【高配当株編】私の過去の失敗、お役に立てばうれしい
2020年3月30日(月)記述
いつかは景気後退が来るとは思っていましたがこんな形でくるとは思っても見なかったですね。
さて私の米国株ブログですが、最近は優秀な方が増えて日に日に存在感を失っています
それだけリテラシーが高い方が増えたということで喜ばしいことです。
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米国の情報もブログ、動画の「もみあげさん」をはじめツイッターの「Caster_T2」さんや動画の「Panさん」など惜しみなく現地から情報提供して頂いて嬉しい限りです。
なので私の出る幕はだんだんなくなりました。
残り少ない「ご奉仕」ですが動画で「チンさんの失敗を知りたい」「高配当株がうまく行かなかったのを具体的に知りたい」とのコメントを複数いただきました。
ずぼらなので詳しく調べるのも面倒なので覚えている範囲でざっと書きたいと思います
すでに高配当株戦略をされている方にはチェックとして「これから始める方は試金石」としてご利用ください。それではどうぞ
チンさんが高配当株戦略から撤退するまで
高配当株を目指した目的、経緯、個人的背景
2016年10月に米国株をはじめました。それまでにも米国株の保有はありましたが新しい目的で本格的にという意味です。
当時の目論見は
1 10銘柄~20銘柄3%以上の高配当株を保有して配当を収入の補完にする
2 株は永久保有を目指す
3 1つ2つの株が低迷しても致命的にはならない
そのまま保有していれば10年もすれば配当で元が取れるだろう
買っていった銘柄は、
タバコ株のMOアルトリア、PMフィリップモリス
ヘルスケアのJNJ、PFEファイザー、AMGNアムジェン
VZベライズン、RDSBシェル、KOコカ・コーラ、PG、
電力のSOサザン、IBMとかです。
あと銀行株のWFCも買い増し
1 最初のつまづきはIBM
当時多くの人が持っていて、バフェットも所有していたIBMが下落をはじめました。
2017年のことです。
ブログ村でも「バフェット太郎」さんをはじめ保有者は多かったです。
みんな「ガチ保有派」が多かったので「下落も保有で問題ない」みたない記事が多かったです。
やがてバフェットさんが売った理由がわかり①競争力がない②将来性がないでした。
下はIBM5年チャート
私はIBMのことを何も知らなくて保有していたことに気づきました。
もっとも他の銘柄についてもあまり知らなかったのですがね(笑)
「バフェットも見放すほどの株を自分は知らずに保有していたのか?」
と気づいて損切りしました。確か150ドルほどで購入して145ドルほどで売却
売らずに保有を表明していたので当然ですが「ずいぶん叩かれました」
「この程度の下落で売るなんて普段言っていることと違うじゃあないか」
「配当が目的なら下落しても構わないんだ」
・・・・
それぞれもっともなことです。
また株価はその後上昇したので私は「底値で売ったバカなやつ」ということになります
しかし私は考えました。
「バフェットは私よりもずっと多くのことを知っている。財務、将来性など。その人が<保有に値しない>と判断したものを保有する根拠はなんだろう?」
この当たりから人気の「バリュー株投資」「高配当株投資」が見かけよりずっと奥が深くて、レベルの低い者には乗りこなせないものではないか?と思ったのです。
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2 最後までひきづったMOアルトリア
同じく高配当で人気のあったMOアルトリアについてはなんとこの1月まで保有がありました。
私の買値は非常に高くて高値付近の72ドル
その後の急落で65ドルまで落ちた時に損切りできなかったのが第一のミスです
その後株価は持ち直すも再度下落トレンドに入り(今見ると典型的な下落トレンドですね)63ドル付近で半分損切り。2018年の1月ですね。
全部切れなかったのが第二のミス。チャートをみれば下落トレンド入りは明らかだからです。
今見ると上値抵抗線と下値支持線を切り下げる典型的な下落トレンドのチャートです。教科書にのってもいいくらい。(笑)
(余談)その後しつこくて懲りない私は悪材料出尽くしで反転と見て41.5ドルで半分を買い戻しています。
その後上昇するも1兆円の損の決算で下落、グズな私はやっと46.8ドルですべてを売却しました。
買い戻した分は若干のプラスですが初めに買った分はー25ドルの大損でした。
配当はいくらかもらったですがとても足しにはなってません。
どうですか?失敗談なので大損もないと面白み、メシウマというそうですが、に欠けますからね。
それ以外は今も保有のJNJやPFEを除いてインデックスなどに乗り換えましたが、損切りではないのでエンターテイメント性には欠けます。
これから得た教訓
私には「配当」という要素を加えて株を選択・管理する能力はない
→配当は考えない投資に切り替えよう
ということで「インデックス」「高成長株」投資に転換しました。
また下落への対応は
1 インデックスやETFはそのまま保有
2 個別株は永久保有のものはそのまま保有
それ以外のものは利益確保ラインを置く。高値から20%、または10%
3 また個別株はインデックスよりもはっきりと大きなメリットがあるものに限る
としました。リターンでは
S&Pの1.5倍以上のリターンが見込めるもの。
ハイテクではQQQの1.5倍以上のリターンが見込めるもの。
です。
3 失ったものと得たもの
失ったものは時間と投資機会
回り道をしたので投資が進んでいません。
だから今回の下落での含み損も少ないとも言えますが。
得たものは自分が失敗しない投資がわかったこと
よく「チンさんは高配当株投資に否定的」といわれますがそれは違います。
私が言いたいのは
1 見かけ以上に難しい。
2 要求される能力がとても高い
3 下落に対するルール作りが出来てますか?
という3点です。
だから今回の下落でも「ガチホ」の方針で実際にそれがストレスなしに実行できていればなんの問題もないです。
しかし、大きなストレスを感じているならその方法はあなたに合っていないかも知れません。
「高配当株投資」のポイントは下落への対応が「自己ルール」でちゃんとあり実行できているか?にあります。
売りのルール作りについて
つまり下落でストレスは感じるけど「売るルール」はない。というのは問題ありです。
下落でもストレスなしに保有できるタイプか、もしくは「下落でのカットルール」が設けられているかの2択です。
しかし高配当株投資の方で「カットルール」を設けている方は見ないのでガチホなんでしょうね。
下落はむしろ「買うチャンス」なので「売る」という選択肢がないのかも知れません。
あるいは「高配当株投資」では「売りのルールづくり」そのものが作りにくいのかもしれません。
配当重視なので株価にはこだわらないという立場からするとです。ここらへんはご意見があれば教えて下さい。
配当を考えなければ下落対応はシンプルになる
(1)数年間の株価下落、低迷を受け入れてそのまま保有する
(2)一旦現金化して再度買い直す
の2択になります。今回のわたしの対応は(1)です。保有が少ないことも理由の一つです。将来予定額に達したら個別株については利益カットを設けるかも知れません。現在はまだ未定です。
いかがだったでしょうか?
私の失敗がみなさまの糧になることを願っています。
今後の具体的な方針についてのお問い合わせもあったのですが長くなるのでまたにします。
それでは皆様の投資の充実を願って記事を〆ます。
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