暴落時全力買いはどうすれば可能か?リーマン時に学ぶ(続編)
こんにちは
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昨日の続きです。
とりあえず現在のS&Pです。5年チャート
長期上昇トレンドが継続しているのかどうか不明です。次に2年では
さらにトレンドがわからないです。レンジ相場にも見えます。とにかくはっきりした上昇トレンドは確認できないです。
→今後いつ下落トレンドに転換してもおかしくない。
→なので大量投資で勝負するのに適しているとは言えません→質で勝負か。
(昨日のまとめ)
1 リーマン時には乱高下が続き底がわかりづらかった。
2 わからないまま買い場を逃した人が多かった。
3 大底をピンポイントを買うのはとてもむずかしい。
今度の景気後退、株価下落がどのようなものかはわかりませんが、リーマン時よりは小さめなことは確かでしょう。あまり大きな下落を期待するのは無理でしょう。
今日のテーマです
1 買う時期がずれても問題ない。
1 リーマン時から5年でのパフォーマンスは?
紫がVGTで89%の上昇、薄い青がナスダックで94%の上昇、ブルーがS&Pで56%の上昇。
もう一度リーマンショック以降のチャートを見てみると
薄いブルーがナスダック、ブルーがS&Pです。
明確な安心できる買い時は前回高値を抜けて上昇トレンドが確認できる4月末から5月初めになります。
そこで2009年5月1日を起点として上記の2013年9月28日までのチャートを見ると
上からナスダックで119%上昇、VGTで106%上昇、S&Pで82%上昇
と当然ながら上記のリーマン時を起点としたときより向上しています。
ここまでの結論
リーマンほどの大幅下落でも現実的な買いポイントは大底よりもかなり上になる。20%ほど。
下落前と比べて15から20%安く買えたことになる。
暴落と言ってもそんなに安く買えるわけではない。
今度の下落がリーマンより小ぶりな可能性が高いことを考えると10~15%程度安く買える計算になる。
日本円からの場合これに円高分が加味されます。
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2 1ヶ月後(4週間)と時期を決めて買ったらどうだろう? 取扱注意
これはどなたにもおすすめできるわけではないですのでご参考までに。
「ショックが起こればその1ヶ月後に買う」
方法です。根拠は「参加者が下落のストレスに耐えられるのは一ヶ月が限度」
だから1ヶ月までに投げる人は投げるので「売りが枯れて上昇に転じやすい」という理屈です。
どこまで科学的かはわかりません。その時の相場にも寄るので。
付け加えると参加者のストレスは「ショートサイド」にも当てはまります。
ショートしている方がストレスは強いです。1ヶ月では相当な利益が積み上がっていますから、一旦決済して現金化、そして仕切り直し、となるのは自然の流れです。
ショートしているのはほとんどがプロですから、同一行動になりやすいです。
上記のリーマン時のチャートでも鋭角に急落した後、鋭角に反発しているのが見て取れます。
これらの激しい上下は素人の思考を混乱させます。
さてリーマンから1ヶ月後の2008年10月28日に買った場合、2013年9月28日までのほぼ5年のパフォーマンスは
ナスダック131%上昇、VGT127%、S&P82%と上記の5月1日の適正と思われる買ポイントの数字を若干上回ります。
3 適正ポイントで確実に買えるのなら問題ないが。
着実に行動できるとは限らないのが凡人です。
急落していれば安いことは確かなので1ヶ月後あたりでとりあえず買って見るのは長期的に報われる気がします。最近の例ですと
下はMAのちゃーと
昨年の10月はじめからハイテクの急落がありました。1ヶ月後に10%ほど下げたところで200ドルで買いました。下落は浅く短いと見ていたからです。ところが予想は外れてさらに下落してクリスマス前には180ドルを割りました。
しかしその後順調に上昇して現在266ドルです。
クリスマス前の大底で買えれば最強ですが、そんな力はないので買いやすい方法だと思っています。ただしご使用は自己責任でお願いします。
以上です。暴落時の仕込みは期待しているほどうまくいかない可能性が高いと見ています。だから安い傾向で買えればとりあえずOKです。
それではみなさまの良い投資を!
追伸
「全力買いはリスクが高いですよ」というアドバイスをもらいました。私はシニアでリタイア者なので全力と言っても全資産をつぎ込むわけではないです。
若い方はそれこそ根こそぎつぎ込めますね。なんとうらやましい(^o^)
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