チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

米国株投資、質と量どちらを選ぶか?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
               2017年7月11日(火)記
 昨日IBMを買ってドルがなくなりました。ドル高円安が進んでいます。ドルが買いにくいですが後から考えるとまだ安かったということになるかもしれません。

 米国株投資において、質(利益率)と量(保有高)のどちらに重点を置かれていますか? 
 このブログサイトを見ると、先見の明があり、早くから米国株に参入された方は質と量の両方を達成されているようです。また、日は浅くとも、高いパフォーマンスを達成されている方も多いです。
 当方は、昨年秋からの参入です。自分なりに買ってきたつもりですが、量的にはまだまだです。この夏場に向けて、もう一度投資の目的や方法を確認しようと思いました。

1 質重視だと
 今の米国株が「割安だ」とはとてもいえません。それどころか、FRB議長を初め「高すぎる」との評価をされています。FRBの金融正常化は一見順調に見えますが、ここらへんで、少し調整が入る可能性も高いです。半面、世界の中で金融正常化を、実際に実行しているのは米国だけです。いろいろ問題はありながらも、相対的には「強い」といえます。そうすると、綱引きになりますから、はっきりするまでは様子をみる。というのが最強に見えます。今無理に買ってパフォーマンス(利益率)が向上することはなさそうです。

2 量も重視すると 私の場合です。
 割高に見えるからと言って、「指をくわえて様子をみている」だけでは保有量は増えません。ストライクゾーンを広げて、今は少し割高だけど、将来的には投資に値する。というのもOKとするくらいになります。買いにくいところを努力して買っていれば、買いやすい時には、楽に買えるかなと期待しています。

3 少しずつでも、歩みを止めないようにしたい。
 考えてみれば、昨年のトランプ以降でも「買いやすい」という局面はなかったです。「もう限界だろう」「下落に転じるだろう」という声が大きい中で上昇してきました。将来が明るく見える時はPEが高いし、PEが低い時は、「将来が見通せない」としたものです。買いにくい時に買うのも、リテラシーの勉強と思っています。

以上です。みなさんのお考えもお聞かせください。
皆様のよい投資を!

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これからの「ぐずぐずした長期戦」を乗り切る心の準備は?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。む
               2017年7月10日(月)記
ドル円の下降トレンドが転換か?

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昨年の終わりに上昇してから徐々に下げて下降トレンドを形成していました。3月と5月にも上昇しましたが、トレンド転換までいかずに下降していました。今回は今までより強い動きです。さらに詳しいチャートをみると、

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5月の時は50日線は下向きでしたが今回はすべてが上向きになっています。今年になってからのゆっくりとした下降トレンドが転換した可能性が高いです。現在は114.14円となっています。

 考えてみれば、素直な反応です。FRBは6月に利上げをし、9月からの(?)資産縮小を発表し、最近では12月にもう一回の利上げもするぞとアナウンスしています。緩和終了を着々とこなして、正常化に向かっています。もちろん実際には、「山あり谷あり」でしょうが、思いのほか順調に受け入れられているようです。これに伴って、「債権バブル」も少しずつ収束に向かっているようです。今日の10年債が2.39%です。

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このまま順調にいくとは思えませんが、正常化に向かってのレールには乗ったかなと感じます。 

一方の日本は緩和継続を主張しています
から、このままさらにドル高円安が緩やかに進んでいくと考えるのが自然です。米国のこの動きに追随して緩和を少しでも絞っていけば正常化に向けてのチャンスと思われますが。実際には、ECBと違って、日銀は国債買い入れ額を固定しておらず、長期金利をペッグしています。17年の4~6月4半期では国債買い入れ額は13.5兆円とその前の22.8兆円から大きく縮小しています。これは緩和縮小と見ることもできますが日銀の本意は私にはわかりません。

緩和時には「全員当選」状態で上がったが、「金融正常化」ではどうなる?
リーマン後の金融緩和では、程度の差はあれすべての株が恩恵を受けました。今度はその逆の道のりです。正常化は業績が現在の高PEに近づくように慎重にゆっくり行われるでしょう。だから、大幅に下げる心配はないと思っています。しかし、「買った株がなかなか上がらない」ということは頻繁におきるでしょう。ここ数年はがまんが試される時期かなと思っています。自分は米国株への参入が日が浅いために十分な仕入れができていません。その意味では、これから数年ぐずぐずするのはありがたいです。一気に上がってしまえば買うチャンスもなくなりますから。

 数年前には想像もできなかった、「金融正常化」の道を米国は着々と進んでいます。個々の会社やセクターではその時々に問題はもちろんありますが、大きな流れでは「買い」と思っています。今は21.7と少し高めのPEですが、時間とともに20を割ってくる流れだと思います。(株価は下らず、EPSが伸びて)

まとまらない記事で恐縮です。先週買ったIBMが少し下げているので、買い増ししたいと思ってます。GEもEUの制裁金はマイナスニュースなので買いのチャンスです。株価も下げていますが、ここはIBMの方が有利と判断しました。皆様のよい投資を!

