チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

利上げで株式投資家にアゲンストの中での投資は?

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月4日(金)連休中

天気も良く最高の連休日和です。

人出が多いので、当方のようないつでも出かけられる立場は遠慮して普段通りです。

さてFOMCが終わり、FRBは想定通りのコメントをしました。

インフレ率が目標の2%に近づいていることで、6月の利上げ確率は100%に達したそうです。

今年残り、2回は確実でしょうから、3回あるかどうかが焦点になっています。

つまり、利上げ路線は今後も継続となります。

年4回に言及しなかったのがせめてもの救いです。

利上げ中は投資家にはアゲンストの風が吹きます。

何も株式に限ったことではなく、債券、不動産の方が影響は大きいでしょう。

株式にも及びつつあるといったところでしょうか。

逆風下では投資家の能力がモロに出る。

プロあるいは実力がある方は問題ないでしょう。

しかし、そうでない方も多いでしょう。当方などはまさにそうです。

利上げ中の不利さは数字で言うと3:7くらいか

金融正常化あるいは過度なインフレを防ぐためには仕方ないとはいえ、利上げは様々なところに影響が及びます。

米国ではすでに、住宅ローンやマイカーローンに影響が出ているそうです。カードローンでは延滞率が高まっているそうです。

これから金利の上昇とともに、住宅や車の消費、一般の消費に影響が出ることは避けられません。

トランプが関税とか言うので、米国では鋼材・アルミがすでに値上がりしているそうです。とすると、想定以上にインフレが進む恐れがあります。それを察知すれば、長期金利や利上げもまた急ピッチに進んで、腰折れ懸念の確率は高まります。

金利上げを一時停止あるいは金融緩和するのは、一旦景気が壊れてから?

金利上昇政策は今後も数年は続くでしょう。

これが方向転換するのは景気悪化が数値的に表れたときです。

株価は先行指標ですから、不景気のさなかに底を打って上昇し始めます。

投資家の対応は

金利が重荷になるといっても、伸びる企業をうまく選別できれば問題ありません。

それはアマゾンかも知れないし、金利上昇がプラスに働くといわれている金融かも知れません。

でもすべての業種、企業ではないことは確かです。

当然ですが

上げる銘柄>インデックス>下げる銘柄

になります。

問題は何もしない(現金orMMF)がどこに入るかです。

私にはわかりません。

S&PがMMFより有利とも言い切れません。

ちなみに現在MMFは1.3%程度ですから、インフレ率の2%には劣ります。

1年で約1%目減りする計算です。

でも、MMFならそれ以上の損失はありません。

また、米国以外でまだ投資に適した地域や会社を見つける手段もあります。

でも世界的な見地で見ると米国の影響を受けない地域や会社は非常に限られると感じます。見つけ出すのは容易ではないでしょう。(相対的にはあるかもですが)

自分の投資能力の検証

私の能力はすべてがダメなわけではないですが、ばらつきが多いことがわかりました。

特に「投資家バイアス」が全く排除できません。(ダメな素人投資家心理そのままです)

木村佳子(よしこ)さんの「成功する投資家」の記事で見てみると(ライフハックマガジンさんで知った)

成功する投資家にはまだまだ相当な距離があります。

この逆風下で通用するとはとても思いません。

自分でも通用する条件になるまで待つ。

と結論しました。

もちろんそれまで、「成功する投資家」に近づく努力は少しずつ頑張りますが。

 

前回(配当は幸福をもたらす)にコメントありがとうございます。

Harryさんより

76歳の方からいただきました。積極的な投資をされているようで感心します。

また、azalee2016さんから運用成績がいいので「配当は不要だ」とうらやましいコメントもいただきました。きっと成功する投資家の要素を網羅されているのでしょう。

以上です。例によって自分中心の記事で恐縮です。シニアになると能力の劇的な向上は現実的ではないので、自分に合わせた、「身の丈に合った」投資を極める方が有利かなと思っています。

以上です。今日は金曜日で気になりますね。

それではみなさんのよい投資を!

