性善説の限界、性悪説できちんと準備して守らないと
こんにちは
スポンサーリンク
また痛ましい事件が起きてしまいました。
川崎で51歳の男が児童に切りつけて多数の死傷者を出しました。
こういう事件が起こるとその原因・対策をめぐっていろんな意見が出ます。
性善説を信じていると対策が後手になる
1 歴史的に許す文化がある。
日本では外国に比べて「まさかそんなことはしないだろう」という性善説に従っていることが多いようです。
単一民族で島国で、平和が続いた時期が長かったせいでしょう。争いにしても相手を皆殺しという例は稀です。
許さないにしても、城主が腹を切れば部下は許すという例も多いです。
新たな支配者に対しての忠誠が期待できたからでしょう。
将棋のルールも他国と違って取ったコマをこちらの戦力として駒台に置き打って活用できます。
他国と違う独自のルールで十分だったのでしょう。
2 常識に任せた運営が多い
担当者の常識に任せた運営が多いのも特徴です。
問題になっている中学・高校のブラック部活でも指導者の権限が絶大で延々と練習させることも可能です。戦前の軍隊のようです。
アメリカのようにコーチの権限や練習時間を細かに決めているのとは大きな差があります。
こっそり練習するのを防ぐために体育館に鍵をかけるそうですから徹底しています。
まあプロスポーツの卵ともなれば何十億のお金がかかっているので父母も真剣です。ブラック練習で潰されてはかないません。
日本の高校野球のように肩が壊れても投げたいという現象は皆無でしょう。
3 価値観が多様化してくるので常識がいくつも出てくる
ある人の常識が他の人の常識と同じとは限らなくなりました。
価値観が人によって異なるからです。
部活で言えばプロ選手になりたい人と、趣味でやりたい人では大きく異なります。
これから外国の人が増えてくると価値観はさらに多様化します。
私が小さい頃は話を聞くのに相手を見ていると「文句でもあるのか?」と叱られたものです。話をするときには相手と目を合わせてはならないという指導法がありました。
同じく「食事は黙ってする、話は厳禁」「贈り物は、誠に粗末なものですが・・・」
とか現在と異なる常識でした。
また食事の時間もなるべく短く切り上げるのが良いとされていました。
そのせいか私は今でも「早食い」が治りません。
4 枠を超えた行動についての取り決めがない。
スポンサーリンク
ずいぶん前ですがハワイのオワフ島でレンタカーを借りて島を回りました。ダイアモンドヘッドに行ったのですが、かなりの山道で坂が急でした。車はトヨタのスターレットだったでしょうかアクセル全開でした。
制限速度は確か55マイルでしたが下限が45マイルで、その45マイルギリギリだったので後ろからクラクションを鳴らして注意されました。
仕方ないので広いところで何台かやり過ごしてなんとか登りました。
パトカーに追いつかれて降りて話を聞きました。
話は「そんなにゆっくり走っていると危ないよ。ここはみんな60マイルくらいで走るから合わせて走ってね」みたいな。
えっ、それだと制限速度オーバーだけど。場所が違えば考え方も違うんですね。
車社会なので、それに適した取り決めなのでしょう。
日本では最低速度はめったにないですね。
だから極端に遅く集団で走ったら交通がマヒするんじゃあないかと思うんですが。
「何の得にもならないので誰もしないよ」と言われるでしょうね。
5 社会でケアすればすべてが防げるというのは妄想だと思う。
遺伝子の研究が進んで「犯罪を犯す確率が高い遺伝子」があることが明らかになりました。
特に性犯罪は「再犯」の確率が非常に高いので情報を公開して注意を呼びかけたり、チップを付けてどこにいるかを監視したりしています。
ところが日本では「人権派」がうるさいからか対策がされていません。
被害にあう女性の人権は「人権派」は考慮しないのでしょうか。
彼らの理論の基本にあるのは「教育」で更生できるという考えです。
私はこれは「傲慢」だと思っています。
人間が科学の力ですべてを解決できるわけではないのです。
それは宇宙のことも、遺伝子のことも、そして犯罪者の心理もです。
6 あらゆることを想定して準備する必要がある
大事な子どもたちに危害を加える人はいないだろう、という常識は通用しなくなりました。
「格差のせいだ」という人もいますが、それがどのくらい関係しているかはわかりません。
子どもたちを守ることとは直接関係がないように思います。
それこそ社会への不満は千差万別でお金だけに限定できないからです。
まとまりませんが以上です。
今日は投資とは関係のない話でした。
それではみなさまの良い投資を!
お願い ランキングに参加しています。下をクリックして応援いただければありがたいです。よろしくおねがいします。
スポンサーリンク