FRBの社債、不適格債券買いで買いが急がれる銘柄3つ!
2020年4月11日土曜日記述
このところブログもユーチューブも投稿が毎日でなかったので「なにかあったですか?」とのお便りをたくさんいただきました。ありがとうございました。
純粋に時間がなかったのと、優先順位も確認したのでなかなか書けませんでした。
ご存知のようにコロナでは年齢が高いほどヤバいです。
私はもともと花粉症で春先は調子が悪かったりします。
なので睡眠を十分にとったり、好きなことを優先しています。
具体的にはカブツーリングですね。最近しまなみ海道に何回か行きました。
一昨日は桜の名所の岩城島に行きました。
生口島からフェリーで15分ほど。往復890円、カブ込みで。
この時期なので、そしてやや満開を過ぎていたので人は少なかったです。
自転車の方が数人程度。
何回見ても飽きない島々の景色です。
私は山間部の出身なのでこのような海辺の景色には親しんでないです。
しまなみの島々をのんびりと味わうにはカブは最適と重宝しています。
大型バイクだとあっという間に通り過ぎるそうですから。
自転車だと、かなりしんどいですね。それに腰も痛いし。
それに密室にはならないのでコロナも大丈夫です。
お店もしまっているところがほとんどです。
なのでお昼はコンビニ弁当です。
こんなことができるのも今のうちなので十分に楽しんで置こうと思っています。
お金もぜんぜんかかりませんしね。
考えてみれば、お金をかけずに楽しいことはいっぱいあります。
ただし元気ならという条件付きです。
歳を取っているといいこともあります。
もう過大な期待は持ちませんね。
カブで近くにツーリングに行って、今年はキャンプもしようと思うけど、とにかくお金がかかるわけではないです。
それで十分に楽しいです。
もし5億とか10億とかあっても精神的にはもちろんとても嬉しいですが、実際にそれを「生かせるか?」となるとまず無理です。
高い車もいらないし、バイクも高いバイクは要らないです。免許もないですが(笑)
先日のカブ乗りさんじゃあないけど大きいバイクからカブに乗り換えている人も多いですからスーパーカブで十分です。
6月に出るハンターカブは人気で予約でいっぱいだそうですが、今ので十分です。
下は我がカブ号です。
となると「お金を増やす」より「時間を大切に活かす」方が優先順位が高くなるわけです
みなさんならお金はあればあるだけ生かせるでしょうからそこは大きく違いますね!
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前置きが長くなりました。本日のメインテーマです
FRBの大胆債券買取で買いが急がれる銘柄3つ!
FRBの金融緩和がレベルを越えました。
なんと「社債」+「不動産ローン債券」+「投資不適格債券」まで買うというのです。
その額2.3兆ドルと巨額です。
不適格債券については、今回格下げされて不適格になったものという条件はありますが大きな変更であることは間違いないです。
何しろ中央銀行が「投資不適格債券」を買うというのは聴いたことがないです。
中央銀行の資産内容が痛むからです。
これが発表されたのが木曜日です。
日銀でさえ「国債」止まりです。
それをお硬いFRBがやるというのですから驚きです。
3月の下げは現金化のパニックが原因だった。
3月の急落時には顧客から解約を迫られたヘッジファンドなどがあらゆる資産を売ることで規模が大きくなりました。
株式、優良株式、債券、なんと米国債まで売られたのです。
そして全ては米ドルに換金されました。
リスクオフでは必ず起こってきた円高も今回は例外的にドル高になったのです。
その流れの逆転が起こりつつある
1つ目 高利回り債券ETF(不適格債券)【HYG】【JNK】
債券の最下位はジャンク債
米国債、適格債券まで売られたのですから、投資不適格債券、俗にジャンク債はそれこそ叩き売られました。
下はブラックロックのハイイールド債券ETFの【HYG】のチャート
◇見事に急落しています。
◇今半値戻しくらいです。
→このETFに入っている債券をFRBが買うわけではないですが、より各付けの高い債券が買われるので順番に地位が繰り上がるわけです。
→これからの景気後退で倒産する会社の社債は紙くずになりますから「安全」とまでは言えませんがリスクを承知しての短期・中期ならOKかも。
平均残存年は4年ほど。
以下債券をまとめるとこんな感じ
4,10 | 現在値 | 安値 | 高値 | 下落率 | 上率 | シグマ | 配当 | 経費 | 時総額 | |
ジャンク債 | HYG | 82.3 | 67.5 | 88.5 | 6.9 | 22 | 7.4 | 5.7 | 0.49 | 15.3B |
ジャンク債 | JNK | 101.6 | 83.2 | 110.3 | 7.9 | 22 | 8 | 6.2 | 0.4 | 8.8B |
長期社債 | VCLT | 105 | 78.2 | 110 | 4.5 | 34 | 9.4 | 4 | 0.05 | 3.8B |
中期社債 | VCIT | 90.7 | 78.8 | 95.2 | 4.7 | 15 | 5.7 | 3.5 | 0.05 | 26.6B |
総合債券 | AGG | 117.2 | 105.6 | 119.3 | 1.7 | 11 | 3.2 | 2.6 | 0.04 | 69.2B |
総合債券 | BND | 87.4 | 76.5 | 89.3 | 2 | 14 | 3.3 | 2.6 | 0.035 | 50.3B |
◇平均残存期間デュレーションはVCLTが13.6年VCITが7年、AGG、BNDが5.6年
→変動率シグマを考えると長期なドルの置き場所として安全なのはAGG、BND
