チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【株式大幅下落】損している個人投資家がしてはいけない2つのこと

世界株安で大きな含み損を抱えた個人投資家の悲鳴の投稿をネットで見ます。その中で損が出ている方が大きな投資をしているという気になる投稿を見たので記事にしました。

 

してはいけないことその1 損を取り戻そうと大きな投資をする

競馬などでは負けを取り戻す賭け方をする

 

負けている人は次のレースには今までの損を取り戻すような賭け方をします。払い戻しが少ない本命よりは当たれば大きいのに賭けやすくなります。しかし馬はかけている人の都合には関係がありません。結局は全部なくして競馬場を後にするというわけです。買っている人も最終レースに賭けずに帰る人は少ないでしょうからJRAは儲かる仕組みです。しかし競馬は娯楽ですから掛け金をなくしても楽しめます。

株式の場合も似た傾向がある

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株式の場合も損をしたら早く取り戻したいという心理が働きます。それで大きな投資やリスクの高いことに挑む傾向があります。これはどこからきているのでしょうか?

「投資家心理に合っている」

100万円を得した喜びより100万円を損した悔しさがまさるという投資家心理があります。だから「取り戻したい」のは自然のことです。そして損を確定する「損切り」が出来ないのもその心理が働くからです。

問題1 冷静でなくなっている

取り戻そうという心理から熱くなってしまいます。うまくいく確率は冷静な時よりも下がります。

問題2 いい環境ではない

損が出ているということは相場環境は逆風です。そんなときにより大きな資金で向かっていくのはさらに傷を広げる可能性が高いです。相場環境が自分に合うまで待つべきです。

問題3 負けが込むと自信を失う

うまくいかないときに熱くなってさらに無理な勝負を続けると負けが込みます。そうすると自信を失い、次に格好のチャンスが来た時に投資をする気力がなくなります。

してはいけないことその2 ナンピン買いをする

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ナンピン買いの目的はより安い値段で買うことで今までの買いコストを下げることができます。そうすると株価が戻った時により早く損を解消できます。うまい方法に思います。どこが問題なんでしょう?

株の本にはこう説明されています。

1 割安の判断が自分の買い値がもとになっている。・・・アンカー理論と言われますね。自分の買値がアンカーになり、それより安い価格は「安く見えてしまう」という心理です。市場はあなたの買値がいくらかは関係なく動くので意味がないということです。

2 株を増やした分だけリスクが増大している。

3 下げた時点が買いチャンスなら、他の株でより有利な株を探すべきだ。その株に固執する理由はない。

この中でインデックスであれば3は解消されます。

したがって「ナンピン」とは言えないパターンはインデックスを割り安と判断して買う場合などです。他には、自分の買値とは関係なく割安と判断できれば問題ありません。

とはいえ、投資家心理には引きずられやすいですから注意が必要です。

ナンピン買いの最大の欠点は「知らず知らずに膨らんでいる」ことです。下げて買い、また下げて買い、しているうちに自分の想定以上の投資額とリスクを抱えてしまうことです。そうなるとさらに「損切り」は出来なくなり「塩づけだ」と開き直っているうちに本当の暴落に会ってしまい我慢の限界を突破します。

もし初めの時点での投資額に留めていれば、そして損切りできていれば、していなくてもナンピンをせずに我慢していれば、チャンスに投資もできたでしょう。

さらにナンピンの良くない点はかなりの確率で成功することです。理論的には長期的には上昇する対象ではナンピンは100%成功します。さらなる下落に耐えられればですが。

ドルコスト法はナンピンではない

自分の買値が基準になっていない点でインデックスのドルコスト法はナンピンのジャンルには入りません。それについての私の記事はこちら

tingisuhan.hatenablog.jp

 以上です。損が出ている方はお辛いでしょうがここはぐっと辛抱して力を貯められるのが今後のチャンスへの原動力となると感じます。それではみなさまのよい投資を!<

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です。これからリタイアに向けて資産を増やしたい40代50代60代の方をターゲットにしています。株式投資の初めから説明しています。初心者対象ですが経験者の方も確認用に一読ください。

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