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配当は幸せ感をもたらす。リタイアに向けての配当戦略。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月2日(水)記

かつては、配当や利子で暮らすのは特権階級の象徴でした。

世界中の株式などに投資できるようになり、庶民でも十分な配当をもらうことが可能になりました。

配当はいつもらってもうれしいですが年金以外に収入がなくなった時の配当は格別です。

株式投資の最適解はきっとあるのでしょう。

しかしそのことと、投資による幸せ感の感じ方は一致はしないでしょう。

今日は、リタイア後の理想の株式投資を考えました。

私が実践しているという意味ではありません。

このブログサイトには「正直者」さんなど本格的なインカムゲイン投資家がおられます。

リタイア後の配当戦略は、幸せ感をもたらす。

株式投資の優劣についてはいろんな論議がなされます。

しかし、リタイア後に限れば、配当という要素は実に大きいと考えます。

リタイアまでは資産の最大化に重点を置けばいいと思いますが、リタイアしたら、のんびり配当を受け取りながら、優雅に暮らしたいものです。

いくら株価が上昇したといっても、売って利益を確保するのと、配当として振り込まれてくるのとでは、感覚的には全く違います。

「おい、今度、株を少し売って、温泉にでも行くか」という方は少数派でしょう。

個別の高配当株投資は実はレベルとハードルが高い。

3%以上の配当をコンスタントに出す銘柄は多いので、これに投資しよう。

と私も思って始めました。

しかし、それぞれの会社のチェックや把握が必要です。

難しさはハイテク株に引けを取らないと感じました。

石油株のように、原油価格で大きく株価が動くものや、通信株のように株価の動きが大きいものや、タバコのように何かの出来事や規制で大きく下落するものもあります。(タバコはMOを含み損抱え中です。)

個別の高配当株は、長年にわたって投資し、買値が低い場合は、安心して持てるでしょうが、リタイヤしてから始めるのは無理が大きいと感じます。

ETFで持つのはどうか?

米国株ETFでVYM(米国高配当株ETF)などは配当が3.1%もあります。

しかしやはり株式ですから、高配当と言えども、動きが緩やかだったり小さいわけでもありません。

VYMとNYダウの比較を見てみますと(10年、SBI証券)

f:id:tingisuhan:20180502212933p:plain

非常に似た動きをしています。ダウと比べて不利というわけでもないようです。(むしろ配当が高い分有利ともいえる)

しかしやはり退職後に一気に仕込むのは危険が大きいと感じます。

ゆったりした生活を望むのに、毎日株価が気になって仕方がないというのでは、メリットになっていません。

リタイアまでに徐々に変えていく。

リタイアの5年~10年くらい前から少しずつ「配当を得るための投資」を意識して準備できたら素敵です。

初めから配当を意識した投資戦略の方は替える必要がないのでその点便利です。

投資額により、また受け取る配当金の額により、普通のインデックスETFだって使える

S&Pインデックス型でも(IVV、VOO,VTI)で、1.93%の配当があります。

投資額が1億円なら193万円(税込)になります。

投資額が多ければ、一般型を使ってもかなり受け取れます。

一例をあげれば

IVV、VOO、配当1.93%・・・25%保有

VYM(米高配当ETF)、配当3.1%・・・25%保有

VEU(バンガード米以外全世界大企業版)、配当2.87%・・・25%保有 

MMF、BND、BLVなどの債券、配当2%・・・25%

と¼ずつ保有しても全体で2.5%の配当金になります。

安心して持つためには平均買いコストがなるべく低い方がいい。

資産規模の目標が達成できていたら、あるいは達成の見込みがついたら、配当戦略も考えるのは、重要と思います。

短期間でこれらの安全なETFに投資しても、買いコストが高ければ少しの上下動も気になります。(年をとると特に心配性になる)

3、4割下落しても大丈夫な買いコストなら理想です。

長い間には、株式が割安の時期もけっこうたびたび訪れます。

そんな時に、仕込んでおけばコストを下げることができます。

以上です。

私はもうリタイアしてしまっているので、かないませんが、これからの方はどなたにもチャンスがあります。うらやましいです。

それでは皆様のよい投資を!

昨日決算のアップルが雰囲気を明るくしているようです。今後に期待です。

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初心忘るべからず。あっ、私に言ってます。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月1日(火)記

さて昨日書いた高田明さんの本を読みました。

不届きですがその中で、株式投資に当てはまると、感心したものを抜き出します。

本の主旨とは違うかもしれませんが。

高田明「自分史上最高を追う生き方」

世阿弥の言葉から

1 初心忘るべからず

有名ですね。初心とは芸がまだ未熟な状態を示すそうです。

成長するとつい試したくなって、難しい投資にお金を突っ込んだりしますよね、(私のことです)

