チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

昔の成長株の軌跡を振り返る。現在と共通点も多い。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月29日(火)記

 

投資見直し勉強中です。

その感じたことなどです。

1 超長期のダウチャートを確認すると ちょっと見にくいですが

f:id:tingisuhan:20180529181831p:plain

(1)1929年の恐慌前のバブル度は強かった。

およそ380ドルですが、大恐慌で長期に渡って下落し、1932年には50ドルを下回っています。実に80%ほどの下落です。

(2)回復するのは四半世紀後の1954年11月23日です。

(3)四半世紀に渡る低迷期でも大きく上昇した株はあった。

市場が大きく低迷している時期にでも、利益や売り上げを大きく伸ばし、株価も大きく上昇した銘柄もあります。

そのような株の軌跡をチャートなどでたどっています。

時代とか関係無い面もあるなと感じます。

(4)どのように社会が進歩しても変わらないものもある。

その代表は、株価と、出来高です。

どんなに機関投資家の力が大きくても、この2つの情報は正確に残っています。

さらにその会社のEPSの変化がわかれば、どのような経緯をたどったのかを想像できます。

(5)古文書ならぬ古チャート見てます。

過去の成長株を見ると一本調子の上昇ではなくどれもジグザグしながら上昇しています。

つまりどんなに高成長を続けて10倍とかになった株でもその過程では、売った人も多いという事実が見て取れます。

結果を知っている私たちからみると、「どうしてこんなに有望な株を簡単に手放したんだろう」と不思議に思います。

でも上下に揺さぶられると利確を急ぐ気持ちはよくわかりますし、私もよくやります。

人間が行っている以上(最近はAIやらアルゴリズムやらもあるが)、このような心理によっての動きはいつの時代も変わらないものがあるな思います。

(6)高成長株をせっかく発見しても取り切れない人が

実に多いということですね。最近でも500倍とかの株はありますが、ほとんどの方は、手放されていることでしょう。

一旦手放しても、さらに高値でも再参入できる力をつけたいですね。

(7)基本は業績が伸びている間はとことん取りつくすのが正解

高成長株で、業績も右肩上がりなのに、しばらくの上昇のあと踊り場というか停滞期が交えながら上昇するパターンが多いようです。

株の動きのパターンをしっかり学習して、せっかくのお宝を簡単に手放さないようにしなければいけません。

私は、数十倍とか数百倍のお宝を手放した経験はありませんが5倍くらいはあります。

(8)お宝株は見つけるよりも、持ち続けることのほうがはるかに難しい

と痛感します。

業績が伸びているうちは、少々の株価の変化では手放さず、取りつくすのが、利益の最大化のポイントのようです。

(9)まずはより保守的に

高成長株は初期に見つけられるほど有利です。しかしハズレも多くなります。

大化け株の陰には、そうならなかった、99%以上の会社群がいるはずだからです。

 

今は本気の投資というより、主に勉強、経験目的なので、より確実な時価総額が大きい銘柄から考えています。

具体的には、AMZN、MSFT、NFLXなどです。

これらはもう成長株というよりは「成長した株」というレベルでしょうが、まだ伸びる余地はあると感じています。

そういう株での売買がちゃんと行えるかどうかがまず第一の関門です。

それが問題なく行えれば、その次の大きさの会社にチャレンジします。

NVDA、CRMセールスフォース、ADBEアドべシステムなどです。

CRMについてはアマゾンとの競合の具合がわかりません。わからないのでアマゾンを買う方が無難かなと思っているところです。

 

買いチャンスを探っているところです。

といっても大きな利益を上げる目的ではないですので、臨床試験といったところです。

そんな遅々たる歩みの日々です。

以上です

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今の時期に有利な投資法は?10年後を見据えて。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月28日(月)記

 

投資リセット中です。

今日のテーマは今の時期に有利な投資法です。

 

さて各投資法についての論議は尽きません。

視点を変えて、現在の各投資法の有利・不利を考えました。そして10年後を見据えてみます。

 

事実とそれから考えられる投資法の有利不利を考えると。

1 長期的には米国株は上昇してきたこと。

現在がたとえ高値圏にあるとして、現在買っても、10年以上のスパンで考えれば、きっと今の買値よりも高くなっているでしょうから問題ありません。

〇な点

どの投資法もメリットがありますが、インデックスが一番無難に思います。

×な点

今後何年か、買値を下回る可能性があること。

その期間含み損に耐えられる精神力が必要。

結論

今後あるかもしれない、低迷時に耐えられるなら、例えばドルコスト法でインデックスを買う手法は有効です。

しかし、思うは易し、実行は難しです。成功確率は何とも言えません。

でも若い方はぜひチャレンジして経験値を高めてください。

今話題の「高配当株再投資戦略」も有効です。インデックスより上回るかどうかはとる時期によるでしょう。

一方グロース銘柄は、その時期のテーマに敏感なので、向かないように思います。

ただしVGTなどのETFでは大丈夫と思いますが。

 

2 現在の株価は高値圏にあると思われること。

長年の金融緩和で買われて、歴史的には「高い部類」に属します。

今後、どうなるかはわかりませんが。

→近い将来下落が来ると、投資の浅い方は含み損を抱える。

十分な含み益がある方は、選択肢が多いですが、ない方は、対処を迫られる。

どの投資法でも下落の可能性はあります。

高配当株・・・今後も低迷が長引く可能性がある。

グロース株・・・大きく上昇してきた分、調整時には下落幅は大きいものとなる。

対処が一番しやすいのはインデックスでしょう。銘柄数が少なく要素がシンプルです。

 

