究極シンプルに米国株投資、普通人は投信利用
今年も6日目 今日は1月6日です。
元気に行きましょう。
小中学校は山間部だったので石炭ストーブがあり早めに行ってストーブを焚きつけるストーブ当番がありました。
実は私この火をつけるのが得意でした。
苦手な女の子の手伝いをしてこのときだけはモテてました。てへへ
さて今回はリクエストに応じてというか私自身の方針でもあります。
「とにかく簡単に投信でできないか?」
というテーマです。
日本のインデックス投信も充実してきました。
尊敬する山崎元さんの提唱される「積立投資、イデコ、積立ニーサは管理費0.3%以内で探せ」をクリアするものがほとんどです。
多くのブロガーの方が記事にされているでしょうが、ここは「普通人」の立場でバッサリとぜい肉を落としてエッセンスだけでお送りしたいと思います。
「チンさん、投資のモデルを教えて」
というリクエストが多くあります。
ダンさんなんかは長期と短期の割合をきちんと示されてますよね。
千通りのモデルがある
やっては見たんですが無理と諦めました。
理由は現在月々、毎年投資される金額はその人の都合によるし、さらに将来かかるお金もその人次第だからです。
私は現在一人分で昨年月5.5万円でした。この中には国民健康保険税と車の税金、保険は含まれていません。また固定資産税も別会計です。(自宅の一部を貸していて家賃収入が少しあるので申告もしています)
ところが無料サロン「凡人投資クラブ」を見ていたらリタイアされた方で「夫婦で毎月100万以上はかかっている」という投稿がありました。
我が家とはテンバーガーの開きがありますね。
ほんとにひとそれぞれということです。
さて本題です。
なので一律にモデルを示すのはかえって「先入観を与える」ことにもなるし「自分はそんなにできない」とストレスを与えることにもなります。
だからあくまで個人の投資の参考程度にとどめたいと思います。
老後資金のベースは固定部分と自由部分
税法上有利なのは確定支出金です。会社部分と個人部分のイデコがありますね。
イデコは会社員の方は普通は年28万円が枠です。自営業の方は年80万円。
この部分を埋めるのが第一優先です。
イデコの投資先のランキングは?
ここでの候補は
(1)長期投資なのでリターンがいいものがいい
(2)現在は60歳まで将来は65歳あるいは70歳まで引き出せない投資になります
→暴落でも引き出せないので勝手に資金が増える
ので債券などのリターンが低いものよりリターンが高い株式がいいでしょう
(3)株式ではインデックス投信が有利です。
(4)その中では高い順に①米国S&P500または全米②先進国③全世界となります
日本の投信は歴史が浅く比較に適していないので元になっている指数のETFで比較してみましょう。いずれもドル建てですが同一条件です。
過去10年のリターン、標準偏差、シャープレシオ比較表(1月6日現在)モーニングスター米国より
リターン | リスク | ||
年% | レシオ | ||
10年で | 10年 | 10年 | |
VT | 全世界 | 9.3 | 14.2 |
24365 | 0.66 | ||
VOO | 米S&Pの500 | 13.6 | 13.5 |
36040 | 0.98 | ||
VTI | 全米 | 13.5 | 14.1 |
35836 | 0.94 | ||
TOK | 先進国除日本 | 10.3 | 14.3 |
26799 | 0.73 | ||
EEM | 新興国含韓国 | 3 | 17.8 |
14428 | 0.22 | ||
QQQ | ナスダック100 | 20 | 15.6 |
62876 | 1.23 |
最初の下段は1万ドルが10年で何ドルになったかを示します。
◻将来はわかりませんからまずは過去の成績で考えます。また変更もできます。
◻米国S&P500または全米がリターンが優れています。
13.6%は立派です。
先進国や全世界はやや劣ります。
これを「積立計算」というサイトで計算すると
30年では毎年28万円の積立は97724813円になります。
1億近いですね。
またナスダック100の15.6%で計算すると
146587056円
ざっと1.5億円です。
老後の2千万円問題なんかちゃんチャラおかしいですね。
とはいえこれにはインフレ率を含んでいますから年率2%の米国のインフレ率を適用すると実質価値は半分くらいですね。それでも7500万円です。
だから自営業の方の年80万円を使うととんでもないことになります。
30年後には4.3億になりますね。
昔は考えられなかったことです。
TVのウエルスナビの宣伝で日米の資産の比較をされていますが「国の制度」や「投資商品の充実具合」によるところも大きいですね。
日本もだいぶ追いついてきました。
みなさんがうらやましいです!
