チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

「情報信仰」から目覚めよう!素人にはプロ用の情報は必要ない!今年の相場から学ぶ

 

今年初めナスダック9000越えをだれが想像できただろうか?

下はナスダックの2年チャート

年初からの上昇は6738.86→9022で33.8%に達します。

ちなみに他の指数は(いずれも配当は含まず)

ダウが23433→28621で22.1%

S&Pが2531.99→3239.91で27.9%

ヤフーファイナンスのトータルリターンで見ると

QQQが38.6%VGTが48%VOOが31%となっています。

 

何に投資していたとしても米国株に投資していた人にとっては今年は「期待以上の上昇」をした年です。

 

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昨年のクリスマスイブが大底「セリングクライマックス」だった

思い起こせば昨年のクリスマスイブは「先が全く見えない状態」でした。

景気が悪かったわけではないです。

企業業績も順調でした。

 

FRBが利上げを続ける姿勢が「景気後退、先俺懸念」を引き起こすとみられたからです

過去に各国中央銀行はこの引き締め過ぎでの「景気失速」「株価暴落」を何度もやらかしています。

我が国のバブル崩壊もそうでした。

そして日本の場合は「失われた20年、30年」につながったのです。

 

昨年の今頃は米FRBがどう動くのかはパウエルさんしか知らなかったのです。

2019年1月4日にパウエルさんが「柔軟に対応する」「利下げもありうる」と発言して一気にムードが変わったのでした。

いかに金融当局、特にFRBの影響力が大きいかを思い知りました。

 

トランプに翻弄された一年

米中貿易戦争と将来の景気後退予測とに翻弄された一年でもありました。

4月まで順調に値上がりしてきたと思えばトランプ砲がさく裂して

「新たな関税をかける」とのツイートで株価は値下がりを繰り返しました。

 

これが5月と8月にありました。

今となってみれば「トランプの大統領選に向けての予定通り」だったわけです。

手打ちする前になるべく値段を釣り上げて条件をきつくしておいて、という不動産取引のテクニックに世界中がはまってしまったのです。

そのことを予見する人は多かったですが、市場は素直に下落で反応しました。

8月9月に株を売った熟達者、プロは多い

下はS&Pの半年チャートです。

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新たに貿易戦争を仕掛けるトランプと来年からの景気後退予測でここら辺が高値だろうとはだれもが思いました。

だから10月までに多くのプロや熟達者が売ったのは当然です。

フル投資をしていてこの状況で平常ではとてもいられなかったでしょう。

リスクを避けて利益確定するのは合理的な判断です。

このまま低迷すれば「うまく高値で売り抜けた」ことになったでしょう。

 

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しかし10月からはむしろ上昇を続けたのには驚きました。

 

これから得られた教訓・経験は

1 プロや株の達人の予想するように動かないこともある

2 プロとは立場も目的も違うので真似をする必要は全くない

たくさんの情報が飛び交いました。

しかしそれに気をとられる必要は全くなかったのです。

「定期買い」は淡々と、確実にすればいいです。

 

永久保有志向なら「売る」ことはもともと選択肢にないですから考える必要さえありません。

「貿易戦争」「景気後退予測」で相場を悲観して「投資をためらった」方はまだしもプロに追随して「利益確定」した方は悔しい思いをしているでしょう。

 

こう順調に高値更新を繰り返して上昇すると再度インするのは至難のわざです。

できるのは「上級者中の上級者」「熟達者中の熟達者」でほぼプロレベルでしょう。

 

私たち普通の素人がそのレベルに達するのはとても難しく、時間がかかり、かつ確率が低いです。

プロとは目的が違うのだからプロの技を学ぶ必要はない

常にフル投資をして四半期ごとに利益を出すことが求められるプロと、私たちでは目的も立場も重なるところがありません。全くの別世界です。

 

私たちの投資には期限も制約もありません。おまけにクビにもなりません。

 

プロとは全く関係がない投資をしているのに「プロ向けの情報」を求めたり、気にしたり、振り回されたりするのは意味がありません。

情報を先に知ったところで「先回りして立ち回る」必要はないからです。

悲観的な情報は大きく伝わる

実際の景気後退入りよりも6か月以上前から株式市場は反応して下げ始めます。

それに対応するためには「情報は早いほどいい」わけです。プロにとってはですが。

だから多少出所があいまいな「悲観的情報」も取り上げられ伝わります。

 

今となればずいぶん「大きく報道されていた」と感じますね。

 

「売らない投資家」にとっては不必要な情報が多くを占めている

市場への出入りを繰り返す人にとっては多くの情報が必要です。

FRBの動向、金利の動向、重要人物の発言、資料の発表・・・

それらはブルームバーグなどで流れてきます。

 

しかし売らない、市場から出入りしない素人投資家にとっては99%は不要です。

 

「プロは情報が早く多いから素人より有利」とよく言われますが全く的外れなことが今年の相場をみればわかります。

「年初に買ってずっと持っている人」がたぶん今一番勝っています。

♧永久保有の人は短期的な動きは関係ないので勝ち負けはもともとないですがここでは記事をわかりやすく面白くするために使っています。

 

ここから得られる教訓は

1 素人で永久保有を目指すならプロ用の情報は全く不要で価値がない

2 悲観的な情報は大げさに報道される

3 情報が的中するとは限らない

 

現時点で今年初めに「VOO+VGT」を買った時のトータルリターンは40%弱

VOOが31.2%VGTが48.0%なので年初来トータルリターンは39.5%に達します。

しんどい思いをして「市場に出入りして」も今年これ以上のリターンを得ている人は少ないと予想します。いらっしゃったら素晴らしいです。ぜひお知らせください。

 

「情報に左右されない」「市場に居続ける」ことが大切だと確認できた一年でした。

 

おやっ、また長くなりました。以上です。

 

それではあなたの投資が成功されることを心から願って記事を終わります。ここまでお読みくださりありがとうございました。

 

今回の関連動画はこちら→https://youtu.be/sXd8OgVucDY

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