3 大きく社会が変わろうとしていること。

AIなどのテクノロジーの進歩が実用化され、産業構造を変える可能性が高いです。

→どの企業が、発展の恩恵が受けられるかを、知識的にあるいはチャート的に把握できれば、流れに乗ることができる。

問題点・・・その分野、銘柄に対する知識や財務の把握が必要。

また、買うタイミング、売るタイミングをちゃんとつかんで、実行できる能力が必要。

若い方で、この分野が実行できれば、少ない元手で大きな資産が築ける可能性アリ。

 

結論

ちゃんと実行できる能力があればどの投資法も問題ないといえます。

一方投資能力が低い自分は、現時点で「有利と確信できる方法」はありません。

なので、逆風でも伸びる企業を勉強しています。

 

一攫千金を目指すわけではありませんが、この分野は未開拓なのでとても新鮮です。

とりあえず、いくつかの企業の業績をホームページから抜き出しエクセルでまとめています。慣れていないせいか、なかなかすんなりいきません。

 

おかげで少し違う見方ができるようになりました。

 

チャートをみる訓練もしています。週足だと大きくとらえられることを知りました。

特に出来高は、週足のほうが、とらえやすいです。

 

とにかく今までの不勉強が悔やまれます。

 

それではみなさんのよい投資を!

 

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景気がいいから株が下がらないとは限らない。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月26日(土)記

 

今株式投資の勉強をリセットしています。

売買は得意でないので、その手の本は避けてきたのですが、その分、その分野の能力が大きく欠けています。

ということで、今まで読んでこなかった分野の株式投資の本を読んでいます。

その中で気になったのが

「景気がいいから株が下がらないということはない。」というのがあり、今更ながらに考えさせられました。

日本でも、学生の就職は売り手市場で、失業率も低く、景気はいいように感じます。

しかし、いくら景気が良くても、今がピークで、頭打ちが予想されればその前に株価はピークアウトします。株式は先行指標です。

当たり前のことですが、つい私たちは、油断してしまいます。

いつ大きな下落が来るとか言う予想はできませんが、9年も上昇相場が続きましたから、心づもりは必要に思います。

 

考えてみれば、株式には通常ではない面がいくつかあります。

一言でいえば「常に先を見ている」ということでしょうか。

特に米国ではその傾向が強いように思います。

 

アマゾンのように何年も利益を出さない会社が、日本で投資家に何年も辛抱してもらえるとは思いません。

 

私も含めて日本人は堅実というか、確かなものに価値を認める傾向があるようです。

だから、利益が気になるし、それがもとになった、PERも気になります。

 

今一度、フリーの気持ちでいろんな本を読んでみようと思います。

 

そのことの裏返しで「不景気で失業者が街にあふれているときに、株価は上昇を始める」というのもありました。

そして、この新規の上昇の2年ほどが一番上昇幅が大きいという統計もありました。

 

新規の上昇相場の時は、だれにも恩恵があります。

今はそうではないと思っています。

 

何人かの熟達者にはまだ、チャンスが見えるけれども、だれでもがたやすく参入したり、あるいは利益を得るのは難しいと考えています。

 

利上げとかの影響がなかなか読みづらく、企業の業績の推移以上に、市場参加者特に、機関投資家の気分や都合に左右されていると思うからです。

蛇足ですが、ヘッジファンドの今年2月以降の成績は悪いところが多く、これから解約に伴う換金売りも出るそうです。

 

どんな環境でも常に、ほぼ100%のフル投資を強いられる、機関投資家にはそれなりの悩みや、基準があるのでしょう。

 

絶大な力を持つ彼らの資金がどこへ向かおうとしているのかの判断は私にはつきません。

 

幸い、素人の場合は、投資しない自由があります。

この権利をフルに使えば、はっきりしない相場の時は、その時間を利用して、自分の経験値や勉強に充てることができます。

 

投資が順調な方や、自分の方針が確立している方は問題ないですが、そうでない方は、これから数年はそういう勉強のいい機会だと感じます。

 

逆風の中でも小ロットで、あるいはシュミレーションでもいいけど、試していけば、次回のチャンスでは大いに役立ちます。

幸い、米国株は1株でも買えるので、シュミレーションでなく、実際に買うのもいいかなと思っています。

 

ハイテクに詳しくないので、技術的なアプローチから、次世代の企業を見つけることは、私には無理ですが、遅れながらでも、参加できればいいなと思っています。

 

時価総額が、数十兆円、百兆円に近い企業までが、全力疾走して伸びているのが米国企業です。

十兆円くらいになってから投資しても十分に間に合います。

ネットフリックスやNVDAが十兆円台です。十兆円を越しても伸びています。

日本の感覚とはだいぶ違いますね。

 

以上です。自分の感想を勝手に書きました。恐縮です。

私が、十年、二十年前に戻れるなら、しっかりと株式投資の勉強をしたいです。

いや、66歳の今でも遅すぎるということは決してないでしょう。

 

記憶力が衰退しているので、テレビで見た、牛乳をしっかり飲むようにしました。林先生の朝6杯は無理ですが、2杯くらい。何となく効いている感じです。

 

それではみなさんのよい投資を!

