これからの「ぐずぐずした長期戦」を乗り切る心の準備は?
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。む
2017年7月10日(月)記
ドル円の下降トレンドが転換か?
昨年の終わりに上昇してから徐々に下げて下降トレンドを形成していました。3月と5月にも上昇しましたが、トレンド転換までいかずに下降していました。今回は今までより強い動きです。さらに詳しいチャートをみると、
5月の時は50日線は下向きでしたが今回はすべてが上向きになっています。今年になってからのゆっくりとした下降トレンドが転換した可能性が高いです。現在は114.14円となっています。
考えてみれば、素直な反応です。FRBは6月に利上げをし、9月からの(?)資産縮小を発表し、最近では12月にもう一回の利上げもするぞとアナウンスしています。緩和終了を着々とこなして、正常化に向かっています。もちろん実際には、「山あり谷あり」でしょうが、思いのほか順調に受け入れられているようです。これに伴って、「債権バブル」も少しずつ収束に向かっているようです。今日の10年債が2.39%です。
このまま順調にいくとは思えませんが、正常化に向かってのレールには乗ったかなと感じます。
一方の日本は緩和継続を主張しています
から、このままさらにドル高円安が緩やかに進んでいくと考えるのが自然です。米国のこの動きに追随して緩和を少しでも絞っていけば正常化に向けてのチャンスと思われますが。実際には、ECBと違って、日銀は国債買い入れ額を固定しておらず、長期金利をペッグしています。17年の4~6月4半期では国債買い入れ額は13.5兆円とその前の22.8兆円から大きく縮小しています。これは緩和縮小と見ることもできますが日銀の本意は私にはわかりません。
緩和時には「全員当選」状態で上がったが、「金融正常化」ではどうなる?
リーマン後の金融緩和では、程度の差はあれすべての株が恩恵を受けました。今度はその逆の道のりです。正常化は業績が現在の高PEに近づくように慎重にゆっくり行われるでしょう。だから、大幅に下げる心配はないと思っています。しかし、「買った株がなかなか上がらない」ということは頻繁におきるでしょう。ここ数年はがまんが試される時期かなと思っています。自分は米国株への参入が日が浅いために十分な仕入れができていません。その意味では、これから数年ぐずぐずするのはありがたいです。一気に上がってしまえば買うチャンスもなくなりますから。
数年前には想像もできなかった、「金融正常化」の道を米国は着々と進んでいます。個々の会社やセクターではその時々に問題はもちろんありますが、大きな流れでは「買い」と思っています。今は21.7と少し高めのPEですが、時間とともに20を割ってくる流れだと思います。(株価は下らず、EPSが伸びて)
まとまらない記事で恐縮です。先週買ったIBMが少し下げているので、買い増ししたいと思ってます。GEもEUの制裁金はマイナスニュースなので買いのチャンスです。株価も下げていますが、ここはIBMの方が有利と判断しました。皆様のよい投資を!
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