高配当株ETF【SPYD】の7月の銘柄入れ替えはどうなる?
銘柄入れ替え問題が解決しませんのでとりあえずステイです
今朝「下げすぎた銘柄を買う方針でSPYDを優先して買う」という記事を上げました。
ユーチューブにも上げました。
ところがその後「銘柄入れ替え」について疑問を持ちそしてそれが解決できていません
もし「銘柄入れ替え問題」を納得しておられない場合は問題となりますので急遽記事を書きました。
短期では問題なしです。また納得されている方も問題なしです。
私は長期も考えていたのでその点は解決する必要があるのです。
<SPYDのあらまし>ご存知の方はスキップしてください。
1 S&P500社の中から高配当の会社、銘柄を80社選び均等に投資する。
2 銘柄の入れ替えは1月と7月に実施する。
ただし配当が下がる場合や無配になる場合は、定期入れ替え以外でもステート・ストリートが入れ替える場合がある。
3 2015年設定。
4 現在配当6.8%と高配当で人気がある。
5 時価総額は1.8Bドル、1900億円ほど。
1月の入れ替えでは8社を入れ替え、合わせて割合もリバランス。
詳しい記事は「ハルさん」にあります。
【2020年1月】SPYD銘柄入れ替え一覧 | ハル@SPYDの米国株投資ブログ
ちなみにその前の7月には9銘柄を入れ替えています。
問題点1 今度の7月の入れ替えはどうなる?
今年の1月は割と平常運転でした。それでも8銘柄、10%の入れ替えがありました。
だとすれば大混乱の今度の7月の入れ替えはどのくらいの規模になるのか想像がつきません。
とりあえず今回の事件で配当が出しにくい業界を見てみます。
詳しい銘柄はこちらのブログにあります
【高配当ETF】SPYD の銘柄入れ替え(2020H1) - 四十代の資産運用日記
1 エネルギー11社
XOM、CVXと言ったダウ銘柄もありますがわりと小ぶり(といってもS&P500社に入るくらいの大企業)な企業もあります。
エクソン、やシェブロンが配当を維持できるか?という点もありますが、より影響を受けやすいエネルギー企業は無配になる可能性もあります。
オキシデンタルOXYのようにすでに配当を出さないと明言しているところもあります。
2 金融11社
金融もゼロ金利で減収は避けられそうにありません。
JPMのダイモンCEOも減配に言及しています。
3 消費関連14社
カーニバルとかギャップとかです
これはもう言わずもがなですね。会社が存続すれば十分というレベル。
4 不動産14社
これも影響は大きいでしょう。配当がどうなるのかはわかりません。
5 公益7社
これは大丈夫でしょう。
そうなると影響が大きそうな業界の会社が80社中50社あります。
この中で例えば20社が減配、無配で交代するとなると大移動です。
2 入れ替えのロス、コストはどうなる?
消費関連、エネルギー関連は今でも売られています。
除外される銘柄は割とわかりやすい、先回りして売られるリスク
SPYDに入っている80社の中で除外されそうな銘柄はわりとわかりやすいです。
いやプロにはという意味です。
1900億円くらいのETFなのでどのくらいの影響力があるのかわからないですが、先回りして「売られる」リスクがあります。
また代わりに入る銘柄も割とわかりやすいでしょう。先回りして買われるリスクがあります。
シーゲル博士が指摘しているS&Pインデックスのロスですね。
S&Pインデックスの場合は500社のうちの1社か2社ですがそれでも影響はあります。しかもS&Pインデックスは時価総額平均です。
それらのヘッジファンドに先回りされないように「ステート・ストリート」がうまく入れ替えるかもしれません。
しかしそれがどうなるかは私達には今はわかりません。
したがって7月の入れ替えで大きなロスがでる可能性はあります。
このことに関する記事をうまく探せなかった
SPYDは人気のETFなので解説の記事や動画は多いのですが「入れ替えのリスク、ロス」に関する記事は見つけられませんでした。
SPYDが組成されたのは2015年です。
今回のような異常事態はだれも想定していないので当然と言えば当然です。
「減配リスクがある」と言われた時に気づくべきでしたがETFの配当が多少下がる分は構わないと思ったのです。
みなさんの中でこの件に関してご意見やご存知であれば教えて下さい。
私自信は解決できていません。なのでそれまでは「買いは待った」状態にします。
短期目的で買う手段は残されています。
というわけで取り急ぎ記事を書きました。
以上です。
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