Pの下落幅が大きかったのです。
今度の景気後退で金融システムが痛む可能性は少ないです。
したがって今度は今まで大きく上げてきたハイテクの下げはS&Pを上回ることは確実です。
昨年末の下落でもハイテクの下げ幅はS&Pの1.5倍ほど大きかったです。
最低でもこのくらいの下げは覚悟しておく必要があります。
リターンがいいからとVGTの比率を上げすぎるとマズイかも。
私はVOO:VGT=50:50を推奨していますが、リターンがいいのでさらにVGTの比率を上げる方法もあります。
上記のように5年で50:50だとリターンは85%ですがVGTを100%にすると120%です。
ただしマイナスも1.5倍なので「耐えられる」ことが条件になります。
欲張らずに50:50くらいにとどめておくのが無難と思います。
というのは、100%VGTで大丈夫なくらいの精神力があるなら個別を加えたほうがさらにリターンはいいです。
下のチャートは上記のチャートにMSFT、Vを加えたものです。
VやMSFTといった手堅い大手で5年のリターンは230%ほどもあります。3倍強になっているのですね。
これら2つを入れたリターンは
VOO:VGT:MSFT:V=35:35:15:15の場合で
割合 | |||
VOO | 51 | 35 | 18 |
VGT | 120 | 35 | 42 |
MSFT | 224 | 15 | 34 |
V | 232 | 15 | 35 |
129 |
VGT100%の場合を上回ります。
自分的にはVOO、VGTをベースにして30%くらいを限度に個別株を加えようと計画しています。適当なのがなければインデックスだけでいいし。
サースは10%までですね。
インデックスは難しい時期でも買えるのがメリット
ちょうど今のように動き方がわからない時でも安心して買えるのがインデックスのメリットと思います。
難しい時期に個別株を頑張る必要はないですから。
以上です。まったく個人の感想でした。
それではみなさまの良い投資を!
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