チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

米株弱気厳禁、波乱は買いのチャンス、現在はやや割安水準で第一回の利上げも織り込み済、

2021年12月22日

昨日は出来高が少ない中でのナスは2%の上昇でした。

この度の調整はもしこのまま復帰すれば50日線割れが線上も含めて3日の短期で終了になります。

12月初めもオミクロンとか騒がれながら理由もはっきりしないまま上昇して復帰しました。

つまり「何かと理由をつけて下落して」「わけのわからないまま復帰する」パターンです。

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どうせ昨夜上昇したから「後出し」で言っているんだろうと思われる方もいらっしゃるでしょうね。

なにしろネットや動画では

「バブル崩壊」だの「売って逃げろ」だの「来年の米国株はひどい」だの、弱気になる記事や動画が多いです。

 

しかしここはそのような情報に操られてはいけません。

弱気厳禁です。

なぜならそれらの弱気情報にはしっかりとした根拠はないのに対して私の味方にはちゃんと根拠があるからです。

 

現時点の株価は決して割高ではない むしろ割安水準

株価にはいろんな要素があるので一概には言えませんが私がいつも指標としている長期金利との上乗せスプレッドでみると現時点はむしろ割安です。

<S&P500は割安>

12月22日時点でのベイS&P500の予想PEは22.1で株式益利回りは4.5%です。

長期金利の1.4%とのスプレッドは3.1%になりこれは過去10年の平均乖離の2.8%よりもかなりの割安水準です。

つまり来年の利上げをすでに織り込んでいます。

<ナスも少し割安>

同じくナス100は予想PEが29.8で株式益利回りは3.3%、乖離は1.9%で過去平均の1.8%を上回っておりやや割安水準です。

 

つまり現時点では少し割安なのは将来の利上げを織り込み中だからです。

S&P500については業績の上昇がなくても1回分0.25%の利上げはすでに織り込んだ適正水準になります。

 

<来年の3回の利上げを織り込んで計算すると>

来年の利上げのコンセンサスは3回で0.75%です。

これをすべて織り込むとするとepsが現状のままだとすると、そして長期金利がFF金利にスライドすると仮定すると

S&Pが500は

4.5%ー2.15%=2.35%で過去平均の2.8%を下まわりやや割高になります。

epsが現状だと4.95%の株式益利回りを得るには予想PEが約20ですから10%ほど割高になります。

 

しかし来年はGDPも4%の伸びが予想されておりepsも伸びますから来年中に限れば割高とは言えません。

 

ナス100はもう少し深いです。

3.3%ー2.15%=1.15%となり過去10年平均の1.8%をかなり下回る割高水準になります。

これが現在もそして来年もナスが波乱の原因の一つです。

業績が現状で過去平均になるには

1.8%+2.15%=3.95%の利回りが必要です。予想PEでは25ですから約16%の下落になります。

しかしナスのepsも伸びますから来年中は大きく下落する必然性はありません。

調整するとしても10%以内で十分です。

 

来年にコンセンサス通りに利上げが実行されて、そのまま長期金利に反映されたと仮定しても、つまりかなりシビアに見積もっても来年中までは十分想定範囲内です。

 

→弱気になる論理的理由はない。

つまり暴落論やバブル崩壊というのは根拠がありません。とりあえずバブルでさえないのですから。

 

再来年の利上げも今織り込むべきなのか?

「いや再来年の3回を織り込むと流石に割高でしょ?」

という反論もあるでしょう。

そのとおりです。

しかし3ヶ月前に現在のFRBの方針や株価を想定していた人がいるでしょうか?

つまり3ヶ月後もよくわからないのですから再来年の年末までを現時点で織り込むのは行き過ぎです。

第一に インフレの行方がわからない

第二に 長期金利がFF金利にどれだけ連動するかわからない

第三に インフレが企業業績にどう影響するかわからない

第4に オミクロンや中国不動産がどうなるかわからない

とわからない要素がいっぱいあるからです。

それらがすべて解決しないと「投資したくない」という方はとりあえず全部引き上げた方が懸命です。

不透明さを抱えながらも株価は着実に上昇していますが、不透明さを嫌う潔癖な方も多いでしょう。

 

今後はどのくらい先まで利上げを織り込むかで株価が乱高下する展開

と見ています。

今回の12月の上下はその第一波との見方です。

いい練習になりましたね。

 

基準がないのはプロたちには好都合、揺さぶりにぴったり

どこまで先の利上げを織り込むかの明確な基準はありません。

ですから不安材料として煽るにはぴったりです。

もっともらしい情報と空売りで揺さぶれば、とりあえずは下落します。

 

そしていつの間にか株価はもとに戻っている。

情報と株価下落で不安になってきりきり舞いした素人がカモになるという既視感のある展開です。

 

プロの揺さぶりを利用して安く仕入れよう

その揺さぶり、乱高下を利用して売買で稼ぐのは凡人にはおすすめできませんが利用して仕入れるのは容易です。

前回紹介した方法で安い時に仕入れればいいからです。

過去49回の買いは成功でしたが今回の50回目もどうやら成功のようですね。

プロはインデックス投資家のカモだ

とも言えて痛快ですね。カモは言い過ぎでしょうが、少なくとも安く買える機会を提供してくれるので好都合な存在ではあります。感謝しなくてはね。サンキュー!

 

クリスマス休暇で薄商いなので年末これからもまだ波乱はあるかもです。

私は今月毎日積立と合わせて425万仕入れて予定に達しているので、さらに買うかは微妙なところですが、大きなチャンスは買いたいです。内訳はS&Pが500が125万ナス100が300万です。

 

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