リタイア後の株式投資の位置づけ(1)
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年4月22日(日)
決算発表が続いています。
PMみたいに「日本のシニア層へのアイコスの浸透が予定通りでない」というだけで、大幅下落もありますから、スリリングというか、怖い発表ではあります。
下落の幅の方が大きい感じもしますし。
リタイア後1年経過して、生活も落ち着いてきたので、今までのまとめと反省、今後の方針を考えています。
リタイア後の幸せ度の優先順位。(筆者の勝手な感想です)
リタイア者としては1年の新米です。でも、たった一年でも、ずいぶん感覚が違ったこともあります。
これをお読みの方は、リタイアまでにまだ十分時間がおありでしょうから、ご参考になれば幸いです。
1 社会的に立派な肩書がある。役員などで重要な地位を占めている。
「人はパンのみにて生きるにあらず」といいます。
衣食住に不足がないレベルの方々のグループでは「名誉」が一番の問題になります。
会社役員、大学教授、院長、団体代表、議員・・・は社会的にも認められた社会的権威です。
「老害」批判もありますが、これらの権威を手放す理由がなければ(病気とかで)、「続けられるだけ続けようとする」のは当然です。
もっともこれらに就いている人は厳密には「リタイア」とはみなされないでしょうが。
2 趣味の世界、ボランティア、特定の集まりで「重要な存在だ」
スポーツがうまい、音楽がうまい、芸術がうまい、ボランティアのリーダー、あるいは地域の中で中心的な存在だ。
人間にとって、最終的な満足感は「自己実現」だといいます。
これらの分野で存在感があれば、堂々と胸を張って生きていくことができます。
次は見方を変えて、私たち一般の世界で考えます。
3 生活に余裕がある。
(番外)印税が入る、特許などの権利収入がある。
(1)年金が多い
(2)家賃などの収入がある
(3)配当収入などがある。
やはり「世の中、先立つものはお金です」
余裕があれば、嫉妬されたりもするでしょうがそれを差し引いてもメリットが大きいでしょう。
たまの旅行でもけちけちせずに済みます。
株式投資は微妙な立場にいます。
それは株式投資をしていることで尊敬を受けることはないという事実です。
上記の中で、十分に自分の地位を確立できていたり、尊敬されていたりすれば、株式投資をすることで、逆にマイナスの評価になる可能性が高いです。
「あの人、年金が私たちよりうんと多いはずなのに、株式投資までしてるんだって」
「何と欲が深いんでしょう」
と強欲、銭ゲバ(古いけど)にみられるかもしれません。
だから、生活に余裕があり、自己実現もすでに果たしているなら「株式投資」には近づく必然性はないです。
株式投資で意見が一致することはまずありえない。
野球や芸能人の好みも千差万別ですが、それでも一致することはたまにあります。
でも株式投資をしている人たちの意見が一致することはありえません。
それどころか、1か月前の自分自身とも方針が違っていることでしょう。
したがって株式投資は評価が低いうえに孤独でもあります。
リタイアまでに株式投資をしてこなかった方は、「リタイア後も株式投資をしない」がファーストオプションになると思います。
テレビの宣伝などで、退職金の運用がよくテーマになっています。
でも特別な目的がないのなら「まず投資はしない」というのが基本スタンスだと感じます。
配当目的の株式投資は十分な理由になると思う。
よくスタイル別の投資のパフォーマンスの優劣が論議されますが、「配当目的」の場合はジャンルが違うのでは、と思っています。
印税や不動産の家賃収入に近いと思うからです。
その視点で見ると、将来人口の激減が確実な日本の不動産は不透明です。
だから、株式投資での配当収入の優位性は明らかです。(ただし、投資の時期や対象の問題は別です)
私も、配当収入を目的に米国株投資を始めました。
ただし、この1年で「必要以上の収入は要らない」と感じたので、再度一から、株式投資を考え直しているところです。(個人的な考えです、収入が多い方がいいと思う方の方が普通だと思う)
長くなりましたので、今後の方針の具体的な内容についてはまたの記事にします。
それではみなさんのよい投資を!
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