安全なはずのこれらの債券ETFの保有も3月にはびっくりの下落でした。下はAGGのチャート
◇10%ほど急落して急速に戻しています。
債券で10%というのは大変な幅です。
→幅を取るなら上記の【HYG】か【JNK】が魅力的に見えます
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2つ目 不動産リートETF【IWR】
実は現物の不動産については現状はよくありません。
商業施設は閉まっているし、家賃が払えないテナントが続出しそうだからです。
なので不動産リートの買いは2年先でもいいかなと記事に書いたのです。
慎重な理由にはリートが抱えている不動産債券が買い叩かれていたことがあります。
FRBの方針も当初は「投資適格債券」の範囲でした。
これは当然ですよね。
しかし不動産リートETFの多くのリート銘柄が持っている債券が適格なのか不適格なのか、その割合はどうなのかを調べるのは素人には難しすぎます。
だから不適格債券が売られているうちは買いにくかったのです。
しかしFRBが幅広く債券を買うとなると叩き売られて価値が低下していた不適格債券も上が軽くなって価値が復活します。
ということで大きく売られていた不動産リートが急速に値を戻しつつあります。
まずチャートは
◇急激に売られて3分の1くらい戻していましたがその後また下落し今週に入って急上昇です。
木曜は週末にも関わらず5.6%の大幅上昇。明らかにFRBの2.3兆ドルの幅広い債券買取りが効いているでしょう。
◇しかしまだ半値戻しくらいの状態で上昇余地は大きいと見ています。
◇RSI、移動平均線、MACDともに問題なしです。
特に出来高が増えているのが本物の上昇を裏付けています。
→今から買っても長期的には安値圏だと思う
→購入を検討している
資料の方は
4,10 | 現在値 | 安値 | 高値 | 下落率 | 上昇率 | シグマ | 配当 | 経費 | 時価総額 |
VOO | 255.67 | 204.3 | 311.5 | 18 | 25 | 15.2 | 2.1 | 0.03 | |
IYR | 78.88 | 56.27 | 100.75 | 21.7 | 40 | 16.9 | 4.1 | 0.42 | 3.5B |
RWR | 80.97 | 57.85 | 107.88 | 24.9 | 40 | 18.3 | 4.8 | 0.25 | 1.7B |
◇底から40%上昇と大きく戻してきましたがまだ高値からの下落率はVOOより大きいです。
◇配当も魅力的な水準です。
◇シグマはVOOよりやや高めなことには注意
→短期・中期的な値上がりは魅力的だが、本体の不動産の値動きが回復するのには時間がかかることに注意
→長期的な視野での購入、資産分散、高配当目的、あるいは売却益狙いがいいと思う。
【IYR】と【RWR】ではブラックロックとステート・ストリートだが、時価総額などでIYRに分があるが経費や配当を考えると互角か?好みでどうぞ。
3つめ 高配当株ETF人気の【SPYD】配当7.3%!
高配当派の方にはおなじみの銘柄です。
リートの組入があり、低格付け社債の問題もあり意外に大きな下落になっていました
資料はこちら
4,10 | 現在値 | 安値 | 高値 | 下落率 | 上昇率 | シグマ | 配当 | 経費 | 時総額 | |
S&P | VOO | 255.67 | 204.3 | 311.5 | 18 | 25 | 15.2 | 2.1 | 0.03 | |
高配当 | SPYD | 27.74 | 20.79 | 40 | 30.7 | 33 | 20.8 | 7.3 | 0.07 | 1.8B |
高配当 | VYM | 77.09 | 60.07 | 94.8 | 18.7 | 28 | 15.1 | 3.7 | 0.06 | 25.6B |
公益 | VPU | 127.67 | 96.09 | 156.4 | 18.4 | 33 | 13.4 | 3.3 | 0.1 | 4.0B |
現在も高値から31%の位置にあります。しかも木曜日に4.1%上昇した後でです。
底から33%上昇してきましたがまだ上昇余地があります。
それに何と言っても配当7.3%は高配当狙いの人でなくても魅力的です。
チャートは
◇典型的なダブルボトムに見えます。注/本当は右が下落が深いほうがベスト
◇木曜の上昇はFRBの意志をリアルタイムでは知り得ないのでのがしても仕方ないです
◇RSI、平均線、出来高、MACDすべてが良好です。
→短期の利ざや狙いでもOKだし、もちろん保有を続ければ7.3%の配当がもらえるので長期保有にもぴったりです。
→私は高配当狙いではありませんが、ここまで条件がそろって、しかも配当がもらえるなら嬉しいのは同じです(笑)
公益のVPUも大きく売られていて事情は同じ、昨日4.8%上昇
安定収入の公益がなぜそんなに売られたの?
と不思議ですが大量の社債を発行していてそれが減価し、かつ新規資金調達が難しいと見られたのですね。
NEE電力も昨日5.1%の大幅上昇。
◇安全でこれからの景気後退の影響がなくてしかもまあまあの高配当3.3%は分散や手堅い運用を目指す方には有力と考えます。
チャートはこちら【VPU】
◇これも安心して買えるようになったのは今週の木曜のFRBの姿勢、方針を確認してからですね。だから「買いそびれた」意識は無用と思います。
私の本命は【IYR】と【SPYD】です。
【HYG】はドルが余れば一時的に買います。
以上長くなりました。
それではみなさまの投資の充実を願って記事を〆ます。
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