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「20年後の昼ご飯の代金は何円?」通貨リスクと投資を考える。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
               2017年7月8日(土)記
 昨日はNYも戻しましたが、個人的には、いつも通りに夏場は少し下げると踏んでいます。9月のFOMCで資産縮小が発表されれば、そこら辺が底かなと見ています。下げ幅は小さく10%ほどが精一杯でしょうか。(単なる個人的な予想です)
 四季報オンラインのバフェット太郎氏の記事読みました。「いつも通り明快でしたね」。知らないこともたくさんあって勉強になりました。耳が痛い部分もありました。あれもこれもと買って、しかも売らないので22銘柄にもなっていますので。
 通貨リスクの面から海外投資の必要性を検証したいと思います。

タイトルの「20年後の昼ご飯の代金は?」ですが、どうお考えですか?
地域差もあるでしょう。私の地方では600円~800円です。では4択で
(ア)1000円(イ)1500円(ウ)2000円(エ)3000円(オ)5000円
過去を振り返ってみましょう。日本はバブル後長いデフレを経験しました。ですから1992年から2017年の25年でも上昇は少ないと思います。よく通ってた会社の近所の定食屋さんは25年前が600円現在が800円です。でも100円しか上げていない店もあります。500円→600円(これでコーヒー付き)平均すると20%くらいでしょうか。消費税もかかるようになりましたし。この割合だと20年後はアの1000円が妥当です。でも、私が予想するに、(ア)は少ないように思います。そして、解答は相当にばらけていると予想します。20年後も800円で昼ご飯が食べられると予想される方には、この後の記事は不要です。

私たちの体にはデフレ感覚が染みついている。
 よく言われることですが、アジアの物価が日本に近づいています。香港やシンガポールのマンションが東京の何倍もするのはご存知の通りです。先日テレビで台湾の野菜市場(しかも地方の)を映していましたが、白菜が1個190円で桃が1つ200円でした。テレビ出演者は「東京と同じ・・・」と言ってましたが、我が地方では、白菜は190円では買いません。桃も200円では買いません。私が半分永住したいと予定していたタイも物価が日本にどんどん近づいているようです。困ってます。でも今まで日本で物価が上がらなかったからと言って今後もそうだとは限りません。

米ドル、日本円の20年後を予想する。
米ドルの20年後
1 歴史的に減価してきた。15年~20年が半減期か。1600年以降の主要通貨の減価が平均で140年で100分の1と言われるがそれに近いか。
2 したがって、ドルの価値は今の半分くらいか。
3 FRBの姿勢は、ドルの価値を少しずつ下げながら、経済規模を拡大する路線をとってきた。米ドルそのものへの投資は減価するので意味がない。米国株への投資なら、米ドルの減価以上の成長を企業がしてきたし今後もするだろう。

日本円の20年後
1 現在の金融緩和の後が予想がつかない。したがって20年後の円の価値も予想がつかない。
2 政府・日銀はがんばれるだけ「金融緩和」を続けたいようです。
3 「金融緩和・円安路線」は国民の総意ではない。
 現在の「円を貶める」作戦は、国民の利益を代表しているわけではありません。円安は物価の上昇を招きますから、消費者にはうれしくありません。金融機関は、金利が抑えられ儲け口が見当たりませんから、「恨み骨髄」でしょう。年金生活者はもちろん円の減価はいやです。そうすると、支持しているのは、輸出大企業だけです。あともう一つ最大の恩恵を受けるのが・・・です。はい。政府自身です。円安→物価高→高インフレは1000兆円を超えて危機的な政府債務を軽減します。国民投票で決めたら、現在の日銀の政策が支持されるとは私は思いませんが。
 現在の「緩和継続・出口なし」の最大の欠点は、「壮大な実験だ」ということです。「通貨の垂れ流し」を継続して「ハイパーインフレ」にならなかった例は歴史的に1つもないからです。日本が初めての成功例となるほどしっかりした計画や見通しが政府にあるとは思えません。実験で国民をリスクにさらしています。自身はどう転んでも損はありません。
<結論>
 円以外の資産にできるだけ多くを振り向ける必要が不可避と考えます。

以上です。皆様のよい投資を!
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S&P500は50日線を割ったが、この後は?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
              2017年7月7日(金)七夕記
 S&P500は下落し2409ドル(-0.94%)でした。チャートを見ると

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  これから50日線を下に抜けて下落する可能性があります。
 年前半は、すべてをいいように解釈してきた部分があります。年後半は、「本当はどうなのかな」と見つめなおす時期に来ているようです。

リーマン以降株価は上がり続けてきた→ドルは下がり続けてきた。

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 リーマン以降米株は約3倍の値上がりをしてきました。もちろん米国企業の努力によっての、利益の増大という面が主体です。しかし、FRBによる何回もの金融緩和で0.8兆ドルから4.5兆ドルまでFRBの資産は拡大しました。その分ドルは減価したわけです。これでは、軌道を外れてしまう。ということで、FRBは資産拡大をやめ、今年後半から縮小に入る予定です。考えてみれば、至極当然の流れです。