 

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株は安く買って高く売るのが基本というけれど。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月24日(木)記

 

日大が揺れています。

アメフト部の監督は大学でも幹部だったそうです。

コーチが言ったとされる「相手のQBをつぶせばウチが得だ」(事実は不明)

のウチにはだれだれが入るんだろうと気になりました。

 

日大と関学と言えばアメフトの名門です。ライバルをつぶせば、独壇場になれるということなのでしょうか。

ちょっと料簡が狭すぎます。

私は、NFLの試合は30年近くファンとして見ていますが、あんなプレーは見たことがありません。

QBのポジションは花もあるが危険が多いポジションです。

何人もの才能ある選手が故障に苦しみました。

有望と言われながらも、実際に活躍できた割合も高くありません。

どのポジションでも言えますが特に、難しいポジションに思えます。素人ですが。

チームの宝であると同時に、リーグの宝でもあります。

 

日本では、アメフトはメジャーではないです。プロもないし大学も、限られた数だと思います。その中でのQBはさらに数が限られるでしょう。

その貴重な存在を、ウチの利益のためにわざと故障させようとする人が、スポーツマンに、さらにその指導者に、さらに大学の幹部にいるとは、信じたくない話です。

 

相撲、レスリング、そして今回のアメフトと、狭小な自分の利益のために、全体の利益を損なうスキャンダルが続出しています。

 

優勝とか、勝利とかの栄誉を得るために、選手を犠牲にしてもいいという考えにはとても賛同できません。まさに昔から言われている「一将功成りて万骨枯る」の類です。

 

宮川選手の立場であれば「仕方なくああいう行動をとる」のは理解できます。for the team が常に求められていますから。突っぱねられない人の方が多いと感じます。

しかし、そんなことが今後起こらないようにすべてのスポーツでの改善を望みます。

 

本題です。今日の話題は皆さんにはもうすでに解決済みかも知れません。そういう方はスルーお願いします。

株式投資はよく「安く買って高く売る単純なゲーム」と言われます。

でも安いかどうかはどうやって決めるのだろう。

モノの値段が絶対的に決まっていれば、高いか安いかは判断できます。

スーパーに夕方行くと、寿司や惣菜や刺身なんかを店員の人が「半額」シールを張っていくとつい買ってしまいます。

10分前まで300円だったのが150円とか安い!と思うわけです。

 

ついこの感覚が株式にも残っているのかもしれません。

だから、30ドルだった株が25ドルとか安い!と思っちゃうんですよね。

でも株の場合は、魚のように消費してしまいませんから、安く買ったと思ったのにさらに下がってしまうことはよくあります。

 

絶対的に安いと判断できれば問題ない。

会社の営業形態や業績から考えて、ある程度わかれば安いと判断できます。

 

例えば、安定した業績の食品株や日用品株があったとして、PERが10前後で配当が5%ほどで、これからも国の成長率程には成長できるとしたら、保有は有利です。

 

他の会社との比較で成長率が低いことで株価が横ばいでも、保有のメリットが十分あります。そのまま保有すれば株価が人気化する必要はありません。

 

そこまで有利な会社は今はないと思いますが

それでもこのまま金利が上がり続ければ、そして、デフェンシブ銘柄の人気が低迷すれば、そういう「お得な買場」も出現の可能性はあります。

 

過去の株価を基準にするのは確かとは言えない。

長期的な下落の始まりかも知れません。

2001年のITバブルの崩壊では多くの人が下落したシスコシステムズなどのIT株を「安い」と言って買ったそうです。

人間は直近の値段が意識として強く残るそうですから、この傾向は誰にもあるのでしょう。

そうすると、大きくハマる危険性があります。

その会社の将来に絶対の自信があったり、レンジ相場(ボックス相場)ということを読み切っていれば別ですが、そうでない場合は、素早く対応できる能力とのセットでないと、大けがもありそうです。

一般的には20%くらい下がった時に買うケースが多いそうです。

未来の株価からみたらどうだろう。

私たちは現在にしか生きることができません。

チャートで現れているのは、その現在の積み重ねであり推移です。

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上記はVビザの10年チャートです。

その時点その時点が現在だとして見ると、たいていの場合が高値を更新してきています。

過去に戻れるとしたら、絶対仕込みたい銘柄の一つです。

しかもアマゾンのように利益を出さない方針をとっているわけではなく、しっかり毎期利益も上げています。

その分たいていいつでもPERは高めです。

PERを指標として考えると買いづらい銘柄です。配当も低いです。

過去のどの地点で買っても現在では大きな利益が上がっています。

 

そんな視点で見ることができたなら、アマゾンの買いは無理でも、VやMAは買えたでしょうし、これからも可能だと考えられます。

株価を予想するより業績をチェックする方が簡単だ。

将来の株価予想はいくつもの要素があるので難しいです。業績、全体の動き、需給、・・・

それに対して、業績予想は要素が比較的シンプルです。

詳しく見ていけば大変なのでしょうが、売上、営業利益、純利益、EPSくらいなら自分でもできます。

もしすでに保有しているとしたら、そしてそこそこの含み益があるなら、四半期決算は順調ならそのままOKで終わるでしょう。考えるとしたら買い増しするかどうかの検討くらいです。

