【TTD】トレードデイスクはネット広告のプラットフォーム+利下げを織り込んで米景気は息が長いか?
こんにちは
米国債の長期金利(10年債)が急落ししています。
3ヶ月2.38%なのに10年が2.37%と長短で逆転です。30年物で2.82%。
すっかり次の金融緩和を織り込んでいます。
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金融緩和は、不動産、住宅、車、家電などを支援します。
金利上昇でこれらの業界は減速していたからです。
米中貿易戦争で生活必需品のコストが上がり可分所得が減る実態経済を支えます。
現在の好景気の寿命が伸びることになります。
金利低下で株価は上昇
昨日はS&Pで0.58%、ナスダックで1.13%と強さを見せました。
今日もマイナスに沈んでいる日経平均とは対象的な動きです。
金利低下は稼ぐ力が低い新興ハイテク企業には追い風です。
というわけで、ウオッチしている下位クラウド、サース企業で新高値更新が出ています。
以前記事にしたセキュリティーの【ZS】ゼットスケーラー4.12%、ビデオ会議の【ZM】ズーム9.05%です。
最高値更新ではないですがネット広告の【TTD】トレードデイスクが7.89%と上昇しています。
【TTD】トレードデイスクは広告のプラットフォームで急成長
はじめに
SaaSサースの分野では特色を持った多くの新興企業にチャンスがあります。新興といってもTTDも1兆円ほどの時価総額があり日本だとかなりの規模になります。
対前年度比成長が50%を超える成長企業が星の数ほど出てくる米国の力を感じます。
マイクロソフトもアマゾンもそうやってスタートしたのです。当時より現在は格段に新企業が成長しやすいです。
今日TTDを取り上げたのは
(1)ネット広告に絞っていること
(2)SaaS企業には珍しくGAAPでも黒字の会社であること
♣GAAPは正式に提出する会計基準。SaaS企業は「株式報酬」を出すのでNonGAPPで黒字でもGAPPでは赤字、あるいはトントンになるのが普通。
◇例によって私は使ったことのないサービスであり、専門家ではないので調べた範囲になります。詳しい方で間違いや追加があればお知らせください。
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【TTD】トレードデイスクの特色など
1 大手広告代理店向けのビジネスである。→広告代理店とバッティングしない。(重要)大手3社で40%の売り上げ。
2 広告バイサイドに特化したプラットフォームである。
3 広告代理店のニーズに技術的に応える。
4 現在広告業界は最適化、透明化されていない。フェイク広告など→追い風
企業はなるべく安く効果的な広告を望んでいる=広告代理店の希望→TTDが活躍する余地がある。
5 広告業界の2倍の成長率で伸びている。
◯ここで疑問
大手広告代理店が社内でプラットフォームを構築する「内製化」の心配はないか?
Answer:1 代理店ごとに独自の最適のフォームを構築できる。
2 TTDは代理店業務をしないので任せるほうが安くつく
♡この考えがクラウド、サースの真骨頂ですね。最小の投資で最大の効果が得られる→無駄を省き企業の利益の最大化に貢献。
日本もブラックでこき使って利益を上げることを目指すより「知恵」を使ってもらいたい。社内にこだわる日本では導入が遅れる予感。
<業績をチェック>
18’4Q(2019/2/21)
売り上げ 160.5m(対前年度比56.4%上昇)予想+12.77m
epsNonGAPP 0.30ドル予想+0.3ドル
19’1Q(2019/5/9)
売り上げ 121m(対前年比41.2%)予想+3.87m
epsNONGAPP 0.49ドル 予想+0.25ドル
◯GAPPでも黒字を確保
この会社の良い点
1 GAPPでも黒字なこと。
2 広告業は費用対効果が不透明でまだ伸びる余地が大きいと思うこと。
3 取引相手が大手広告代理店で広告買い付けの手伝いをするので手堅い。
4 新しい分野の広告が伸びている。
ROKU(ネットフリックスみたいなの)などとの相性がいい。
テレビ→ケーブルテレビ→ネットストリーミングの流れで役割が増加
<チャートをチェック>
2年です
◯2年で6倍ほどになっています。
◯四半期決算ごとに大きな上昇、たまに大きな下落が見られます。
◯チャートはかなりガクガクできれいではない。
♡業績見通しが難しいので保守的なガイダンスを出すせいだろう。
直近6ヶ月では
昨年暮れの安値からは2倍以上の上昇。
18’4Q決算発表で窓を開けて大きく上昇。
19’1Q決算では逆に大きく下落。
現在は①50日線を抜けそう②出来高上昇③RSIは48と過熱感はなし
でいいタイミングに見えます。
以上です。それでは皆様の良い投資を!
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