 金融緩和の巻き戻しによる株価下落
 そうなると、企業の成長分はそのまま続くでしょうが、資産拡大=ドル下落による、株価の部分は逆行することになります。健全化のためにはやむを得ない下落だと思います。それがどのくらいの幅になるのかは私にはわかりませんが、1割の調整は自然だと考えます。つまり、今後下落しても、「わっ、大変だ。下落が始まった」と大騒ぎする必要はないということです。今まで非常手段で行った金融緩和の後始末は大変です。国民特に市場関係者の理解を得られないからです。(損が発生するので当たり前ですが)だから、非常に保守的にしかもゆっくりやるでしょう。緩和しすぎた部分を少し手直しするにとどまると予想します。4.5兆ドル→3兆ドル余と発表されています。
 しかしどんなに保守的でも矢印が逆になるわけですから、株式市場に影響がないわけがありません。株式市場と対話しながらの資産縮小になるでしょう。「ヤバい」と思えば、ひっこめて凍結するでしょう。FRBのさじ加減は到底知る余地もありませんが、議事録で幹部の意見が割れたようですから、FRBも米国経済にそんなに自信を持っているわけではなさそうです。しかし10%くらいの下落は織り込んでいるし放置するでしょう。

これからは資産縮小に頭を抑えられる展開か。
 FRBとしては、できるだけ本来の姿に戻したいでしょうから、米国経済が耐えられるかどうかとの天秤になります。後退の兆候が見えれば、蛇口を緩めながら、慎重に進むと思われます。とすると、米国株は下落したからすぐに「援助の手」が伸びてくるわけではありません。大幅な下落はない代わりに(金融引き締めを一時ストップするから)上値も限られると考えます。

米ドルの価値下落に歯止めか
 長期的には米ドルも減価していくわけですが、そのスピードを調節したことにより、世界の通貨の中では相対的に米ドルの価値は強くなります。それがすぐにドル高というわけではありませんが、中期的には、ドルおよびドル資産は安心感があります。

日本円は金融正常化のきっかけがないか
 ねらってもできないのと、初めから狙わないのは天と地の差があります。金融正常化を米国は実行しています。欧州は狙っています。日本は考えもしていません。金融引き締め(正常化)は人気の出ない政策なので、狙っていてもなかなかできません。ましてや、ポピュリズムで目指しもしなければ勝手にきっかけがやってくることはありえません。日銀は2%の物価目標を金科玉条としています。金融じゃぶじゃぶで、労働市場がこれだけ改善していて、政府支出が大きいにも関わらず達成できないのは、構造的な問題があるからです。

物価目標が達成できた時は、日本円は歴史的な減価の入り口か。
 各国が金融緩和を競っていた時は目立ちませんでしたが、日本だけがいつまでも金融緩和を続けていれば、いずれ日本円が見放されるのは明らかです。

まとめ
1 FRBの金融正常化政策により米国株は頭を押さえられ停滞の可能性が高い。
2 ドルの下落に歯止めがかかることにより相対的に米国株は10%程度の下落の可能性が高い。
3 金融正常化の意志がない日本円は長期的には減価リスクが大きい。(目先の円安が進むという意味ではありません)
4 日本からの投資を考えると、多少の下落リスクはあっても「将来的に減価必至」の円から逃れられる意味は大きい。

先行きがはっきりしない中での投資は精神的に抵抗がありますが、下げたところでは着実に仕入れたいです。個別株で難しければ、ETFも入れていこうと計画しています。

以上です。みなさまのよい投資を!
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減価する日本円の受け皿としてふさわしいのは、不動産、米国株、暗号通貨のどれ?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
              2017年7月6日(木)記
 以前買いそびれたIBMをやっと買いました。154.69ドルです。初めの予定からすると2ドルほど高いけど仕方ないですね。米国株は、ハイテクには調整が入っているようですが、全体の動きはまだよくわかりません。買い循環サイクルから言うと、金融とエネルギーなんでしょうが、原油価格が下落トレンドが続いてます。

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WTI6か月チャートです。(楽天証券)高値と安値がともに切り下がっています。40ドル割れもあり得るチャートです。(その時はシェルを買います。)

 昨日まで暗号通貨の話題を書きました。今日はまとめです。
 今日の日経新聞に、ビットコインについての記事が大きく出ていました。(1)政府として通貨として認める。→7月から消費税はかからない。(2)公的機関でも使えるようにしていく(3)バブルが起きている。今年に入ってからビットコインは3倍になった。(他の通貨は数十倍になったけどその記述はありませんでした。)(4)暗号通貨新規発行では詐欺も多い などだったと思います。ビットコイン関係の記事は以前は無意識に無視していたのかもしれません。人間、苦手なところは触れたくないものですから。少し勉強したので今日は安心して読めました。

 中国の事情
 外貨流出に神経をとがらせている中国人民銀行は今年、ビットコインの引き出し規制をしました。6月1日には解除になったようですが、規制とその裏をくぐる戦いは熾烈なようです。先行きを不安視する人は多いということですね。何とかして国外に資産を持ち出したい人が多いからでしょう。日本もいつかそうなる可能性もあります。ビットコインの価格は中国の動向が大きいようです。
 日本の事情
 富裕層を中心に、日銀の異次元の緩和で減価が著しい「日本円」の逃避先としてビットコインに投資する人が増えているそうです。ビットコインの取引における日本のシェアは以前は1%ほどだったのが、今は数十%、日によれば、50%くらいあるそうです。日中の取引がビットコインの成長を(値上がり)を支えているそうです。日本円に対する危機感を持つ人は予想以上に多いんですね。自分が富裕層でないんで気づかないだけかも。