むしろ怖がっている時の方が、けがは少ないように思います。

2 時分の花をまことの花と勘違いするな

時分の花・・・若かったり、ちょうどブームで、実力以上の評価がされること。 

まことの花・・・ブームに流されない本当の実力

つい話題の株に目が行きます。買った時が最高値とはよくある話です。

3 離見の見(りけんのけん)

演じている自分を離れて、客一人一人の目線から自分を客観的に見ろ。そして、客の求めているものを探り当て、それを演じろ。

エンドユーザーを大事にしろというのは当時から商売の基本だったんですね。

4 独りよがりにならず機をとらえる。

相手のタイミングで。

まさに株式の格言かと思います。

高田明さんの信条より

1 ライバルは昨日の自分

慢心は落とし穴。今の自分を完成形だと思った時成長は止まる。

2 夢持ち続け日々精進

常に自己を更新して自分史上最高を目指す。

いやー素晴らしいです。

高田さんはジャパネットを息子さんに引き継いだ後、長崎バンファーレというサッカーチームの運営を引き受けたそうです。

地方のスポーツチームの運営は金銭的にも大変な気がしますが、サポーターを盛り上げるのは高田さんの真骨頂でしょう。

3 秘すれば花なり・・・お客様をワクワクさせる

秘密にしておくからこそ思わぬ効果を生む。最初から手の内を見せてはならない。

いろんなことに応用できそうです。仕事にも・・・にも。

「今度、球場で何かが起こる」と言って、サポーターを「何だろう?」とワクワクさせておいて、実際に、球場で、LEDビジョンのお披露目をサポーターと一緒にしたくだりは、感動しました。

私も高田さんのように「夢持ち続け日々精進」を心がけます。

以上です。今日もこんな記事で失礼しました。

それではみなさんのよい投資を!

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初心忘るべからず。あっ、私に言ってます。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月1日(火)記

さて昨日書いた高田明さんの本を読みました。

不届きですがその中で、株式投資に当てはまると、感心したものを抜き出します。

本の主旨とは違うかもしれませんが。

高田明「自分史上最高を追う生き方」

世阿弥の言葉から

1 初心忘るべからず

有名ですね。初心とは芸がまだ未熟な状態を示すそうです。

成長するとつい試したくなって、難しい投資にお金を突っ込んだりしますよね、(私のことです)

むしろ怖がっている時の方が、けがは少ないように思います。

2 時分の花をまことの花と勘違いするな

時分の花・・・若かったり、ちょうどブームで、実力以上の評価がされること。 

まことの花・・・ブームに流されない本当の実力

つい話題の株に目が行きます。買った時が最高値とはよくある話です。

3 離見の見(りけんのけん)

演じている自分を離れて、客一人一人の目線から自分を客観的に見ろ。そして、客の求めているものを探り当て、それを演じろ。

エンドユーザーを大事にしろというのは当時から商売の基本だったんですね。

4 独りよがりにならず機をとらえる。

相手のタイミングで。

まさに株式の格言かと思います。

高田明さんの信条より

1 ライバルは昨日の自分

慢心は落とし穴。今の自分を完成形だと思った時成長は止まる。

2 夢持ち続け日々精進

常に自己を更新して自分史上最高を目指す。

いやー素晴らしいです。

高田さんはジャパネットを息子さんに引き継いだ後、長崎バンファーレというサッカーチームの運営を引き受けたそうです。

地方のスポーツチームの運営は金銭的にも大変な気がしますが、サポーターを盛り上げるのは高田さんの真骨頂でしょう。

3 秘すれば花なり・・・お客様をワクワクさせる

秘密にしておくからこそ思わぬ効果を生む。最初から手の内を見せてはならない。

いろんなことに応用できそうです。仕事にも・・・にも。

「今度、球場で何かが起こる」と言って、サポーターを「何だろう?」とワクワクさせておいて、実際に、球場で、LEDビジョンのお披露目をサポーターと一緒にしたくだりは、感動しました。

今日もこんな記事で失礼しました。

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相場の見通しや方針は立ち位置や能力で全く違う。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年4月30日(月)祝記

