チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

大きく育った株式投資にはリスクはない、永久投資の利点のひとつ

 株式投資はリスクが高いイメージがあるけど米株は長期では大きく成長

踊るサンタクロースとトナカイのイラスト

株式投資は「怖い」「財産を失ってしまう」「暴落が来たらすべてを失う」などの悪いイメージが長年ありました。

バブル崩壊から30年以上も低迷を続けた日本株が主流だったのでマイナスのイメージも仕方なかったのです。

30年で8倍以上の成長をした米国株が普及することでこの常識も変わりつつあります。下は3指数の30年チャートです。

ITバブル、リーマンショックを乗り越えての9倍超の成長です。ナスダックは何と19倍超です。その代わりにITバブルの崩壊は強烈ですね。

薄い青がナスダック、紫がダウ、濃い青がS&Pです。f:id:tingisuhan:20191224085252j:plain

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長期で持っている分にはリスクは非常に小さい

30年前に米株を買っていた人は8倍もの含み益があるので下落を恐れる気持ちはないでしょう。株価が半分になってもまだ4倍ですからね。ナスダックだとまだ10倍

 

言い換えると株式投資は「入口が難しい投資」と言えます。

買ったばかりで下落に見舞われると大きなストレスを抱えて売ってしまうからです。

 

初めの難しい時期を乗り越えたらあとはほっとけば勝手に大きく成長していきます。

ちょうど森の木のようなものですね。

 

大木といえども小さい時期は困難があります。

鹿に食べられたり、イノシシに踏まれたり、あるいは日光が差さないので枯れたりします。大きく育つのは一部です。

鹿が届かないくらいの大きさに育てば「危機」は大きく減ります。台風くらいでしょうか。

 

米株の場合は過去を見ると投資した時期が悪くても5年たてば回復し、10年ではかなりの利が乗り20年以上になると数倍になっています。

20年というのはゴールという意味ではない

私はよく20年以上という期間を想定して記事を書きます。

しかしこれは20年が投資期間のゴールという意味ではないです。

むしろ「始まり」です。

下は1999年のITバブル直前からのチャートです。投資の時期としては最悪です。

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ナスダックに限れば実に10年以上バブル期を越えていません。最高値を超えるのは15年もたってからです。

しかし最悪期に投資した人も今手放す人はいないでしょう。

手放すなら2000年代前半の下落期に売っているはずです。

そして「今後株式には近づくまい」と固く誓ったはずです。

 

私たちは未来を見通すことはできないので過去から学ぶしかありません。

ちょうどITバブルのころは米国のハイテクは浮かれまくってましたね。

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困難を乗り越えて大きく育った投資は大事にしたい

だから困難を乗り越えて大きく育った投資を「簡単に手放す」のはもったいないです。

いくら数倍になっていて売れば大きな利益が得られるとしてもです。

「育った投資」には別の役割があるからです。

 

「それは何だとお考えですが?」

 

ここの大切さ、ありがたみがわからないと「利益に目がくらんで」売ってしまう可能性があります。

 

私が考えるのは「含み益」です。

上記の最悪期からスタートした投資では2.5倍くらいにしかなっていませんがそれでも1千万が2.5千万になったのです。さらに配当も40%くらいありますので3千万ですね。

この2千万の含み益は大きな価値を持ちます。

暴落を怖がる必要がない

株式投資の弱点は変動が大きく時に暴落することです。

そのために株式投資をしない人は多いです。

それを乗り越えるにはなかなか大変です。

 

しかし20年を経て3-5倍に膨らんだ株式投資を持つ人には全くあてはまりません。

リスクを感じないからです。

むしろ手元に現預金があれば暴落ウエルカムです。

「安く仕込めるから」です

 

同じ大幅下落でも入口付近の人と20年の投資を持つ人とではこれだけ景色は変わります。

これは株式投資だけでなくて「不動産投資」でも同じでしょう。

だから

株式投資がしっかり育つまでは絶対に売らない!

育ってからは売らない、もったいないから!

つまり「永久投資」が最善ですね。

 

だからリタイアをむかえてもせっかくもっている株式投資はそのまま保有が第一の選択肢だと思います。

年寄りは「債券を多めに」も人によりけり

私のような歳のものが投信の相談に行けば「債券」多めのプランを提案されます。

理由は「債券は株式よりリスクが小さい」です。

100-年齢とか90-年齢が株式の割合という式もあります。

 

しかしこれは人によりけりと思いますね。

しゃくし定規に応用するのはもったいないです。

 

この理論によると大きく育った株式を持つ人が一部分を売って債券に乗り換えることになります。

リスクの面から考えると大きく育ちリスクがなくなった株式を売って、株式よりは小さいとはいえリスク資産の債券を新たに抱えることになります。

つまりリスクは→増大したのです。

そして債権のリターンは株式に劣ります。

なのでリスクを増やしてわざわざリターンの低い投資に乗り換えたという「バカな行為」になります。

高配当ETFとかで迷わせたかもしれません。

リタイアしてからの配当収入でSPYDなどの「高配当ETF」の記事を書いたのでごっちゃになったかもしれません。

なので整理しますと

1 リタイア時に保有している株式投資はそのまま保有がベスト

2 リタイア前10年からの高配当ETFへの投資はあり。

3 リタイア時の退職金や現預金、イデコの受け取り金での高配当ETFはあり。

将来は気持ちも変わる→その時決めても問題ない

現在計画を立てていても心境は変化します。

投資に関しても、成功した後で見える景色はきっと違ったものになるでしょう。

だからその時の自分の気持ちに従えばいいのでは?と思います。

 

20年も経てば日本や世界の情勢も変わっているでしょう。

年金の額や物価も変化しているでしょう。

 

リタイアして2-3年は手持ちの現金と年金で暮らしてみると生活コストも安定してはっきりするでしょう。

それから、もし不足していればどう補うかは「あなたの自由です」

「年金+既存の配当収入」で十分かも知れません。

少し足りない、時に足りないのなら「必要分だけ売る」欧州方式もあります。

 

とにかくぎりぎりまで「長期の投資を売らない」工夫・努力をすべきと思います。

売った後ではもとには戻せないからです。

保有している分には税金はかからない

少なくとも現在はそうです。この点は固定資産税が常に発生している不動産より有利です。

元本が年に5%以上成長し続けて、インフレに強く、税金もかからない、そんな理想の投資なのです。庶民ができる投資でこんなのが他にあるでしょうか?

金庫もいらないし、オレオレ詐欺にあう可能性もないです。

さらに現金化するのに不動産のように業者に頼る必要もありません。

1日で売れます。厳密には1秒未満ですが。

 

そんなところです。難しいとされる長期投資・永久投資を一緒に成功させましょう!

 

あなたの投資が成功されることを心から願っています!

追伸 「含み益」については今ツイッターでアンケートをお願いしています。

データが出たらブログで公表・共有したいと思います。あなたもぜひ参加・協力してください。「チンギスハン」でツイッターで検索ください。アンケートは一番上の「固定ツイート」にあります。ヨロシクお願いします!

 

今回の内容に関連する動画は→https://youtu.be/RXwPV3Bz0F8

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