新規の場合は新たな要素が加わります。(含み益がない)

でも、株価予想よりは容易なことは確かです。

 

ここまでの自分としての結論

過去の値段を基準にして安いと判断するのは危険→さらに下落もある。

投資環境や当該会社の業績見通しに問題、変化がなければ、高値で買っても、将来からみれば安く買ったことになる。

自分としては

現在の投資環境が順調とは思わない。・・・数年で転換点になる可能性がある。

その会社の業績が順調でも、米国株全体が調整すれば影響を受ける。

高値で買うのは、今までやってこないこともなかったけど、主流ではなかったので慎重に小ロットで経験を積みたい。

とりあえず以上です。長いまとまらない記事におつきあいくださいましてありがとうございます。

それでは皆様のよい投資を! 昨日は入りは良くなかったけど上げて終わりましたね。

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インデックス投資の下落時のメリット、優位性。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月22日(火)記

投資法の優劣についてはリターンがどれがいいかと、オフェンスで語られることが多いのですが、いつかは来るだろう下落局面でのディフェンスで考えました。

 

<素人投資家は売りが苦手>

プロでも、天井圏で売るのは至難と言われています。

まして、素人は天井圏で買うことはあっても売ることは難しいのは過去の例が示しています。

<割と大きな20%程度の下落局面を考えると>

リーマンショックは50%超の下落でした。ただし、あんなのはそう頻繁には起こらないでしょうから、普通程度の下落局面を想定します。

「自分はとにかくガチホ」という意志が強い方も多いでしょう。

そんな方は読み飛ばしてください。

<下落局面でのインデックスの有利性>

(そのまま保有の場合)

1 数年後には必ず復帰するという過去の歴史がある。

 米国株は、数か月~数年辛抱すれば、元の価格を回復しています。

この事実は、保有し続ける時の大きな支援材料になります。

2 個別株の場合は下落幅がまちまち

インデックスが20%下落したとして、個別株の下落率はまちまちです。保有内容にもよりますが10銘柄持っていれば、下落がインデックスより少ないものもあれば、50%を超えるものも出てくるでしょう。

保有を続けるとしても大きく下落したものは精神的な負担が大きくかかります。

(売却の場合)

3 インデックスでは銘柄数が少ない。

 S&Pインデックスとかですと、1つで解決します。

4 売る理由がはっきりする。

インデックスの場合は、株価の下落の原因はテレビのニュースでもわかります。

5 個別株の場合はその会社独自の原因も考えないといけない。

下落幅がインデックスより大きい銘柄ではその理由を知る必要があります。

6 この会社は大丈夫と変な希望を持って、損切りが遅れる可能性がある。

この会社は優良会社なので特別とか、配当をもらっているからという理由で、損切りが遅れる可能性がある。(保有するのなら別です)

 

7 個別株の下落は忙しいことが多い。

機関投資家が売り始めると急落します。その点インデックスは、動きがマイルドです。

また、IVVとかVOOなどの巨大ETFは時価総額が大きく流動性も十分で売りやすいです。

(結論)

個別株の管理は一定の投資能力を要求します。

不安がある場合は、インデックスが守りやすいと感じます。

特に、正しい売り時期を逃した場合、インデックスなら方針変更して最悪そのまま保有するという手段があります。

かのリーマンショックでも、数年でその前の高値を抜いています。

まして通常の20%程度の下落では1年以内に復帰する可能性が高いです。

素人投資家の場合(自分を基準としたら)下落局面での管理、対処のしやすさは、インデックスが断然有利と考えます。

 

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インデックス投資の下落時のメリット、優位性。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月22日(火)記

今週に入っても好調ですね。今年は2月3月にかなりの下落があったのでセルインメイはすでに済んでいるというコトかもしれません。

 

さて、投資法の優劣についてはリターンがどれがいいかと、オフェンスで語られることが多いのですが、いつかは来るだろう下落局面でのディフェンスで考えました。

 

<素人投資家は売りが苦手>

プロでも、天井圏で売るのは至難と言われています。

まして、素人は天井圏で買うことはあっても売ることは難しいのは過去の例が示しています。

<割と大きな20%程度の下落局面を考えると>

リーマンショックは50%超の下落でした。ただし、あんなのはそう頻繁には起こらないでしょうから、普通程度の下落局面を想定します。

「自分はとにかくガチホ」という意志が強い方も多いでしょう。

そんな方は読み飛ばしてください。

<下落局面でのインデックスの有利性>

(そのまま保有の場合)

1 数年後には必ず復帰するという過去の歴史がある。

 米国株は、数か月~数年辛抱すれば、元の価格を回復しています。

この事実は、保有し続ける時の大きな支援材料になります。

2 個別株の場合は、考える要素が多い。

一方、個別株は、下落前に戻るという保証はありません。10銘柄持っていれば、10通りの心配があります。

(売却の場合)

3 インデックスでは銘柄数が少ない。

 S&Pインデックスとかですと、1つで解決します。

4 売る理由がはっきりする。

インデックスの場合は、株価の下落の原因はテレビのニュースでもわかります。

5 個別株の場合はその会社独自の原因も考えないといけない。

6 この会社は大丈夫とへんな希望を持って、損切りが遅れる可能性がある。

この会社は優良会社なので特別とか、配当をもらっているからという理由で、損切りが遅れる可能性がある。(保有するのなら別です)