♣ナスダック100の投資がイデコでできるのは調べた限りではマネックス証券だけ
そそっかしい私ですから漏れているかも知れません。
マネックスにはありました。
だからイデコで「ナスダック100」「アイフリーナスダック100」に投資したい方はマネックス証券一択になります。
そのうち他の証券会社にも加わる可能性はあります。
ただしこのアイフリーの商品は年間経費が0.5%と山崎元さんの基準はオーバーしています
積立NISAは対象が限られる
次の優先はつみたてNISAです。普通のNISAもありますが長期という点では金額は普通NISAの年120万の3分の1の年40万円ですが積立NISAがスタンダードです。
ただしこのつみにーの欠点は対象が限られることです。
上記のナスダック100は残念ながらありません。
だからどうしてもナスダック100に無税で投資したければ今の所マネックスのイデコを使うのがいいですね。
しかし米国や先進国はどこにもありますからスリムやSBIや楽天全米で問題ありません。
無税の枠を超える部分
イデコと積立NISAで年68万円です。
これで無税部分は使い切ります。
これを越した部分は有税になります。
どれだけできるかはそれこそ人によりますね。
「宵越しの金は持たねえ」といってキャバクラ通い、競馬場通い、パチンコ屋通いをしていては縁のない話です。
しかし「両学長」の動画にもありましたが「コンビニでドリンクを買わない」だけでも随分と違います。
私は水筒もちですね。夏も冬も。冬は番茶を入れています。
夜にもできれば水分をとった方がいいそうなので(年寄りには)ベッド脇においてます。その分おしっこは度々出ますね。これは失礼!
だから考え方しだいです。
とはいえできれば年100万は投資したいですね。
これがベースになります。
リタイアまででいくらになるかは自分で上記のサイトで計算ください。
びっくりしますよ、あまりの多さに!
ボーナスなんかになるので積立は難しいかもしれません。
できれば積立の方が精神的に負担がなくて楽ですがね。
対象は上記の米国、あるいはナスダックでいいでしょう。
無税部分でナスダックが買えない人ははみ出し部分ではナスダック100をお勧めします。
昨日の動画の「どの分野がいいかを予想して投資するのは普通人としてはしないほうがいい」に対してコメントで
「話の内容からするとQQQをすすめるのはおかしいだろう」といただきました。
たしかにそうですね、毎年あるいは月ごとに変わる場合は特定の国や分野を狙わないほうが普通人は安全です。
しかしナスダックがS&Pを上回っているのはここ最近の流行ではありません。
過去15年でみても上回っているのです。
15年ではS&P500の9.8%のリターンに対してQQQは15.6%です。
これは大きな流れなのでこれからも続く可能性が高いです。
なのでQQQへの投資は問題ないと見ています。
しかしこれは私の見方なので誰にでもオススメしているわけではないです。
完全に納得されるものでいいので少しでも納得できないならS&P500への投資をお勧めします。
最後に経費的には米国のETFと比べてどうなの?
投信で買うメリット
1 日本円で買えるのでドルに変える必要なし
2 端数が余らない、100円から買えます
3 積立設定が容易
100円単位で設定できます
4 再投資が容易
配当は自動的に再投資されるので手動で行う手間がかかりません。
5 買うのが容易
その日の終値で買えます。終値で買えるなら納得です。その日の出来事は終値に集約されるからです。
経費は?
ナスダックが0.5%でそれ以外はどれも0.1%ほどですから問題ないです。
山崎元さんの0.3%以内を軽くクリアしていますね。
米国でETFで買えばより管理費は安くなりますがその差は僅かです。
さらに為替手数料などを考えると互角と思えます。
何しろ円建てなので口座の管理、持ち株の管理が簡単ですね。
アドバイス
これから投資を始める方は全部円建て投信でなさるのがシンプルでいいですよ。
将来個別株やETFに投資したくなったらその時点でその分だけドルで取引すれば済みます。
そういう投資の部分は別の証券会社に分ける方法もオススメです。
つい長くなりました。自由部分のインデックスじゃない投信はまたしますね。
無税の積立は早く始めるのがいいですよ。タイミングを待つメリットは何もありません。先延ばしせずに「今でしょ!」
追伸 先日記事にした「中国通信3社NY市場上場廃止」はNY証券取引所が廃止を撤回したそうです。何があったんでしょうね?中国の反発に屈したか?
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