暴落時に買えないわけ。下落時の買いには絶対指標が要る。
こんにちは
FRBが金利正常化をあきらめて緩和状態の継続が決まりました。
長期金利は節目の2.5%を割り込みました。
現在の米国債の各期間の金利は(3,23ブルームバーグ)
3ヶ月2.44%6ヶ月2.46%1年2.44%2年2.32%5年2.24%10年2.44%30年2.87%
FF金利2.25から2.5%
長短の金利がフラット化しています。10年債の金利がFF金利の中にあります。
♠債券の金利は価格と逆比例です。金利が安いのは価格が上昇しているから。
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2年5年が一番金利は低く債券価格は高いです。これは向こう5年以内にリセッションが来て「金利引き下げがある」との予想が支配的なことを表しています。
さて暴落が起こる可能性も高いこれからですが
- 長期金利は節目の2.5%を割り込みました。
- 大幅下落時に買うのが難しいのにはわけがあります。
- 買えない理由その1 損をしたくないから
- 買えない理由その2 買う対象が明確でないから
- 買えない理由その3 絶対的な指標で考えていないから
- 自分なりの対策
- 定期買いのメリット3点
大幅下落時に買うのが難しいのにはわけがあります。
直近の大幅下落の昨年末を見てみましょう。S&P2年です。
これは最近ですので鮮明ですね。
1 下落途中には買えないこと。
最初下落したのはハイテクでした。それから他に波及してクリスマスイブに底をつけました。しかしいくらなんでも急落中に買うのはできません。
2 再上昇し始めたときに買えないのはなぜか?
下落の残像が残っているからです。1/3にはアップルショックがありました。
1/4にパウエル議長が利上げは柔軟に対応すると表明したあとでは心配は薄れたはずですがなかなか買えませんよね。私はやっとS&Pのインデックスを少し買いました。その時のS&Pの予想PERは15台で割安でした。(自己基準です)
私なりに買えない理由を考えると
買えない理由その1 損をしたくないから
今だからクリスマスから順調に回復したことがわかりますが当時はわかりませんでした。たとえ買いどきだと思っても「さらに下落すれば損をする」という事実が買いをためらわせます。
買えない理由その2 買う対象が明確でないから
買えば有利だとわかっていても、対象は複数あります。それぞれに優劣があるでしょうからそれを選んでいるうちに機会を逸します。
だから事前に「これを買うぞ」と明確に決めている方が行動はしやすいです。
買えない理由その3 絶対的な指標で考えていないから
直近の高値から20%安いとかの相対的な指標の場合は迷いが出ます。
さらに安値があるかも知れないと思いますから。例えば噂されている今年の秋からのリセッションです。
長期的にみればこの水準での仕入れは得だという基準があれば問題ないです。
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自分なりの対策
1 買う対象を明確にする→S&PインデックスETFのVOOに決めています。
2 自分なりの割安指標で判断する。→S&Pインデックスに関しては
17以下・・・割安 17~20・・・適正 20以上・・・割高
と決めています。
♡そうすると1月から定期買いを始めたのは◯だが1月の時点ではPERは16弱だったのでもっとしっかり買ってもよかった。やはり行動するのは難しい。
定期買いのメリット3点
1 着実に投資をふくらませられる。
2 長期的には含み益が大きくなる。
3 下落時に安値でスポット買いがしやすくなる。
ここまでの結論
一部の人を除いて安い時期に買うのは至難の技です。今回の下落でもうまく大量に仕込んだという話は「ほんの一部の熟達者」以外には聞きません。
その他の場合は、ていねいに手順を踏んで「定期買いを実行して」「安値での買いを狙っている人」だけが安値での買いを実行できると信じています。
昨日のブログにも書きましたが、今後のリセッションについては時期も規模もわかりません。たぶん本物が来る前に「だましの下落」が何回も起こると思っています。今回の下落もその一つとも言えます。
割安時はコツコツ仕込む方針・・・回復せずに本格下落になれば一時的に損になりますがインデックスですしそのまま保有します。本格下落時にはVOO以外も仕込み予定。
以上です。みなさまの良い投資を!
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