7 下落幅が、インデックスより大きい可能性が大きい。

S&Pインデックスは時価総額が大きい株価に引っ張られます。

保有銘柄の構成にもよりますが、通常はインデックスの2倍くらいの下落幅が個人投資家の標準だそうです。

10銘柄保有していれば、50%超の下落の銘柄もある可能性があります。

8 個別株の下落は忙しいことが多い。

機関投資家が売り始めると、急落します。その点インデックスは、動きがマイルドです。

また、IVVとかVOOなどの巨大ETFは時価総額が大きく流動性も十分で売りやすいです。

(結論)

個別株の管理は一定の投資能力を要求します。

不安がある場合は、インデックスが守りやすいと感じます。

特に、正しい売り時期を逃した場合、インデックスなら方針変更して最悪そのまま保有するという手段があります。

かのリーマンショックでも、数年でその前の高値を抜いています。

まして通常の20%程度の下落では1年以内に復帰する可能性が高いです。

下落局面での管理、対処のしやすさは、インデックスが断然有利と考えます。

 

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グロースがいいかバリューがいいかはほとんどの人には今は関係がないと思う理由。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月20日(日)記

 

米国株投資ではよく語られる論議に「グロースORバリュー」の優劣論議があります。

「ハイテクor高配当株」と形を変えることもあります。

 

現時点ではほとんどの人に意味がないと思うのです。(もちろん私も含めて)

 

昔からの投資で含み益が大きい人とそうでない人では立場が違う。

どんなスタイルにしろ、9年に渡る上昇相場でしたから、早く参入した人ほど大きな利益を上げています。

そんな人たちの場合は、どんな戦略でもとれるし、その過程で、どれが一番有効かを論議するのは意味があります。

しかし参入が浅い人たちはそんなに利益が膨らんでいるわけではありません。私もです

最近参入の方には、トントンあるいはマイナスの方もいらっしゃるでしょう。

古参の人たちとは立場が違いすぎます。

ですから、同一に論議するのは意味がないと思うのです。

では公平にするために、これから新規投資するという前提で考えてみます。

金利上昇局面は当分続く。

米国で言えば、金融緩和のスピードを緩めるというバーナンキさんのテーパリングでまず波乱がありました。

イエレンさんの時代に、国債買い入れ(お金の増発)をやめ、昨年からは、回収にかかっています。さらに金利も0.25%ずつですが着実に上げてきました。

今年はあと2回は確実で、3回もあるかというFRBの方針です。

来年も3、4回はある予定です。

この流れはこれから数年は続く見通しです。

したがってこの金利上昇は、計算に入れておく必要があります。

3つのスタイルのそれぞれの目論見は

A バリュー株(高配当株)

 金利上昇で下落している今がチャンスだ。優良株を安く仕入れて長期保有だ。

B インデックス

 米国株は長期的には右肩上がりの上昇をしてきた。米国経済は好調でインフレ率も2%程度ある。市場にいてこそ成長の恩恵が受けられる。

ドルコスト法で定期積み立てで分散もできる。

C グルース株

金利上昇の逆風以上に成長できるグロースしかない。

 

それぞれへの勝手なチェック

Aについて 

現在の株価は安いと言えるの?

さらに下落したらどう対処する?

優良会社だと言い切れる?アマゾンとかの影響は大丈夫?

Bへは

上昇すると言える?

下落にはどう対処する?

買う時期は定期的で大丈夫?

Cへは

すでに期待を含んで高値じゃない?

成長する会社をちゃんと見分けられる?

アクシデントで全体が下落するときは大きく下落するけど大丈夫?

成長をちゃんとチェックできる?

(私の考え)

●9年に渡った長期上昇相場も終盤を迎えています。

●ここは冷静に、慎重な投資が必要と考えます。

●含み益が大きい投資家を羨ましがってはいけない。立場が違う。

そんな人はちゃんと種をまいて、水をやり害虫をとってここまで来ている。

●損を出さないことが大事だと思う。→これからの投資マインドに影響するから。

●はっきりした正解や方針が見つからないときは、じっと待つことも大事だと思う。

「きじも鳴かずば撃たれまい」といいます。

逆風に敢えて船を出すこともありません。

<結論>

●新規投資として考えれば、投資スタイルがどれかより、自分が実行できるのがどれかを考えるのが先決だと思う。

●長期にわたる投資で大きな含み益を持った人の、戦術は自分には当てはまらない。

●大きな流れに逆らわない素直な投資が自然だと思う。逆張りは高等戦術。リスク大。

●一時的に下落したタイミングで、インデックスとか大手ハイテクを小ぶりに買うのが

実際的だと思うし、自分はそうする予定です。

問題点→一時的な下落か長期下落トレンド入りかの区別がつきにくいこと。

 

勝手なことを書きました。しかしあらゆるスポーツでそうなように、上級者ができることが自分もできることは決してないのです。

いくらミシュランガイドでたくさんの星がついていようが、自分の財布に見合った店にしか入れません。自分の予算の範囲で美味しい店を探すのが現実的だと考えます。

それではみなさんのよい投資を!

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中国のIT2強の存在はプラスそれともマイナス?