日本円の受け皿として適しているのは?
1 不動産
賛成意見 円が減価してもその分不動産は値上がりする。
反対意見 日本は人口減少社会で空き家が増える。
結論 不動産は世界に同じものは2つとありません。物件の優劣を見分けるのは、相当のレベルが必要です。不動産取引の場合、業者は専門家で経験も豊富、こちらは素人です。不利なことが多いと予想されます。店子も、外国人が増えると、交渉はストレスです。有利な点・・・融資が受けやすい。(たばぞう氏も指摘されていました)外国ではOPM(Other Person's Money)というそうですね。地方では難しいと思います。海外不動産リートはいいと思います。私も買ってます。 
2 日本株式
賛成 会社の価値は増大するので円が下落しても株は上がる。
反対 日本の会社の株主への還元が少ない。将来伸びる会社を見つけるのが大変。
結論 現金よりははるかにましです。
3 米国株式
賛成 将来のインフレと円安に対抗できる。将来性のある大企業が多い。株主への還元の歴史と思想がある。
反対 特になし。
結論 私はベストだと思う。
4 金
賛成 なくならない。価値が安定。どんどん発行できない。インフレに対抗できる。
反対 価値を生み出さない。保管が難しい。変事にはねらわれる。
結論 可もなく不可もなくといったところか。
5 暗号通貨
賛成 将来性がある。上がる可能性が高い。
反対 実体がはっきりしない。会社と違い価値を生み出すわけではない。単なるマネーゲーム。暴騰、暴落が激しい。→ストレスがたまる。うっかりするとハッキングされてなくなる。
結論 何とも言えない。将来的には日本円よりマシか。買う時期や管理が難しい。保有していて安心できない。 
(まとめると、かなり無理やりですが)
日本円<日本リート、金、暗号通貨<日本株式<海外不動産リート<米国株式

追記 興味ある方は ビットコインの分裂(ハードフォーク)の可能性
ビットコインは8月1日に、分裂の可能性があるそうです。(未確定)分裂した場合は大幅下落が予想されるとのこと。ビットコインは暗号通貨の中では安定度が高く、実用度も高いので、下げれば買いのチャンスと考えます。分裂すれば、少し買おうと予定しています。(これから口座開設が必要だけど)今はビットコインが一番実用的ですが、将来的には、ETH(イーサリアム)とXRP(リップル)が実用に一番近く投資に値するように思えます。どちらが有利かは今の私にはわかりません。企業もわからないのでしょうか二股かけてます。投資することになっても自分はシニアなんで、何十倍とかの一攫千金を目指すわけではないです。

 米国株の動きが少ないこの時期に、投資についてのあらゆる勉強を続けていきたいです。今回の「暗号通貨」「ブロックチェーン」の勉強は、本当にためになりました。米国株でも周りからは、「リスキー」と見られがちですが、暗号通貨と比べると「比較にならないくらい安全な世界にいる」ことを知ることができました。バフェット太郎氏にも、いつもながら的確な記事がありました。リスクを取らないことはリスクを取ることよりも怖いこと : バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)

全くその通りだと納得しました。それでは皆様よい投資を!

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株式投資と仮想通貨投資の違いを考えてみた。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
              2017年7月5日(水)記
 北朝鮮のICBM打ち上げできな臭くなってきました。
昨日に続き、暗号通貨(仮想通貨)の勉強をしています。IT弱者ですが、時間があるので、なんとか食いついています。昨日のレポートに若干の補足があります。
(1)膨大な電力を使う。→ビットコインなどではそうですがそうでない通貨もありました。XRPリップルとかXEMネムは違いました。ETHイーサリアムも将来的には方式を変えるそうです。
(2)勘違いその2 ビットコインは投機性が高いと思っていたこと。
 「ビットコイン投資」とかの記事をみると「どれだけ投機好きなんだ」と思っていました。それだけ暴騰、暴落を繰り返しているという先入観があったのです。
 →仮想通貨の中では最も値動きの小さい通貨だった。実際の送金(中国人が多いと思う)に使われ、現在一番使い勝手がいいです。仮想通貨の中での基軸通貨として使われている。→現実通貨との比較では値動きが激しい。仮想通貨の中では値動きが小さい。

