弐億貯男さんに学ぶ株式投資のコツ
こんにちは
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ダイアモンドザイ6月号に「弐億貯男」さんの記事がありました。
2002年から17年間年率30%近いペースで資産を増やして250万円を2億円にしたそうです。なんとも凄まじい方です。
指数が上がるわけでもない日本株で成功された方はとてつもない能力やコツをお持ちの方ばかりです。なので学ぶことも多いです。
弐億貯男さんの戦略とは
詳しくはダイアモンドザイを見ていただくとして雑誌に書いてあるコツは
1 割安成長株へ中長期投資
(1)増収増益基調が続いている会社に投資
(2)PERが10倍台前半
(3)配当性向30%を公約
(4)ビジネスモデルがストック型
(5)利益は最大限伸ばす
(6)不人気で割安な成長株を見つけて長期保有
(7)勝率を上げることより「損小利大」を徹底
(8)資金の半分は常に現金で保有
(9)下落相場時は現金比率を70%まで上げる
(10)信用取引は行わず現金取引のみを行う
(11)少数の銘柄に集中的に投資する。
(12)成長ストーリーが崩れれば早めに手を引く
難しい日本株で利益を上げ続けてきただけのことはあります。レベルが高いです。
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米国株投資家の立場から考えると
米国株は日本株と違いインデックスに投資して持ち続けていれば自然に資産が増える環境にありました。だから弐億貯男さんほどの実力はいらないかも知れません。
1 割安成長株を見つけるのは難しい。
成長性がある会社は誰もが注目しますから割高になります。それが割安に、しかもPER10倍台前半で放置されているのは不自然です。
とはいえこの方は見つけられているのですから可能なのでしょう。
2 ビジネスモデルがストック型
決まって家賃のように入ってくるという意味ですね。
これはそのとおりだと思います。
MSFTやADBEも苦労してクラウドで課金システムに切り替えて成功しています。今や米国のSaaS企業の隆盛はこのシステムに支えられています。
使用者も設備投資が要らないのでウインウインです。
日本ではどんなビジネスになるのでしょう。
氏は介護ビジナスや中古車ローン事業に投資しています。
3 利益は最大限伸ばす
日本株投資家の方は利確が早いのですが、この方はしつこく利益を追っているようです。賛成します。できれば永久に保有するのが理想ですね。
4 不人気で割安な成長株
繰り返しになりますが矛盾に満ちています。
不人気で割安な非成長株ならありますが。
どちらかを選択するなら私は「人気で割高な成長株」を選びます。米国株なら十分報いられます。
5 勝率より「損小利大」優先
これは同意です。逆の「損切りは遅れ利確は急ぐ」投資家心理があります。
6 現金比率を多めにする。
市場の成長を取り込むためになるべく多くの資金を市場に置けと教わる米国株と逆ですね。
7 少数の銘柄に集中的に投資する
これは同意です。守ってませんけど。オニールは1億円までは5銘柄程度1億円を超えても10銘柄までにするよう説いています。1銘柄というツワモノもいますね。
8 成長ストーリーが崩れれば早めに手をひく。
まさにそのとおりです。米国株では四半期決算で激しく売られます。
ここまでの結論
さすが荒波の日本市場を勝ち抜いて来られただけのことはあります。この方のずば抜けた能力を感じます。
しかし、通常のレベルの投資家が真似をするのは不可能です。
業績が良くて将来性があり、ストック型の割安株を発見することが不可能だからです。
誰もが見逃している優良株を発掘する能力が求められます。
米国株なら「業績が良くて将来性がある、一見割高に見える会社に投資」でいいと思います。これなら山ほどあるでしょうから。
以上です。
追伸 アマゾンの比率が高かったので先日一部分を売りました。1940ドル。MSFT、MA、ADBE、NOWへの追加投資を予定しています。昨日サービスナウNOWの指値が刺さり、買いました。試し買いです。263ドル。チャート的にはまだ下落もありそうです。長期保有予定です。今日の記事ではないですが①課金システム②利用者は設備投資不要、安価で利用③その分野での最適なクラウドを利用、と伸びる条件が揃っていると思うので。使う機会はないですが。
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