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月19日(土)記

 

エコノミストという雑誌の最新刊でIT巨人の特集がありました。

米FAANGと中国の2強、BABAアリババとテンセントの比較がありました。

時価総額では(4/20)エコノミストより

アップル90兆円、グーグル80兆円、アマゾン80兆円、フェイスブック52兆円、ネットフリックス16兆円、

大して中国2強はアリババ51兆円、テンセント40兆円と全くそん色有りません。

(1)7社に共通するのは負債よりも資産が多いこと→利上げ局面で強い

総資産から負債を減じた純資産を多い方から並べると

グーグル16.3兆円、テンセント18.7兆円、アップル14.3兆円、アリババ8.8兆円、フェイスブック8兆円、アマゾン3兆円、ネットフリックす0.4兆円となっています。

①積極経営で知られ、現金を保有しないアマゾンですら差引3兆円のプラスになっていること。

②ITバブルの時には、売上や利益の割に期待が高すぎて暴落を演じました。

負債が大きく金利の上昇に弱かった面もありました。

しかし、現在のハイテクはこれだけキャッシュリッチですから、「金利上昇に弱い」とはとてもいえません。

金融とともに、金利上昇局面に強い銘柄群と言えます。

(2)成長力が高いこと。

この18年1Qの対前年度比の成長率は売上高、純利益の順に

AMZN42.9%、125%AAPL15.6%、25.3%GOOGL25.8%、73.2%、FB49%、62.8%

NFLX40.4%、62.9%、テンセント48%、61%BABA61%、35%です。

中国2強も合格です。

(3)収益力がしっかりしていること

純利益は多い順に(単位億ドル)1Q

AAPL138億ドル、グーグル94億ドル、FB50億ドル、テンセント232億元、アマゾン16億ドル、アリババ10.6億ドルネットフリックす2.9億ドル

とすでに十分な稼ぎを得ています。

ネットフリックすはまだポジション固めの投資が大きいようです。

(4)IT巨人に風当たりが強いこと。

今回のFBの個人情報大量流出を初め、個人情報を自分たちの利益につなげているという懸念から、IT各社に対する見方は欧米では厳しいものがあります。

とりわけアマゾンは既存業者への圧迫が激しく、アマゾンの成長を差し引いてもマイナスが強いと言われています。

ショッピングモール用の大量の空きテナントがでていると言われており、不動産業など他の分野への影響が深刻です。

アマゾンエフェクトと言われ恐怖の対象となっています。

(5)中国2強は追いついた感がある。

ここまで見てくると、「コピー」と言われながら、中国2強は数字的にも米大手5強にそん色有りません。

さらにアマゾンやグーグルがまだなしえていない「決済分野」まですでに進出済みです。中華圏では認知され現金は消えたともいわれています。

中国政府もこのアリペイやウイーチャットペイの普及には自信を持ったようで、すでに規制に入っています。(同一店舗500元まで、客側が店のバーコードを読み取る場合は別)

つまり、見方によれば金融にもすでに進出している中国2強は先を言っているとも言えます。

米トップ企業といえどもうかうかはできません。

(6)中国企業は個人情報は使い放題(共産党が同意すれば)

人民への監視体制を強めたい共産党政府の利害と一致すれば、個人情報の流用もOKです。

どれだけ踏み込んだ個人のデータを集められるかがこれからの発展のキーと言われていますので、この点は中国2強には強みになります。米企業にはハンデです。

(7)中国2強の台頭がITたたきを鈍らせるか。

本来ならばもっとたたかれるべきFBへの追及が一定限度で収まったのは、議会でも中国の脅威が認識されたからだという説明がありました。

「IT憎し」より「中国脅威」の方がまさったということなのでしょう。

独裁化を進める習中国にはそれだけの迫力があるということでしょう。

(8)投資家の立場からすると、中国の台頭はむしろプラス。

昨年グーグルが欧州委員会から制裁を受けたように、ITへの投資は「強い規制」がマイナス材料として意識されてきました。

さらにトランプ大統領は選挙対策としてアマゾン攻撃を強めています。

これも懸念材料です。

しかし、これだけ中国ITの追い上げというか、成長が目覚ましいと、「ハイテクたたき」が正論とは言えなくなります。

アリペイなんかに進出されると、中心産業の金融が浸食されます。

優先順位としては「中国からの脅威に対抗する」が第一になります。

大統領の攻撃も限度があるということです。

実際、米国ではスマホのファーウエイは実質使えなくしましたし、Z・・何とかの会社も圧迫しています。

しかし米側の圧力でアリババやテンセントが降参するとは思えず、逆に米国人がアリババで購入することもないでしょう。

(9)結局はうまくすみ分けてウインウイン。

せめぎあいながらも中華圏と日欧米で住み分ける展開が当面続きそうです。東南アジアはどうなるんだろう?

ということで、米5社への投資のリスクはむしろこの面では減少したと考えます。

では逆にBABAとテンセントへの投資はどうかという話ですが、長くなりますので別の機会にしたいと思います。

(10)投資タイミングは各自でご判断ください

とはいっても高成長を織り込んで株価は高値圏にあります。投資タイミングは各自でご判断ください。

成長期待は高いがPERは低いというような「虫のいい話」はありません。

それではみなさんのよい投資を!