米国株投資をはじめて半年以上が経ちました。他の分野の研究で、株式投資への深みも増したいです。今日は、両方の投資の共通点と違いを検証しました。

違い1 仮想通貨にはバリエーションが存在しない。
 株式投資で、PEを見ずに買う人はまずいません。PBRや配当など指標があります。これは会社という実体があり実際に経済活動を行って利益を上げているからです。しかし、仮想通貨にはそのようなものはありません。
違い2 実体がなく、期待感と需給だけだと価格はどう動くかの参考になる。
 私たちは、アマゾンなどの株価をみて、「PEが200とかしっかりした根拠もないのに期待感だけでよくここまで上がるものだ」と感心したり、うらやんだりします。しかし、アマゾンはほとんどの人が利用しているサービスで、利益率は低いとはいえ利益も生み出しています。それに対して、仮想通貨は、現在生み出している利益は何もありません。むしろ開発されているプラットフォームのおまけのような存在です。SBIの人がリップルXRPを「黒子のような」「陰の存在」「資産価値があるとは言えない」と言ってましたが、携わっている技術者も同じ気持ちでしょう。
違い3 投資家の意義
株式投資の場合・・・資金を提供して、配当などの見返りを得る。
 しかし、今のように金融がじゃぶじゃぶで「借りてくれ借りてくれ」という状態だと、何も投資を募らなくても、特に日本だと金融機関からいくらでも資金調達できそうです。
仮想通貨投資の場合・・・ICO(新通貨発行の公募、IPOみたいなの)に応じたり、通貨を買ったりすることで、ブロックチェーンを維持したり、開発の資金提供をする。
 会社と違って、新しい通貨の信用力はないですから、金融機関からの借り入れは難しいです。投資家(投機家?)から資金を募るのは、WIN-WINのように見えます。お金だけ集めて、発行せずに(できずに)ドロンするヤツもいるらしいです。
 これだと、株式投資家が大きな顔をする理由はないように思えます。

仮想通貨取引の利用
1 投機、デイトレードとしての利用。
 株でもFXでもトレードのうまい人・好きな人は一定の割合で存在します。仮想通貨もFXのようにレバレッジをかけて取引できるようですから、利用できます。もともと1日で株式の10倍くらいは動くわけですので、上下幅は十分でしょう。実際参加者はFXからの人も多いようです。
2 長期投資としてふさわしいか?
 ビットコインのチャートです。

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 チャートが見にくいです。今年になって10万円から30万円に3倍ほど値上がりしています。まさにバブルと言ったチャートになっています。綺麗なチャートは

ビットコイン/Bitcoin 相場チャート (BTC/JPY) | CoinGecko でご覧ください。今はピークは越したようですが今後どうなるのかはわかりません。もう一つイーサリアムのチャートです。イーサリアム/Ethereumチャート (ETH/JPY) | CoinGecko

今年になって1000円から30倍ほどになっています。タイムマシンに乗って半年前に帰りたい気分です。ブログを見ると、5倍くらいで利確してしまった。という方が多いです。まあ普通の投資ならそれで十分ですよね。恐ろしい世界もあったものです。
 でも、私がこの通貨に今まで参加する機会があったかというとノーです。まず「ブロックチェーン」とか「フィンテック」とか「仮想通貨」というものには近づかなかったと思うからです。
3 投資するなら、ドルコスト平均法が最適か?出口がよくわからないが。
 今はバブルですが、これが収まったとして、どのくらいで収まるか、このあとどうなるかは全くわかりません。私は、トレードはできないしするつもりもないので、投資するとしたら、「ドルコスト法」でしょうか。問題は、永久に保有していいものやら、どこかで売って利益を確定させるべきなのか、つまり、出口戦略がわからないことです。こう考えると、米国株投資のありがたさが身にしみます。

仮想通貨投資の問題点 
1 安心してしっかり投資はできない。・・・精神的負担が大きそう。
2 売買が得意な人は問題ないが、自分には出口戦略が難しい。

前向きな気持ちもある。
非常時の備えとして、「金投資」を考えていました。しかし、非常時の備えには仮想通貨の方が優れているそうです。中国やインドではその意味で、暗号通貨への投資が増えているようです。理由は
(1)国外に持ち出すのに金は①重い②見つかる
(2)収容所などで、金は身体検査で見つかる、同僚にとられる。
(3)偽物が横行して通用しなくなる。小さく分けられない。 
ということです。さらに研究するつもりです。シニアのIT弱者にはいい勉強になります。また、米国株がバブル化したときの備えにも役立つかなと思っています。

以上です。今日も米国株から道をそれて、興味のない方には退屈な内容でした。申訳ありません。それでは皆様のよい投資を!

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米ドルと米国企業のどちらが実体があるんだろう。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
               2017年7月4日(火)記
 米国株の高値が続いています。できれば安値で買いたいのでそのう意味ではやりにくいです。ところで「米国株はすでに高すぎる」とかいう記事があります。ちょっと理屈っぽいですが、「何に対してかな?」と考えました。「それはもちろん米ドルに対してだろう」という答えが多いと思います。「じゃあ米ドルは、すべての基準にするほど立派な通貨なの?」と考えました。暇なこともあり、「仮想通貨」「暗号通貨」に関する本を読みました。自分には縁がないと思っていたのですが、発見も多かったです。情報弱者の自分だからかもしれません。詳しい方がご覧になれば、「レベル低っ」と思われるでしょう。飛ばしながらお読みください。

