暴落時全力買いはどうすれば可能か?リーマン時に学ぶ
こんにちは
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利下げから4ヶ月でリセッション入りしているそうだ
この9月あるいは12月での利下げは確実な情勢です。
となると来年の前半にはリセッション入りの計算になります。
あれ?それだと大統領選挙にもろにかぶりますね。
あの手この手で株価を上げてくると思うのですが。だから実際はもっとあとだと考えています。
とはいえ大幅下落への対応も必要です。
ツイッターの記事で「リーマンみたいなのきたら安値で全力買いするぞ」という記事を見ました。確かに大幅に下げている時に仕込めれば最高です。
ショック時の底はどうやって見分ける?
まずは直近のそして百年に一度と言われたリーマンショックを振り返ってみましょう。
リーマンショックが始まる2008年9月28日の4ヶ月前からのチャートです。
リーマン破綻は9月15日です。濃い青がS&P、薄い青がナスダック
(1)ボトムとなる3月6日にはS&Pもナスダックも50%の下落をしています。
(2)単純な下落ではなくかなりゴツゴツしています。
優美な富士山も実際に登ってみると荒々しくゴツゴツしているのと似ています。
(3)急落を何日かと反発を何日かの繰り返しになっています。
わかりにくいので下落が始まってから回復するまでを拡大すると
1 私達は結果を知っていますがそれでも底を見分けるのは容易ではないです。
特に11月初めの反発は本物と勘違いします。
2009年1月の回復も本物感があります。
2 安心して上昇トレンドが確認できるのは、つまり底を確認できるのは4月半ばくらいです。前回の高値を抜いた時で下落率はリーマンを起点とするとマイナス20%ほど。
3 大底と比べると20%高く買うことになるが。
これが本流の買い方と思います。
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早とちりして買ってしまったらどうなる?
上昇トレンドに変わったとだまされた場合も本当は問題ありません。
2008年の12月の終わりくらいは前回高値を抜いて出来高も増えていい感じです。
このチャートでみて起点からー17%くらいで買いそうです。
実際は年明けから下落が始まり「真っ青」になることでしょう。
損切りする人も多そうです。ちょうど損切りラインほど下落しています。
1 だましにかかると怖くて手を出せなくなる。
信じて決断したことが裏目に出ると、再び買出動がためらわれます。
2 長期的には微差でしかない。
短期的には10%、20%下落するのは一大事です。ストレスマックスです。
しかし長期的には誤差でしたなかったです。
下のチャートはリーマン発生から現在までのチャートです。上からVGT、ナスダック、S&Pです。
上昇率はS&Pで196.6%、ナスダックで349.8%、VGTで439.9%に達します。
ここまでの結論
1 リーマン時は底がわかりにくかった。
2 何度もだましの反発があった。
♡本では上昇トレンドへの転換には①出来高の増加を伴っての②3日連続のはっきりした陽線、慎重に見るなら4日連続の陽線③直近高値を抜くこと④トレンドラインが上昇トレンドになっていること。特に下値を切り上げていることが重要
とあります。
しかしこれを当てはめると、該当する明確な買い場が見当たりません。
上昇トレンドが明確になった5月ごろ買い始めることになりそうです。
買うポイントを決めておくのはどうか?
1 直近高値から25%下落で買う方法
チャートに当てはめるとまさに「落下中のナイフ」をつかむことになります。
数々の教科書で戒められている行為です。
2 予想PERはかえって上昇する。
PERで割安を判断する方法も有力です。
ただし、予想PERだと予想EPSが大幅に下がるのでかえって上昇します。株価の下落より予想収益の減少が大きいわけです。
だから実現PERを使う必要があります。サイトによって違うので注意。
ここまでの結論
わかりにくい場合もあるのでピンポイントで神経質に狙わないようにしたい。
比較的安く仕入れられればOKと割り切る。
「買い増し」を怠らないようにしたい。前回は不十分で悔やんだ。
♧買い増しが不十分だった理由
①いろんな情報が交錯した。②チャートが乱高下した③あらかじめ買い増しのルールをきちんと決めていなかった。③が一番大きな原因です。
以上です。リーマン時を振り返って今後に活かしたいです。
それではみなさんの良い投資を!
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