追伸

先日 アマゾン太郎さんからコメントをいただきました。

今月でアメリカ株を全部売ってしばらく休眠するつもりです。株価が急落する前の早めの撤退です。 自分は、急落時に何を買うか決めていませんが、上げ幅も下げ幅も大きいAI革命関連のハイテク株になるでしょう。具体的には、アマゾン、グーグル、NVIDIAなどでしょう。

(お返事)

決断力が素晴らしいと思います。急落の是非はわかりませんが私もその場合に買う対象と額を決めようと思っています。

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インフルエンサーの影響を強く受けすぎると思考停止して自立できない。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月18日(金)記

 

インフルエンサー

モノを知らない私は、新型のカゼの名前かなと思いました。

情報を発信することで強い影響力を与える人のことのようです。

 

先日テレビで日本在住の中国の方の影響で、売れ行きがぐっと上がるという特集がありました。

日本人だと気づかない、価値があると思わないような、地下鉄に乗る時の注意とか、きめ細かい情報を発信して絶大な支持を得ているようです。

プロの口コミ屋さんといった感じでしょうか。

薬品や化粧品への影響は絶大なので、企業もタイアップするそうです。

CMの世界も様変わりしていきますね。

 

さて、株式投資界でのインフルエンサーの第一人者と言えば、

 

言わずと知れたウオーレンバフェット氏でしょう。

投資の神様と言われ、誰もが一度は影響を受けます。もちろん私も。

 

衣料会社のバークシャーハサウエイを、本業が閉鎖を余儀なくされたあと、投資の力で世界上位の時価総額の会社に育てました。

まさに伝説の人です。

彼が保有すれば多くの人が追随します。

そのせいで、バフェット銘柄は少し割高だとも言われます。

私も、先日売った(早すぎたかも)COPコノコフィリップスやWFCウエルズファーゴ銀行など、バフェット氏の影響で買った株があります。

影響が強すぎるがゆえの問題点もあると思いまとめました。

 

1 投資能力が断然違うのに真似すると出口がわからない。

バフェット氏と一般投資家の経験や投資能力が同じであるはずはありません。

だから、銘柄を真似ても、買った理由や、あるいは手放す理由はわかりません。

例えば、アップルを大量に保有していますが、5%、私たちからすると、アップルは微妙です。

アイフォンが主力で、かなり行き渡った感があるし、次の戦略も見えてこないからです。

でもバフェットからすると違う景色が見えているのでしょう。

多分財務的に大きな魅力を感じたのでしょう。「宝の山」に見えたに違いありません。

でも、能力がケタ違いで、動機も違うとなると、同銘柄を保有するのは危ういといえます。

売る理由も違うからです。私たちが、のほほんと保有している間に手放しているかもしれません。

そうすると売り時を逃すことになります。

なぞの下落があって後でバフェット氏の手じまいを知ることはよくあります。IBMとか。

2 正確には真似られない。後追いになる。

バフェット氏の投資行動を、リアルタイムで把握はできません。

数か月後に報道や決算発表で知るのみです。

それから考えて行動を起こすとなると相当なタイムラグが生じます。

3 バフェット氏も神ではない。間違いもある。

自身がおっしゃっているように、アマゾンへの投資をしなかったことを悔しがっています。

私たちは、バフェットはハイテクには投資しないという先入観が強いので、意外ですが、特にバフェット氏にこだわりはなかったようですね。

またウエルズファーゴの不正も見抜けませんでした。

一方、実践者ですから、もちろん、学ぶべき点は星の数ほどあります。

でも、学習を飛び越えて「信者」になるのが問題のようです。

4 よりどころを求める投資家が、自ら信者になってしまう。

原理的に、必然的に、株式市場は揺れ動きます。

私たちは、弱くできているので、揺れ動くものにことさら弱いです。(女心も含めて)

だから、必要以上に祭り上げて、心のよりどころを求めるのでしょう。

だからこれはバフェット氏などのインフルエンサーの問題というよりは、受け取る方の問題です。

バフェット氏が、自身のやり方を宣伝しているわけではないですから。

5 信者になると自身の思考が停止する。

全面的に依存すると、自身の投資能力の向上が止まってしまいます。

プライベートバンカーに全面委託するのと変わりません。違いは売ってはくれません。

6 インフルエンサーの情報を糧にするには適正な距離をとる。

生かして用いるためには、少し離れたところから冷静に判断する必要があります。

経歴や実績に目がくらんでしまうと、「批判する心」が芽生えません。

正しいかどうか、実行できるかどうかチェックできる能力が必要です。

 

過去にはLTCMロングタームキャピタルマネジメント

というのが話題を集めました。

どんな人たちも彼らの投資法を否定できませんでした。

何しろノーベル賞学者の集まりでしたから。

しかし、ロシア危機であっさり倒産してしまいました。

 

神でない以上「絶対の投資法」は存在しません。

あったとしたら決して表には出さないでしょう。

秘匿して、永遠の利益を上げるのが最善です。

宣伝したり出版はあり得ません。

 

私たちの目に触れているという時点で、割り引いてみる必要があります。

素晴らしいなら隠して自分だけで使うに決まっているからです。

 

さらにどんな投資法も使いこなせなければ意味はありません。

投資法の優劣よりも、自分が使えるか、実行できるかの方がはるかに切実な問題と思います。

どんなに優れた投資法でも自分が使えなければないのと同じです。

 

昔、もてない男どもが集まって「どの子が一番かわいいか?」の論争をしてましたが、こちらがだれを選ぼうと、相手が興味を持たなければ、何の意味もありません。

例えは悪いですが似ているかと思います。

 

それでは皆様のよい投資を!