私の勘違い。誤解。発見。
1「ブロックチェーン」とか「フィンテック」というのは夢の技術だと思っていたこと。→実際。まだ発展途上であること。問題もいろいろあること。
(1)維持するのに膨大な電力を必要とすること。
  このエコの時代にどうかと思います。有名なビットコインをはじめとして、100くらいあるそうですから、そして今でも増えていますから、合計するとどれだけの電力が必要なんでしょう。もっとエコに維持できると思っていました。
(2)将来の変更をどうするかが決まっていないものも多いこと。
 運営主体が不特定多数であるものなどどうも理解できません。
(3)そもそも通貨と言えるのかどうかわからないものも多いこと。
(4)内部の運営を巡っての意見の衝突や分裂もあること。
  意見の対立などない、一直線の技術だと思っていた。
(5)ビットコインなど、初期のものは、処理能力などに問題が出てきていること。
 光の速度で処理されると思っていました。処理に数十分かかるそうです。ブロックチェーンというのは、中に果てしなく詰め込めるものと思っていました。限界が、それもかなり小さい限界があるようです。

仮想通貨時価総額ランキング 今年はバブル高騰中。
今年に入ってすごく膨張したそうです。今年の初めが全体で2兆円、現在が10兆円です。半年で5倍になっています。ビットコイン以外の通貨が軒並み、30倍、50倍、80倍となっています。現在バブルだそうです。米国株が「バブルの入り口」と言われていますので興味がわきました。でもバブルのレベルが違いますね!
ちなみに通貨ごとの時価総額と価格は(米ドル)
6/30       時価総額 1コイン当たり価格ドル
1位 ビットコイン 416億ドル 2536ドル
2位 イーサリアム 286億ドル 307.85ドル
3位 リップル   102億ドル 0.26ドル
4位 ライトコイン 21億ドル 41ドル
5位 イーサリアムクラシック 17億ドル 19.16ドル
6位 NEM 14億ドル 0.16ドル
米国株の金融に関係もあるかもと思いました。これまた聞きかじりの稚拙な知識ですが
(1)イーサリアム
 ブロックチェーンを使ったプラットフォーム。通貨はETH(イーサ)世界の名だたる大企業が参加して、プレミアム・イーサリアム・アライアンスをつくって応用を企てています。中核運営企業は、JPM、MSFTのAzure。参加企業は、日本ではトヨタ、三菱UFJ銀行、米国ではメロン銀行、IBM・・・綺羅星です。
三菱UFJはリップルにも参加しています。IBMは自前もあります。「とにかくどうなるかわからないから、参加だけしとけ」みたいな感じでしょうか。次の世界標準の一番手の印象を受けました。ただし、それは技術なので、そこで媒介的に使われる暗号通貨が価値を持つというのが私には理解できません。しかし、後ろ盾のない、ビットコインを抜いて来年中にもシェア首位になる予定だそうです。
(2)リップル(通貨はXRP)グーグル出資。
 日本ではUFJやらSBIやらみずほやらGMOやらいろいろ大所が入っています。イーサリアムと似た感じなんでしょうか。どちらが主導権をとるのかはわかりません。
(3)イーサリアムクラシック
 昨年7月イーサリアムを利用したDAOというところのバグが狙われて、イーサが不正に大量流出して(50億円くらい)その後処理をめぐり、運営側はその不正取引をなかったことにしました。(ハードフォーク)私はまことにまっとうな処置だと思うのですが、ネットの世界は違うんですね。権力を嫌い自由を標榜する人たちが、元のブロックチェーンのまま運営しようということで新しく立ち上げたそうです。何もいじっていない方が、「新しく」、しかも「枝分かれ」というのも妙ですが、いまは共存しているようです。

私の疑問。
ビットコインはともかく、イーサリアムとかリップルとかは単なる金融上の技術だし、その便宜上の通貨に価値がどうして生じるのかわからない。

と考えて、ふと、そういえば、今のドルでも円でも、そんなことを言えば、「どうして価値があるかわからない通貨」だなと思いなおしました。特にリーマン以降はじゃぶじゃぶ紙幣を垂れ流ししましたから。
 そういう意味では、企業を基にした、株式の方が実体を持っていて通貨の方が価値が変動するあいまいなものだなと感じたのです。ドルや円の限界がわかると、株式投資も新たな視点で見れるかもしれないと思いました。

今日は株と直接関係のない話題でした。
皆様のよい投資を!

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バフェット太郎氏購入のIBMに再度購入挑戦。

米国株投資家の皆さま今日は。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
             2017年7月3日(月)記
 7月になって、いよいよ本格的な夏になりました。蒸し暑くて、そうでなくてもトロい思考力が減退しています。都議選の圧勝には驚きました。やはり人は感情に支配されているんですね。選挙に比べると株価が上下はまだかわいいもんですね。
 買い候補のチャートをにらめっこしています。PMが候補ですが、もう少し下げそうな形で待ちです。GOOGLも待ちです。いろいろあって結局はバフェット太郎氏の指摘にもありましたが、長期平均線の860ドル付近までの下落は想定しておかなければいけないんでしょうね。いろいろ探して、以前買いそびれたままになっているIMBに注目しました。
IBM153.83ドル予想PE12.65配当3.9%です。数字的には合格です。というか、今の高いご時世によくもここまで安く放置されているもんだ。という感じです。1Q決算内容と「バフェット氏」の影響でしょうか。チャートは

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 2回も窓を開けて下落しています。結局150ドルは割らずに、底も確認できたように見えます。2Qの決算次第ではありますが、今買ってもこれからの下落は限定的と思われます。
 10種で運用されているバフェット太郎氏の買いのサイクルにはまったということは、10種の中では安い時期なのでしょう。私は氏と同じ持ち株構成ではありませんが、公開されているおかげで「コバンザメ」利用ができます。
 気になる2Q決算ですが、そう短期間に改善するとも思えませんから、期待はしない方がいいと考えます。個人的には、たとえ良くなくてもある程度はもう織り込んでいると感じています。ですから、2Q決算は、上に振れやすく下には鈍感と見ます。(これは筆者の予想です)
 他に有力な買候補もないのでとりあえず、IBMの買いを考えます。

以上です。みなさまのよい投資を!

