【リタイア後の生活】ぽつんと一軒家での生活は可能か?
こんにちは
私の好きな番組に「ぽつんと一軒家」があります。
日本各地の田舎を訪ねてぽつんと一軒家で暮らしている人のいろいろな面を探る番組です。手がかかっていないと思う割には視聴率がいいそうです。
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気に入っている理由は人里離れた人の暮らしが新鮮なこと。
うるさい芸人が出てこなくてわずらわしくないこと。です。
私達は観光地や登山の対象でない普通の山里というのをあまり知りません。
ふだん訪れることのない山奥がわかるのはありがたいです。
昨日放送の静岡県の山奥で野菜を作っているリタイアの方は魅力的でした。
今日は「ぽつんと一軒家」での暮らしがリタイア後に可能か考えました。
写真は私の生家の土製の蔵です。田舎度高めです。本宅はわらぶき。今は無人です。
1 田舎の最大の欠点は職場がない、現金収入が難しいこと。リタイアなら問題なし
畑や田の放棄地が多いのは農業では十分な収入が得られないためです。いわゆる生産効率が低いのです。リタイア後で農業からの収入を当てにしないのなら問題ありません。
2 多品種小規模栽培は効率が悪い
昨日の人は自分で開墾した段々畑でいろんな野菜を作っていました。
これは難易度が高いです。機械も入らないし。
私は詳しくないですが、野菜それぞれに土や肥料の相性があり栽培法も異なるからです。小さいロットで作るとタネ代や肥料代など小刻みにかかり効率的ではありません。
販売を目的としないなら「非効率」も問題なしです。
3 意外と経費がかかる
収入を目的とせずに販売しないならかかる費用はすべて持ち出しです。これが予想以上にかかります。農業機械は高いです。小型のトラクターでも数百万円、安い耕運機で百万くらいします。
手作業でやればただです。今どき農家で手作業でやる人はいませんが。
4 趣味で農業をやっていることは理解されにくい。
「なぜ農業をするのか」の理由を説明できないといけません。農家の人は趣味でやっているわけではないからです。
つまり立場的に「ぼつんとひとり」になります。
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放送されるのは1割ほどという事実
私達は「外れ」の映像は見ませんが9割くらいは無人の空き家だそうです。また放送を拒否する人もいるそうですから放送されているのはほんの一部です。
山奥に一人で住むことのリスク
1 災害に弱い
家に行く道はたいてい1本です。その道が通れなくなると「孤島」になってしまいます。そしてわりと簡単にがけ崩れは起こります。昨年の大雨で崩れた場所がまだ復旧していない場所は幹線道路でもたくさんあります。
優先順位がどうなのかはわかりませんが数ヶ月は不通はありそうです。
できれば複数の道があるところを選びたいです。
2 インフラが弱い
携帯の電波が通じていないところも多いです。AUだけ通じるとかも。光回線は来ていないでしょうからブロガーには不利ですね。
電気も不通になりやすいです。
また意外と水に困ります。水道はないですから近くの水場から引くのですがつまりやすく掃除が必要です。また大水がでると取水装置が破壊されます。
3 事故、病気に弱い
チェーンソーや草刈り機での事故が多いです。ケガをした場合発見されないリスクがあります。ケガの頻度はかなりの割合です。うちの集落でも何人もケガや亡くなったりしています。
林業のプロの方、森林組合の方も単独での作業はされません。まむしに噛まれるリスクもあります。
4 そういう暮らしに慣れていない
少なくともキャンプに熟達している必要があります。キャンプの長期版と言えます。
ここまでの結論
◯キャンプなど入りやすいところから入るのがいいと思う。
◯いい場所が見つかったら購入は控えて、使わせてもらうように交渉する。
◯だんだんと滞在期間を伸ばせばリスクが少ない
◯農業機械、納屋、家のリフォームなどにお金を掛けるのは慎重に。
◯体力さえ伴えば、そして無理をしなければ十分可能と思う。
◯地域のルールがあるのでまずは従おう。
♡たぶん近所の人がたびたび訪れると思う。ケガをしていないか、病気をしていないか、火の始末は大丈夫なのか確かめる目的がある。それが耐えられない人は難しいと思う。
♡地方自治体で家とか畑とか斡旋しているので相談するのが早いと思う。補助金も出る場合がある。
♡元気で土いじり、キャンプが好きな人にはおすすめ。
♡初めにお金をかけないことがポイントだと思う。家とかちょっといじると数百万はすぐかかる。車で寝泊まりしている分にはお金はいらない。
以上です。番組がきっかけで田舎に住むリタイア者も出そうですね。
それではみなさんの良い投資を!
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