逃走犯がやっとつかまりましたね。さて

「高田明と読む世阿弥」 日経BP社 1400円

を読みました。というかまだ一部ですが。

あのジャパネットの高田さんです。

日経新聞に今日まで「私の履歴書」での連載もありました。

私の履歴書での記事は秀逸でした。

さて、本の冒頭に

「変えられないことで思い悩まない」

とあり、まさに!と思いました。これはストレスを少なくするのに最適なアドバイスです。

能の奥義書の「風姿花伝」から

男時(おどき)、女時(めどき)というのが紹介されています。勝負事で

男時・・・自分の方に勢いがある時

女時・・・相手の方に勢いがある時

長い人生にはよい時も悪い時もあり、ツキは刻々に変わる。

女時はエネルギーを蓄積し、男時に変わる瞬間を見計らって攻勢に移ること

この章でのポイントには

●人の気はコントロールできない

●自分の努力ではどうしようもないことがある

●悩みの99%は悩んでもどうにもならないこと

●複雑に考え過ぎずシンプルに考えること

高尚な芸術を株式に当てはめるなど、不届きですが、まさに株式相場にもぴったりと当てはまると思いませんか?

さて今の状況は男時なんでしょうか、それとも女時何でしょうか?

それは立ち位置や能力で大きく変わると思います。

プロは強気アマは弱気に見ている。

今年の株式の見通しについて「どにゃるど」さんの記事にそうありました。

同じ相場でも見方が全く違うということですね。

2月以降の変動の激しい上下動でも、売りも買いもできるプロにとってはむしろ「チャンス」と見ている人も多いということでしょう。

もちろん、アマでもトレードが得意な方は苦にしないでしょう。

でもバイアンドホールドが一般的な素人としては、トレードの腕を磨くのもアリですが、「バイアンドホールド」が有利になるまで待つというのも有力な選択だと思います。

過去のダウのチャートを見てみますと(世界経済のネタ帳より)

f:id:tingisuhan:20180430163409p:plain

好調が続いた後は下落が続く期間もあります。

その時期を見極めることはできませんが、自信が持てないときは「離れてじっと時を待つ」戦術も有効と思います。

その間の成長を取り逃すことになりますが、損もまたありません。

ツイッターで愛読している「ライフハックマガジンさん」のように定期預金投資はあとからみるといい選択肢である可能性は高いと思います。

ただし日本では定期預金は金利はつかないのでドルMMFとかでしょうか。

上記の本にあるように、「うまくいかないとき、自分の努力ではどうしようもない時には、今自分ができることにもっと集中して取り組むしかない」というのは適切なアドバイスだ思います。

さて5月上旬までという期限付きで昨年11月にハイテクに投資しました。

5/11のNVDAの決算が最後になります。

成果が出ていてもいなくてもいったん売却を考えています。

いい決算であることを願っています。

まとまらない記事でしたが以上です。

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金利上昇時の投資は難しい。投資家の資質と努力が試される。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年4月28日(土)記

 