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大きな流れで現状を見てみると

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月17日(木)記

 

少し、市場を遠くから眺めて、大きな流れに注目したいと考えています。

今日の日経新聞にそれについて考えさせられる記事がありました。

英国の方の記事でした。

お読みでない方のために概要を書きます。正確には記事をご覧ください。

< >は筆者注

<5月17日日経新聞、英 ラナー・フォルハー氏寄稿>

「次の危機の種はアップル」

見落とせない5つの傾向

1つ目の傾向

株式の上昇→格差の拡大→ポピュリズムの台頭

米国では上位10%が株式の84%を所有。

株式の上昇は富裕層をさらに富ませる。

上昇の原因の一つが自社株買い。

アップルは2850億ドルの現金に対して債務が1220億ドルで無借金経営で金満の状態にある。1000億ドルの自社株買い、16%の増配を発表。バフェット氏はこれらを重視か

2つ目の傾向

知財とブランド>有形資産

●デジタル経済は巨大企業を生むこと。

●勝者総取りで寡占化を生むが、経済全般では投資の縮小を招く。

<アマゾンの投資は増えているが、米国では商業用不動産は空きが多い、投資も減った。>

3つ目の傾向

M&Aの増加

理由・・・従来の大企業がIT企業(アマゾンなど)に従来の収益源を破壊され、やむなく対抗に打って出る。<ウオールマートの買収等か>

通信、メディア業界など

多額の高金利社債の変換が危うい・・・1.7兆ドル(2017年)

4つ目の傾向

次の大きな危機は金融ではなく産業界から起こるだろう

低金利の金融緩和が長く続いた・・・ゾンビ企業が増加している。

5つ目の傾向

次の危機ではIT企業による大きなデフレ圧力が問題。

過去にも物価と賃金を抑え込んだ歴史がある。

<筆者の感想と意見>

英国の方は米企業については少し冷淡というか、離れてみる傾向がありとても参考になります。この方はきれいな女性の方でした。

IT革命とか第4次産業革命とかは、過去の産業革命がそうであったように「光と影」「勝者と敗者」を生み出します。

今進行中の、影の部分に注目しているところが参考になります。

つまり巨大企業と言えども、従来型は安泰ではないという点です。

ITは規模が拡大すれば、飛躍的に利益が上がります。

まさに少数の勝ち組の寡占状態といえます。

勝ち組がどの企業かが明確にわからないけど、わかったとすれば

大手ハイテク企業内での立ち位置や勝つ可能性は別にして、企業群で言えば

特にこの5年での成長性はすさまじいです。

現在ファング5社で時価総額は320兆円で、日本の時価総額の半分に相当します。

過去5年がそうだったけどこの流れは止まらない。

と考えるのが普通で自然です。投資するかどうかは別問題として。

経済成長は続くけど濃淡はある

私たちが株式投資をしているのは、世界の経済成長は続くという大前提があります。

しかし、米国全体では成長していても、その中身は同一ではないということです。

今後の株式市場を考えると

1 金利上昇という逆風圧力がかかる。

という大前提があります。

2 国、地域では新興国は苦しい。

新興国の通貨の下落、株式市場の下落が加速しています。

うっかり逆張りしないようにしたいものです。

なぜなら、大きな流れに逆らう可能性があるからです。

3 米国に限っても、まだら模様がきつい

現在高配当ディフェンス銘柄が下落基調です。これも賛否両論ありますが、含み益がない場合は逆張りは危険だと思います。

早くから投資をしていて含み益がある方にとっては、長期的に買い増しという選択肢もあるのでしょう。

4 トータルではプラスではない

少数の勝ち組企業の上昇がいくら大きいとしても、上記の記事によればトータルではむしろマイナスが大きいとしています。

このことは重要です。

つまり市場全体としても今後どうなるかは微妙だということです。

トランプ大統領がアマゾンに敵意を見せて票取りを狙うのも当然です。

投資方針としては(筆者の考えです)

1 今後数年の投資は難しい。

2 金利上昇で逆風、産業構造、収益構造の変化で逆風、のダブルの逆風を受ける業界、企業への投資は逆張りのチャンスに見えてもしない。

3 新興国への投資は当分見送り。

4 米全体としては、マイナスが大きいか?

5 勝ち組がはっきりわかり自信が持てる人は、逆風を押しのけての成長が見込めるので投資はアリでしょう。(私には明確にはわかりません)

次の下落は仕方が無いとして、ピックアップが早いものを選ぶ

次の下落が何の原因でいつ来るかはだれにもわかりません。

問題は下落があったとしてそれが、「一時的な下落」なのか「長期下落の入り口」なのかの判別ができないことです。たぶん「いよいよ大暴落だ」という宣伝がなされるでしょう。

つまり、その時点で買うのは「賭け」になることです。

再浮上が早い企業やETFを選びたいです。

もし、長期下落の入り口なら損切りするしかありません。

そこは仕方がないと思っています。

しかし、全体としてはリバウンドしているのに、自分の株は上がらないという事態は避けたいです。

 

方針 次回の下落時に何をどのくらい買うかを決める作業をしています。

以上です

みなさまのよい投資を!

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