利益を求めてない人がかえって利益が出ているねじれ現象
こんにちは、絵は渋沢栄一新一万円札の表紙。
昨年末の警戒モードから一転してFRBの金融緩和継続姿勢で史上最高値更新を目指しています。
市場の変化が早いです。
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さて株式投資をする人の中には「儲ける」ことを目標にしている人たちがいます。
これからの状況はそんな人達には厳しい展開だと思うので記事にしました。
- 海外株式投資をする方々の目的を整理すると
- 他の目的では出口戦略がある。
- ここ数年の株式市場、為替は予測がつかない
- インデックスの定期買いを続けている人は利益がのっている
- 「利益目的」の場合はその人次第
- 今後も難しい展開は続くと思う
- 今後の見方はどちらともとれそう
海外株式投資をする方々の目的を整理すると
1 将来のために資産を作る
2 配当収入を得る
3 将来の経済的混乱のリスクヘッジ、特に日本の混乱対策。
4 短期、中期で利益を得る。
こうやってみると4だけが立場が違います。
それはホームポジションが日本円になっていることです。
4はいつかは円に戻して利益の確定を狙っています。他は日本円への信頼度が低い感じ
トレードの力量と経験があり、実績がコンスタントに上がるなら全く問題ないです。
しかし普通レベルの投資家の場合はうまくいかないと予想されます。
他の目的では出口戦略がある。
1,2,3では一時的に下落してもそのまま保有していれば問題はないです。特にインデックスでは問題はないです。
20年、30年という期間では一時的な下落は想定内であり得ることだからです。
投資は継続で大丈夫です。
長期的には極端な集中をしていなければやがて上昇します。
極端な集中というのは「日本株だけ」「新興国だけ」などです。
過去がそっくり未来に当てはまるわけではないですが企業活動が続く限りそうなります。
ここ数年の株式市場、為替は予測がつかない
昨年10月からの下落とその回復はいずれも予想していた人はほぼいませんでした。
下は過去2年のS&Pのチャートです。
1 昨年の1月9月の高値で売ってその後の安値で買うことは難しかったです
2 トレードで利益を出すのはレベルが高いと推察。
3 個別の株でも同様に思う。
4 ならせば上昇している
♡昨年からの局面で利益を出せる人は「どんな局面でも利益を出せる人」でしょう。
やさしい局面ではないです。
インデックスの定期買いを続けている人は利益がのっている
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過去のどの時点から開始しても全員が「利益が出ている」状況です。
これから先下落すればその利益はなくなりますが「目先の利益」を目指してないので痛くありません。
さらに今後も継続でOKです。
「利益目的」の場合はその人次第
うまく売買して大きな利益を得た人もいるでしょう。しかし割合としてはうまく行かなかった人が多いと思います。10月以降の下落が予想以上に大きくまた長引いたからです。
「空売り」やSPXS(3倍型ショートETF)を駆使するようなレベルの方は別格として、乱高下は素人投資家は苦手としています。
今後も難しい展開は続くと思う
1Qの決算発表が始まります。昨年が減税効果で大きく上昇した反動で対前年度比マイナス2.3%との予測があります。(4月5日リフィニテイヴ集計)
下落が実現すれば2016年2Q以来のマイナスです。
今年初めの予測はプラス5.3%だったので大きな下方修正です。
それだけプロでも予測しにくい状況なのでしょう。
さらに個別株では大きな下方修正もあるでしょう。4,5月の個別では株価の乱高下は必至です。
今後の見方はどちらともとれそう
ちなみにその後は2Q、3Qともに2%台後半、4Q9.0%の大幅上昇。2020年1Qは15.6%の回復を見込んでいます。
しかし4ヶ月ほどで大幅下方修正するくらいですからこれらの予想も当てにはできません。
またバリエーション的にはS&Pの予想PERが17.4倍(4月8日時点)と昨年9月20日の18.1倍に迫っており割安感はありません。
♡過去10年の平均予想PERは15.9倍でこれと比較されて割高とされるのだろう。
ちなみに私の自己ルールでは17から20は適正水準です。金利水準の低値安定が確定した現在は特に割高ではないと思っています。しかし市場の見方はそうではないでしょう。
ここまでの結論
1 これからも難しい展開が予想されるので「利益目的」で利益を出すのは容易ではないだろう。参入そのものが難しい。
2 長期投資で目先の利益を追わない投資では現時点で利益が出ている。
今後も継続で問題ない。今後の下落があっても想定済みだから。
◯リスクオフ時には円高になるがそれを利用して円の割合は下げておくべきと考えている。→さらに長期では円は下落の可能性も高いから。
以上勝手なことを書きました。
それではみなさんの良い投資を!
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