板門店で南北首脳会談が実現しました。

この平和路線は、何年も前から北が周到に準備して狙っていたという説があります。

交渉を有利にするために「ミサイルを撃ちまくって、核を開発しておく」というものです。

そうすることによって、ICBMも核も強力な取引カードになります。

このまま順調に核廃棄が進むと、金委員長と文大統領そして、トランプ大統領がノーベル平和賞の受賞もあり得ます。

ミサイルを撃ちまくり反対者を処刑しまくった独裁者が「ノーベル平和賞」とはキツイジョークに思えます。

さて、金利上昇時の投資は難しい

と感じます。今週はとりあえずアマゾン効果もアリ無事に通過しましたが。

金利下落時(金融緩和)では、どの会社もメリットがあるので、基本的には何を買っても上がります。

でも金融緩和から金融正常化に向けて舵が切られ、金利が上昇している今の局面では、どの企業がこの逆風をはね返して成長を続けていけるのかを見極める力が求められます。

たいていの投資家は判断はつきませんから、とりあえず一旦利確して、市場から距離を置く、スタンスになります。

「卑怯者め、戦線離脱か?」と言われそうですが、離脱するなら早い方が有利なことは自明です。

野球場の駐車場と同じで、みんなが行動する時にはとても混雑して不利になります。

金利、会社の業績、中央銀行の方向性、景気の動向、・・・

考えることが多くて複雑です。

金利下落時は会社の業績だけ見ていれば、それも、少しでも改善していればOKでした。

ところが現在の局面では、ほとんどの企業が予想EPSを10~20%上振れしているのにもかかわらず売りが出ます。ハードルが上がっているのでしょう。

難しくても企業業績の内容と見通しがしっかりと見極められる投資家は残る。

投資するからには、四半期決算の内容と見通しくらいはチェックして、投資を続けるべきかどうかを判断するのは当たり前のことです。

でも、金融緩和という順風では、そんな面倒なことをしなくてもうまくいきます。

下がる株は少なかったからです。

ハードルが上がって、投資家としての資質が試される。

金融引き締め(正常化)では、消費も減速するのでほとんどの会社が逆風を受けます。

そんな中で成長を続ける会社を見極めるのは、大変です。

引き締め下では、「投資すべき資質や努力」が問われるのだと思います。

これからの数年間は経験を積む場だと考えるのが無難かもしれない。

私自身は、投資経験は長いものの、そのような基本的なことがしっかりできてはいません。

BSを見るのも英語の文を理解するのも難があります。

まして、これからの難しい局面をすいすいと渡っていける実力はないです。

だから大きな金額をつぎ込むのはやめにします。(自分としての額です)

考える要素の少ない、S&Pインデックスや、わかりやすいポピュラーな銘柄に絞って少しずつ買いたいと思っています。

リターンは量(アマウント)も質(率)も求めません。

そして買った銘柄については自分なりにInvewstors Relaitoins を読んで四半期のチェックをします。

有名な銘柄ならこのブログサイトで、他の方の記事を見れますから、自分の理解度をチェックできます。

そんな風にして、コツコツやっていれば、そのうち今よりはわかりやすい局面もきっとあるでしょう。

市場から離れて、好機を待っているだけでは「的確な投資」は決してできない。と思います。

そのためには、さすがに損はしたくないですが、リターンが少ないことなどさして大きなこととは思いません。

年齢も高いので、学んだり経験を積んだりがどれだけうまくいくかは未知数です。

以上です。

私ごとですが、昨日はCOPコノコフィリップスという石油会社を売りました。

都合よく原油が高いのでこの機会に手放しました。あとRDSが残っています。

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目的を明確にして自分に最適な方法を考える

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年4月26日(木)記

決算発表の好業績が続いています。

しかし、せっかくの好業績も、付け足しのコメントや電話会談の発言などで激しく売られる流れが続いています。

困ったものです。

今日は長期金利がとうとう3.02%と3%を越しています。

長期金利の上昇は予想されたこととはいえ、まだ織り込んでいないようです。

今後もこの問題で、売られる場面は多いのでしょう。

S&Pです。

f:id:tingisuhan:20180426155357p:plain

好決算にも関わらず、長期金利を織り込みできなくて、かろうじて200日線の上にとどまっています。

典型的な三角持ち合いで、どちらかというと下に抜けそうな形をしています。

この週末がカギになると考えています。

 

