【暴落】は超長期投資家にとってはむしろウエルカムな理由2つ!
みなさんごきげんようです。
3月9日記述
私ごとですがカミさんが自転車で転んで足を複雑骨折して入院しました。
2ヶ月ほどかかるそうです。
私はカブでおつかいをするだけですが。
さて債券市場が暴落してついでにナスダックも下落中です。
債券はこんな感じ 長期債券ETFのTLTです。日足です。
◇たぶん私達は株式しか持たないですし、長期金利しか見ないので長期債券が悲惨なことには気づきませんよね。
◇暴落中です。
◇債券が決して「安全資産」でないことは一目瞭然です。
◇窓口の担当者さん、これでも高齢者に「長期債権投信」ススメますか?
安定したリターンを出していたのは過去の話ですよ。
◇賢明なみなさんは長期金利が上昇傾向の時にすぐに債券は処分なさっていることでしょう。
「えっ?まだ持っている。うーん、それは困りましたね。もし今後も長期金利が上昇すると判断されたなら処分するのが吉です。もっとも長期金利が上限まで上がって何年か後に下がり始めれば債券価格は上昇します。しかしそれがいつかわかりません」
◇50日線のはるか下を航行中です。
これに比べればナスダックの下落は可愛いものですよね。
だから今回の波乱は「債券市場」に原因の一つがあります。
3月10日に10年国債の入札がありますから要注意です。
→ことによったら荒れるかも!
債券市場の波乱には民主党政権の「大型予算志向」「バラマキ体質」「社会保障寄り」も関係していると思われます。
特に左派は「社会主義」に近い主張をしていますね。
これに債券市場が拒否反応(もう債券買いたくないよー)と言っているのだと思います
では下落中のナスダック、QQQです
◇青の100日線を割っています。100日線はあまり使いませんけどね。50日線はすでに割り込んでいるので。
これで止まらなければ5%安の200日線になります。
◇ボリンジャリーバンドわれも3日でコロナ以降過去にはなかったことです。
→新しい展開に入っている。
→調整は他のS&P500やダウよりも長引く可能性がある。
QQQでこれですから小型グロースの中には大きく下落しているものも多数あります。
保有の方は「気が気でない」方もいらしゃるでしょう。
需給が支配している市場なので「業績」は無視されています。
しかし嵐が収まればまた「正常な状態」に戻るでしょうから悲観しすぎないでください。
今まで好調に来すぎた「調整」といえる部分もあります。
ともかく債券市場が落ち着きを取り戻すまではハイテクの混乱は続くと見ています。
債券への上乗せ金利で割安度、割高度をチェックすると
ナスダック、ダウは割高、S&Pは適正水準
ところで株式は債券よりも上下動が激しく不安定と見られているために債券利回りに対して一定の上乗せ利回りがあります。
これを株式会社「フジトミ」さんのサイトで確認すると
過去10年の平均値と比べると
S&P500 平均2.77%→現在2.75% 0.02%分割高水準=適正といえる
ダウ 平均 3.3%→現在2.84% 0.46%分割高
ナスダック 平均 1.79%→現在 1.35% 0.44%分割高
となり過去と比較すると
S&Pは適正水準、ナスダックとダウは割高となりました。
同じ割高なのにナスダックだけが売られているのは金利が上昇している、昨年の上昇が大きかったことが影響しているのでしょう。
超長期投資家にとっては暴落はうれしい?
競争者を遠ざけて高いリターンにしてくれる!
ところで株式の方が超長期投資ではリターンが高いのはこのプレミア金利が得られるからですよね。
さらに将来上昇分もプラスされます。
まとめると
S&Pでは単年で2.8%債券より得+将来の上昇分
ナスダックでは1.8%+将来上昇分です。
ナスダックの方が小さいのは将来分が大きいからですね。
考えてみると「優遇されすぎ」の感じです。
逆になぜこんなに有利なのかと言えばそれは
「暴落」があるおかげなのですね。
暴落があるので敬遠する人が多い=リターンが高い
という図式です。
だから超長期投資で「複利パワー」を存分に得ながら高いリターンで大きく増やす戦略は、普通人にとって「最善」の投資法と言えます。
だれでもできますしね。しかし完遂できるのは全員じゃありません。勉強が大切です。
だから普通人にとっては「暴落ウエルカム」なのです。
時々は激しいのがやってきて「ビビらせて」もらわないとリターンが上がらないのです。
エジプトはナイルのたまもの、超長期投資家は暴落のたまもの
ナイル川は氾濫を起こしてすべてを泥の中に埋めます。
一方上流の多雨地帯から肥沃な腐葉土をもたらして天然の肥料を提供します。
人工肥料がなかった古代でも毎年多くの収穫が得られた理由です。
高校の時に先生が得意そうに話す分野ですね。
ナイルの氾濫は怖いけど農業には欠かせないみたいな。
株式投資の暴落も似ていますね。
怖いけど欠かせない、という点が。
もし暴落がなくてフラットに上昇するなら誰もが投資してリターンは債券と同じになってしまいます。
もっとも上記のように債券も、特に長期債権は激しく上下しますけどね。
だから絶対に投資を離さない「超長期投資家」にとってはできればたびたび暴落が、しかも激しいほどいいです、来てほしいですね。
競争者をけちらし、絶望で、市場に近寄らせないためです。
都合のいいことにマスコミが「これでもか」というくらいに「株式投資の危険性」「ヤバさ」をあのNHKでさえも強調してくれます。
超長期投資家は眺めていればいいのですから気楽なもんです。
おっと、忘れてはいけませんね。
もう一つ有利なことがありました。
安い時にしっかり投資する
これを狙って現金をキープするのは理論的には最善ではありません。最善は有り金は早めに投資することです。
とはいえ、もし有り金があれば下落時に投資することは「投資効率を高めます」
だから超長期投資家にとっては暴落は「二度おいしい」グリコみたいなもんですね。
暴落がストレスになっている「超長期投資、積立投資」の方がいらしゃるかもしれないので書きました。
いかがでしょうか?
少しでも「暴落がこわくない」気持ちになれたら幸いです。
一緒に怖がらずに投資を「積極的にしましょう」
幸い債券市場が不安定な3月は長く買い場を提供してくれそうです。
今週、来週も波乱は続くかもしれません。
ただし焦ることはないですが、あまりに底をねらって買いの計画が未達に終わるのは避けたいですね。
超長期で見ればどちらにしても誤差でしかありません。
「投資しないことが一番のミス」です。
過去の歴史ではそう教えてくれています。
一緒に気持ちを強く持って投資を前進させましょう!
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