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次のリセッションでダメージが大きい国ランキング。日本は?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
               2017年7月2日(日)記
 昨日、米国リセッション入り時の米国株の買について検証しました。
その時、米国以外の状況はどうなるでしょうか。特に日本については気になります。そこで、今考えられる範囲で用意しておこうと思います。

前回のリーマンショックでは大まかに
①震源地米国、米国の株式下落→世界の株式下落、資源価格下落②資源国通貨下落、新興国株式下落深刻、ドル高、円高、スイスフラン高進行
の流れでした。ダメージが大きかった順に見てみると
(1)新興国(ブリックスなど)
 リセッションにより資金が引き上げられた。→米ドル高に
(2)資源国(産油国、オーストラリアなど)
 新興国、特に中国からの需要減で資源価格が大幅に下落。それに伴い通貨も下落。
(3)日本、スイス
 キャリートレードの巻き戻しにより通貨高が起こる。→産業の競争力低下
(4)米国
 サブプライムのリスクの取りすぎで、金融機関が破たん、または買収される。

リーマンショックからの現在までの立ち直り状況
 各国とも金融緩和競争を行い、米国が2013年に一番早く正常化を目指して動きました。その後4回の利上げをして、今秋から資産縮小に入ろうとしています。EUも出口を目指すそうです。日本は緩和を継続するそうです。したがって「緩和競争の最後の勝者は日本」とも言えます。
 米国や欧州が利上げをしたいのは、金利を緩和以前の状態に戻すのが目的ではなさそうです。FRBも資産規模を現在の4.5兆ドルからリーマン以前の0.8兆ドルに戻すとは言っていません。3兆ドルくらいまでが目標として表明されています。金利も上げて3%が限度だろうと連銀総裁もコメントしています。(どこか忘れました)ドルの量も、金利もリーマン以前には戻れないということです。
 次のリセッションが来た時、「手持ちの武器」として持っておきたいのでしょう。そういう意味では、米国は4回の利下げ分をもっています。欧州はゼロ、日本もゼロ、英国が1回、中国は政策金利が4.35%もありますがこれが武器として使えるかどうかは微妙です。というのは、現在3%以上の金利差があるにもかかわらず、人民元安圧力が止まらないからです。共産党幹部を中心に海外流出が止まりません。2015年、2016年の2年間で60兆円とも80兆円ともいわれるドルが流出して、外貨準備は減少の一途をたどっています。事実上のドルペッグ体制にもかかわらず、人民元の先安観は強く金利を下げるわけにはいきません。米国が順調に利上げを進めていくと、中国はついていけずに、リセッションのきっかけになる可能性があります。一昨年8月の中国ショックの時より、事態は悪化しています。

日本の現状
 欧米とは異なり、金融緩和をやめる意向は政府・日銀ともにないです。金利がマイナスにまで落ち込んでいる状況は、金融機関の儲け口を閉ざし、経済の根幹である、金融システムの信用問題になるリスクをはらんでいます。そうでなくても、金融機関は将来の姿を見いだせずにいます。企業は200兆円ものお金を貯めこんでいるそうです。BS11で見た放送では、甘利元大臣が、「労使ともに将来のリセッションに備えてため込んでいる。守り中心で攻める気持ちナシ」と暴露されてました。理想的な環境にいる割には株価はさえません。ダウと日経平均、TOPIXの10年チャートです。

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 リーマン前にやっと回復したところです。実績PEは米国の21.9欧州の20.7先進国平均20.3を大きく下回る15.3です。(My INDEXより)しかも、日銀と、GRIFがしこたま買っています。割安水準ですが将来に期待できないのでしょう。
 リセッション時は厳しいです。今でもエンジン全開ですから、さらなる緩和の手段が見当たりません。リセッション時の大幅なマイナス金利は地方の金融機関が持たないでしょう。麻生大臣はきっぱり否定されましたが「ヘリマネ」くらいしか考えつきません。2020年のオリンピック後の後退期に重なると目が当てられません。「公共投資」をやりまくるんでしょうが、やればやるほど、効果は1に近づいていくことが知られています。つまり「ヘリマネ」とさほど変わらないということです。
 今からできる準備としては、欧米のように緩和を脱して「手段」を確保しておくことですが、バンジージャンプじゃないですが、飛び出す勇気がないということでしょう。今苦しくてもがんばって「緩和の余地」作っておく方が、リセッション時のキズは浅くて済むという意見は日本では少数派のようです。
 救いは中国よりはマシということです。中国はどの角度から見ても出口はないです。中国の不動産バブルがはじける方が早ければ、全部中国のせいにすればいいので日本の諸問題は目立たなくなります。でもそれで日本経済が良くなるわけではないですが。