市場はともかく、この機会に自分のことを考えました。

目的と方針をはっきりさせないといけません。

さてアンケートです。

自分はどちらですか? A 堅実な投資家である。B 投機的な投資家である。

ほとんどの方がAとお答えになったのではないでしょうか。

私もAだと信じていましたが、今までの投資行動を振り返ると、十分に投機的な行動をとっていました。

まさに「年寄の冷や水です」

この機会に、しっかりと足元をみて、自分にあった投資を構築する必要があります。

自分にとって投資は必要不可欠なものではない。

年齢が過ぎていくと、残りの生き方が限定されていきます。

でも逆に言えば、選択肢が限られて、リスクも限定されるわけです。

人はタイプもそれぞれです。

自分の場合は必要以上の収入は持て余すことがわかりました。

「投資のための収入が必要」というのは本末転倒です。

投資には今あるお金の一部を充てればいいからです。

そうやって、投資を見直してみると、規模も、内容もずいぶん地味なものでいいということになります。

若い皆さんには「なんかしょぼいな」と拍子抜けされそうですが、

配当や収入を目的としないとなると

将来の変化に備えて、資産を分散する。

のが主目的になります。

日本は少子高齢化が世界で一番激しく進み、それなのに、国の対策は後手に回っている感があります。

将来の社会保障などがはっきりしない点は大きなリスクです。

日本の少子化、高齢化の影響を受けない資産を持つ必要があります。

ただし、今すぐというわけではないので、あせることはないと思っています。

海外資産の主軸はドル資産。

海外投資を嫌う方の理由の多くは「為替変動」です。

長期にわたり円高ドル安が進んできた経緯があります。

ドル資産で持っていても「大幅な円高が来たら困る」というのはもっともな心配です。

しかし、ドルのいいところは、安定的に貨幣価値が下落している点です。

幕末から明治にかけて、1ドル=1円の時代がありましたが、日本の1円は金貨でドルは銀貨でした。

ドルも円も下落しましたが、現在はドルの価値が円の100倍ほどあります。

円は、節目節目に大幅に下落した歴史があります。

ドルの減価が補えればとりあえずは目標達成

ドルの目減りが年2%(インフレ率)とすると、そんなに高い目標ではありません。

MMFでも1%少しありますから、株式、債券を組み合わせれば容易に達成できるように思います。

無意識のうちに高いリターンを求めてしまう

株式投資では、自分では「高成長狙い」ではないと思っていても、しっかりと自分を押さえていなければ、ついその方向にいくようです。

まして株雑誌には「私はこの株で10倍を達成した」みたいな記事が多いですし。

調べてみるとどうも私だけの傾向ではないようです。

私はギャンブルもパチンコもしませんが、それでも「かくれたばくち体質」はDNAにあるようです。気をつけないと。

基本ドルMMFで保有して、好機に、債券、株式インデックスを購入。

円建てでも対象が海外なら海外資産ですから、円建てで買えるものはなるべく円で買いたいです。

そうすると株式では楽天V全米は便利です。

同じく全世界も使えます。

ただし、米国の割合を調節しやすいのはVXUS(米国以外)とかのETFだと思います。

債券については、米国対象のETFではいくつかあります。

国内円建てで、同程度に有利なものがあるかどうかはこれから調べます。

できれば配当金が出ない方がいいのですが。

しばらく株式も債券も投資が難しい時期が続くと思う。

金利や物価が上昇しても大丈夫かどうかはしばらく時間がかかるのだと思います。

金利がもう1%も上昇すれば、長期金利で4%ほどですから、普通の債券では5%ほどで回ります。十分に魅力が出てきます。

当然株式はそれより有利でなければなりません。相当に高いハードルです。

投資を組み替えるのは、新しく投資するよりやっかいだ。

と言われるそうですが、まさに私もこれに当てはまります。

今持っているものも「無理やり整理」せずに、ゆっくりやろうと思います。

 

今日も私ごとが中心で失礼しました。でもリタイア後の投資について一つの例になればと思い記事にしました。

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長期金利3%越えでどうなるかは誰にもわからない。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年4月25日(水)記

ハイテク株は大幅下落でした。

決算発表ではわざと欠点を探して、下げているようにも見える

GOOGLの決算は、売上、利益ともにコンセンサスを大きく上回り申し分ないように見えます。

営業利益率が低下したのが売られた原因ということですが、厳しいですね。

GOOGL1022.64ドル-4.77%です、私も保有があります。さらに将来買い増ししたい銘柄の一つです。

PMもそうでしたが、市場は売る材料を探しているようにも見えます。

今後の決算発表では覚悟が要りそうです。

コンセンサスを上回ってこれですから、下回りでもしたら、とことん売られそうです。

CATキャタピラーCFOの発言で大幅下落になったそうです。

「今期がおそらく最高だろう」と発言したとのことです。責任者の一人としての本音だと思います。

将来については不透明で計算できないことが多いのでこういう発言も理解できます。

長期金利が3%を超えたときにどうなるかはだれも経験がない。

かつては、3%どころかもっと高い時期がほとんどでした。

以前の心地よい長期金利は5%と言われていたそうです。

そして、その頃の株式の割高、割安の基準はPERが15程度でした。

現在の米株はそれよりはかなり高い水準にあります。

私の全くの素人考えでいくと、金利水準に過去のように5%に近づいていくのなら、株価の水準もまた、PER15の水準に近づいていくのが自然に思えます。

多分そう単純ではないでしょうが、金利が上昇しても、株価が高値水準を維持できるという保証や、説得力もまた力不足に思えます。

とにかくリーマン以降は世界の経済の基準が変わったと言われていますから、過去を当てはめての推測には限度があるように思います。

どちらにも決め手がない時には、投資家は臆病ですから「悲観」に傾きやすいのも当然と言えます。

強気に考えれば、長期金利が上昇してもゆっくりなら、株価もこのまま上昇。

下記のグラフはKUKIWAKAMEさんの私の稟議書のブログからの資料です。

金利と株価の関係 ~20年間のダウと米国金利の推移から見えるもの~

f:id:tingisuhan:20180425174231p:plain

過去の長期金利の上昇局面で株価が下落するという傾向は見当たりません。

(もっともこの1年ほどの急上昇も過去に例がないけど)

