【年金繰り延べ】どうするかは自分の事情で判断するのがベスト
こんにちは、どうもです。
昨日の記事【朗報】年金受給が75歳まで選択可能に。先延ばしが正解と思う理由
にコメントをいただきました。私の先延ばしが正解という主張に対してです。
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「債券と比べて年金繰り延べが有利というのは違和感がある。なぜなら債券は元本が残るが年金は本人が亡くなれば元金は消滅する。結局は朝三暮四なのではないか」
鋭いご指摘です。おっしゃっていることはわかりますしそのとおりだと思います。
確かに繰り延べが有利とはいえません。しかしここで一つの問題というかポイントがありますそれは
人間の寿命は誰にもわからない
ことです。平均寿命で計算すればイーブンかも知れませんが心理的には大きな意味があります。だからやはり私は先延ばしが正解だと考えているのです。自分はそうしてないのですが。
<私の母の例>損得では測れない事情もある。
私の母はあるサービス付き高齢者住宅に入っています。衣食住整っていていい環境です。費用は月額16万円ほどで、母親の年金で払っています。
入居者の方はどちらかというと女性が多く95以上の方、100歳を超える方もいらっしゃいます。まさに「人生100年時代です」
当時のことなので女性は厚生年金の方は少なく自分の国民年金と寡婦年金です。
教員とかをされていた方を別にすればご自分の年金で利用料を支払えない方も多いとのことです。自分の母は保険会社の営業をしていたので厚生年金が比較的多いですが。
足りない分はお子さんがお支払いになるのですが、親子とはいえ何かと気遣いをすると言われているそうです。
年金が多ければ心配なく過ごせる、何年生きても大丈夫
しかし年金の額は勤めていた会社での給料によるので今までは変更ができませんでした。受け取り繰り延べの措置はその意味では選択肢を与えてくれると思います。
早く死ねばもらえなくて損をするが
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しかしその分は誰かがもらうわけですから「寄付した」と思えば腹も立たないでしょう。最も亡くなった人はなんにも思わないかもしれませんが。
残した場合は相続税で払うことになります。どちらが得かは何とも言えません。
残したい家族がいるかどうか
どうかが大きな選択の分かれ道だと思います。
自分は子供がいないので、かみさんは自分よりは長生きするでしょうが、そんなに残す必要もないのです。かみさんには繰り延べをアドバイスしています。
制度も考えも変わるのでじっくりお考えを
これをご覧の方はリタイアまではまだ年数があるので今決める必要は全く無いです。
ただこの制度は一旦もらうと「繰り延べ」の選択肢を失うので、よくわからない時はとりあえず「繰り延べ」して「もらう」とはっきり判断したら貰えばいいと思います。
年金だけ不信感を持つのはどうかと思う。
前回の記事で年金と「国内債券」を同格としたのは年金が足りなければ国債で補うだろうからです。年金には不信感があるが国債はOKというのはおおらかすぎると思います。
さらに言えば日本円そのものも国債の信用とリンクしています。日本のように日銀と政府がべったりの場合はほぼ同じと考えています。
個人的には日本国債にも日本円にも無条件の信頼は置いていません。将来のシナリオが見えないからです。
年金が信頼できないなら海外資産を持つのがベストです。国内金融資産については現預金、国内債券、年金の信用度の差は少ないと考えています。
また、年金が減らされる可能性があるから信用できないという意見もありますが逆に年金基金は健全化します。
話は変わりますが、政治家のおばさんが株式下落時に「私達の年金があぶない」なんてこと言ってます。もちろんわかっていてわざと言っているのでしょうが「なら株式以上に有利な投資先を見つけて来て」といいたいです。
世界の年金基金ももれなく株式市場に長期投資しています。
以上です。とにかくうまく将来を組み立ててください。
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