私たち米国株投資家は?
1 全財産を米国株に換えている方
 リセッションで米国株は下落し、巻き戻しで「円高」にもなるでしょうが、一時的なことです。しばらくすると、米国株は回復し、相対的に回復が遅れる日本との差により、円安が進みます。ずっと保有するにしろ、一時的に売って再度安値で買うにしろ、「バラ色」の投資生活です。ウラヤマシイ!
2 まだまだこれからの方。
 私もここに入ります。リセッションがくるタイミングによってバラ色の色が変わります。最悪は少ない持ち株を手放すこと。最良は、下落時に買い尽くすこと。
3 中間の方。
 一番迷うかもしれません。理由は、リセッション時は持ち株が下落して大幅なマイナスが出るからです。最悪は持ち株売却で安値時買えない。最善は下落前売却、下落時全買い、次善はそのまま保有して、安値時買い、手堅いのは、何もせず。

タイトルの自分の答え。ランキングになっていませんが。
ダメージが少ない国。米国、理由は①緩和の原資がある②基軸通貨国である③エネルギーの自給率が前回より改善している。④将来の柱になりそうな分野・企業がある。
ダメージが大きい国。日本、韓国、中国、新興国、資源国。理由、前回より改善した部分がない。
ダメージが不明の国。英国。離脱の影響が読めない。欧州。どこまで団結して対応できるか不明。

以上勝手極まりない記事でした。公平を心がけましたが、日本の将来について「悲観しすぎ」と思われるかもしれません。住んでいるからこそ粗が目立つ面もあるでしょう。みなさまのご意見、ご感想をお待ちしています。
それでは皆様のよい投資を!

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下落時の買いは難しい。リーマン時の自分のいたらなさ。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
               2017年7月2日(日)記
 先日「あかいろ」さんよりコメントをいただきました。ありがとうございます。はてなブログではコメントができないようなのでここで返信させていただきます。

コメントは

チャイナショックの時は暴落が始まったので全部売りました。というブログ記事が賑わってました。 (しかも自称長期投資家と言われる人たちさえも) 人とは逆の行動を取ったものがこの世界では勝つとはよく言ったもので 暴落が始まってブログ等で売りますという記事が増えてきたら買い始めるというのも面白いかもしれません。 暴落のときにこそ勇気を持って買い迎える人が本当に勝てる人なんだなと 近年起きた暴落の度にそう思いますね。 あなたが崇拝しているブロガーの方々が急に意見を変えてもし売りに回ってもあなたは買いむかえますか?

 深い内容です。私が過去に下落時に買い向かって成功した例が示せればいいのですが、ないです。リーマンショック時にはリスク資産は多くは持っていなかったのですが下落幅が大きくて、それが気になり、投資はしましたが、量が少なく利益は出ましたが結果的には成功とは言えませんでした。そこから得た大幅下落時の教訓は
(1)とにかくしっかり買うことが大事。タイミングが良くても、銘柄が当たって、2倍3倍となっても、仕入れが少なければ成功とはいえない。
 私たちは、「率」を気にします。投資雑誌にも、「この株で5倍にした、10倍にした」という記事が良く載っています。しかし、時価総額が数十億円や数百億円の会社に全財産を託す勇気は私にはありません。名もない製薬会社に百万円投資するより、JNJに1千万円投資する方が気持ちは楽です。だから、「テンバーガー」「ファイブバーガー」を探す必要は全くないと思っています。
(2)銘柄に関しては、「これから伸びる会社」より「今まで伸びてきた会社」
 これから伸びる会社は、「これだ」と思っても、当然ハズレはあります。100%の確率で当てられる人はいないと思います。半々としても、自分は精神的にイヤです。だから、「伸びてきて、伸びが鈍化した会社」を選んでいます。伸び率は劣るでしょうが、ハズレの危険性は下がります。安心してしっかり買えます。
(3)自分の実力以上の投資はできない。
 あとからあの時ああしていれば良かったと思っても、その時はそれで「自分的には精一杯」だったのです。いくらチャンスがあっても、また、資金があっても、「自分の限界」を越えての投資はできないのです。

 コメントの「下落時に買い迎えるか?」ということに関して。
 一斉に売られているときに「買う」ことはできません。下落の幅と期間の予測はできないからです。「下落時の買い」といっても、「底を確認してからの買い」となりますので、底値よりはかなり上を買うことになります。さらに分けて買うつもりなので、平均値はさらに高くなります。それでも通常よりは安く買えるはずです。全体的な買いコストが少しでも下ればそれで満足します。下落時の買いが有利と言っても、ふだん5本買える大根が6本買えたという程度のことと自分では考えるようにしています。
 「安く買うマニア」になってしまうと、通常の値段では買えなくなってしまいます。ましてや今のように高めの値段では買えません。以前の自分がそうでした。今は高値でも少しずつ買っています。将来安値で買うことができて、平均すると「安い方」に入ればいいなと思います。

十分な答えになっていませんが、そのような時に「きちんと行動できる自分」になれるよう、さらにリテラシーを高めたいです。リーマン時はリテラシーの能力が低かったことがうまくいかなかった原因だと思っています。

以上です。この場をお借りしました。皆様のよい投資を!

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