10年債と2年債の金利の縮小も指摘されていますが、まだフラット、あるいは逆転しているわけではありません。現在0.5%ほど。

弱気に考えれば、しばらく調整してもおかしくない。

長期金利以外にも米中間選挙、貿易戦争、・・・不確定要素はたくさんあります。

それぞれの材料で、投資家が悲観に傾くことはありそうです。

株価は市場参加者の総意なので、悪材料→株価下落→投資家心理悪化→株価下落

の悪循環は考えられます。

そう考えると市場から距離をおいてMMFとかで運用するのは無難に思えます。

超長期的に見れば、今も将来も長期上昇トレンドの一部だ。

これから順調に上昇するとしても、一旦調整するとしても、長期上昇トレンドの一部であることは確かです。

どのくらいの期間を切り取って考えるかは個人差が大きいと考えます。

私のようなシニアは一時期とはいえ下落はイヤなので、投資機会を逃しても「持たない」ほうに魅力を感じます。

機会を逃し続けて、そのうち寿命が尽きても、何も問題はないからです。

若い方の場合は、20年、30年のスパンで見れば、目先の動きは気にならないかもしれません。

まとめ

世界の金融資産は300兆ドルあるそうです(日経新聞)

これが大移動を始めるわけですから、影響が大きいのは当然と言えます。

今のところ、株式よりも債券の値下がり(債券市場からの資金流出)の方が大きいと思います。(利回りは上昇)

債券市場の規模は株式市場の約2倍の規模があるそうです。

そのマネーはこれからどこに向かうのでしょうか?

いろんなことが落ち着くまで、じっくりと勉強しながら待ちたいと思っています。

今まで常識とされていたことや、有効とされていた投資法なども、もう一度、考え直す必要があると考えます。

株式も適正水準がはっきりしない以上、少し下がったからといって、衝動買いはリスクが高いので自重しなければと戒めています。

もうしばらく待って、債券価格が落ち着けばもう少しいろんなことがはっきりするように思います。

まとまりのない記事で恐縮です。

このところ下落が続いていますから、今日は上げてほしいのですが。

それではみなさんのよい投資を!

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リタイア後の株式投資の位置づけ(2)

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年4月23日(月)記

1バレル68ドルと原油高になったり、円安に振れつつあるなど、予想がつかない展開です。

ツイッターで愛読の著名投資家Mさんは「中間選挙までは株式投資の行動はしない」とおっしゃっていますが、うなづけます。

現在は予想のできないファクターが複数あります。

(1)トランプの言動とその落としどころ

(2)米国と中国、北、ロシアとの距離感

(3)通商、貿易の影響の行方

(4)長期金利の動向

(5)米中間選挙の結末

(6)米国と世界の景気腰折れ懸念。

今のところはっきりしているのは、米国の企業業績がおおむね好調という点です。

米国株式も決して「安い水準ではない」ですし、今後も難しい局面は続くと思います。

投資に必然性がないシニアの私は、しばらくは距離を置くのが賢明と考えています。その理由は

今後もっとわかりやすい投資のチャンスは来ると思うから。5年以内を考えています。

したがって私にも通用するくらいのわかりやすい局面まで気長に待つことにしました。

といっても、決して暴落を待っているわけではありません。

この押し目では少しずつ買っていきたいと考えています。

投資が必然でないとしたら、やはり投資のタイミングは有利なチャンスを狙いたい。

自分に有利な時に投資すればいいのですから、難しい時期は避けるのが賢明です。

リーマン後は経済の常識が変わったと言われています。

長期金利の動向などです。

トランプ大統領という激しい異色の大統領であることも大きいといえます。

米国にとって、プラスなのかマイナスなのかなかなか読みづらいです。

投資対象は、一番安心感がある米国インデックスを中心に考えています。

そうするとメインターゲットは

1 S&P系のIVV、VOO、VTIがまず考えられます。

VTもいいですが、米国が半分を占めるので、割り切って、米国と米国以外に分けるのがその後の調整がしやすいと考えました。

2 VXUS・・・バンガード米国以外、6171銘柄、全世界(新興国含む)から米国を除いたものです。年間経費率0.11%

VEU・・・バンガード、2598銘柄、上記の内大型株で構成、年間経費率0.11%

上記2つはどちらでも大きな差はないと思います。

リスクヘッジを目的とした場合、技術的にも総合力とも、今後10年は米国の優位は続くと考えます。技術革命に視点をおけば

3 QQQ・・・パワーシェアーズナスダック上位100銘柄、年間経費0.20%

VGTもいいですが改編になるようなので、詳細が確定してから考えます。

4 個別銘柄

産業構造を変えていくような会社を、個別に保有するのもいいと思います。

AMZN、GOOGL、・・・

保有割合など、さらに具体的に詰めてチャンスに備えたいです。

以上です。私のこと中心になり失礼しました。

それではみなさんのよい投資を!

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リタイア後の株式投資の位置づけ(1)

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年4月22日(日)

決算発表が続いています。

PMみたいに「日本のシニア層へのアイコスの浸透が予定通りでない」というだけで、大幅下落もありますから、スリリングというか、怖い発表ではあります。

下落の幅の方が大きい感じもしますし。

リタイア後1年経過して、生活も落ち着いてきたので、今までのまとめと反省、今後の方針を考えています。

リタイア後の幸せ度の優先順位。(筆者の勝手な感想です)

リタイア者としては1年の新米です。でも、たった一年でも、ずいぶん感覚が違ったこともあります。

これをお読みの方は、リタイアまでにまだ十分時間がおありでしょうから、ご参考になれば幸いです。

1 社会的に立派な肩書がある。役員などで重要な地位を占めている。

「人はパンのみにて生きるにあらず」といいます。

衣食住に不足がないレベルの方々のグループでは「名誉」が一番の問題になります。

会社役員、大学教授、院長、団体代表、議員・・・は社会的にも認められた社会的権威です。

「老害」批判もありますが、これらの権威を手放す理由がなければ(病気とかで)、「続けられるだけ続けようとする」のは当然です。

もっともこれらに就いている人は厳密には「リタイア」とはみなされないでしょうが。

2 趣味の世界、ボランティア、特定の集まりで「重要な存在だ」

スポーツがうまい、音楽がうまい、芸術がうまい、ボランティアのリーダー、あるいは地域の中で中心的な存在だ。

人間にとって、最終的な満足感は「自己実現」だといいます。

これらの分野で存在感があれば、堂々と胸を張って生きていくことができます。

 

次は見方を変えて、私たち一般の世界で考えます。

3 生活に余裕がある。

(番外)印税が入る、特許などの権利収入がある。

(1)年金が多い

(2)家賃などの収入がある

(3)配当収入などがある。

やはり「世の中、先立つものはお金です」

余裕があれば、嫉妬されたりもするでしょうがそれを差し引いてもメリットが大きいでしょう。

たまの旅行でもけちけちせずに済みます。

株式投資は微妙な立場にいます。

それは株式投資をしていることで尊敬を受けることはないという事実です。

上記の中で、十分に自分の地位を確立できていたり、尊敬されていたりすれば、株式投資をすることで、逆にマイナスの評価になる可能性が高いです。

「あの人、年金が私たちよりうんと多いはずなのに、株式投資までしてるんだって」

「何と欲が深いんでしょう」

と強欲、銭ゲバ(古いけど)にみられるかもしれません。

だから、生活に余裕があり、自己実現もすでに果たしているなら「株式投資」には近づく必然性はないです。

株式投資で意見が一致することはまずありえない。

野球や芸能人の好みも千差万別ですが、それでも一致することはたまにあります。

でも株式投資をしている人たちの意見が一致することはありえません。

それどころか、1か月前の自分自身とも方針が違っていることでしょう。

したがって株式投資は評価が低いうえに孤独でもあります。

リタイアまでに株式投資をしてこなかった方は、「リタイア後も株式投資をしない」がファーストオプションになると思います。

テレビの宣伝などで、退職金の運用がよくテーマになっています。

でも特別な目的がないのなら「まず投資はしない」というのが基本スタンスだと感じます。

配当目的の株式投資は十分な理由になると思う。

よくスタイル別の投資のパフォーマンスの優劣が論議されますが、「配当目的」の場合はジャンルが違うのでは、と思っています。

印税や不動産の家賃収入に近いと思うからです。

その視点で見ると、将来人口の激減が確実な日本の不動産は不透明です。

だから、株式投資での配当収入の優位性は明らかです。(ただし、投資の時期や対象の問題は別です)

私も、配当収入を目的に米国株投資を始めました。

ただし、この1年で「必要以上の収入は要らない」と感じたので、再度一から、株式投資を考え直しているところです。(個人的な考えです、収入が多い方がいいと思う方の方が普通だと思う)

 

長くなりましたので、今後の方針の具体的な内容についてはまたの記事にします。

それではみなさんのよい投資を!

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