チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

「高値更新を指をくわえて見ているだけ」にならないためには、

「3指数そろって高値更新!」も素直に喜べる人は少ない

<米国株好調>

ダウが28066.47 190.85高0.68%上昇

ナスダックが8632.49 112.6高1.32%上昇

S&Pが3133.64で 23.35高0.75%上昇

小型株のラッセル2000は1621.9で2.07%の上昇

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ずっと大型株に劣後していた小型株がここにきて堅調です。

とはいえ大型株のパフォーマンスには大きく負けています。下は3指数とラッセル2000の比較チャート2年

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2年でのリターンは上からナスダックの26%S&Pの19%ダウの16%ラッセルの6%で大きく水を開けられています。

5年ではナスダック81%、ダウ56%、S&P51%ラッセル2000が37%です。S&P51%とは年率で3%劣後しています。

 

これを見ても米国の市場は①大型株が②ハイテクが、牽引していることがわかります

S&Pの上位500社の方が小型株よりも有利なのは明らかです。

ダウはともかくS&Pより下を探す必要はありません。

ナスダックは有力ですね。

私はVGTを買っていますがナスダックを買うならQQQというETFがあります。年間経費率は0.2%、下はやはり2年の比較チャート

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上からVGT、QQQ、ナスダック、S&P、ダウです。

QQQがナスダックを上回っているのはナスダックの中で上位100社で構成される「ナスダック100」指数連動だからです。大型株優位はナスダックでも同じです。

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米国株を手掛けている人で素直に喜んでいる人は意外と少ない

米国株を買っていない人は別として、少しでも保有があれば嬉しいはずです。

しかしツイッターなどをみると必ずしもそうではないようです。

「これ以上上がらんといてくれ、買えないよー」みたいな

 

つまりほとんどの人が「買いが十分でなかった」「もっと買っとけばよかった」と感じているのです。

さりとて今から買うには「高すぎて買えない」というジレンマに陥っているのです。

「市場にい続けなければいけない」理由をピーター・リンチの説明は

驚異的なパフォーマンスを叩き出した「マゼランファンド」を率いたピーター・リンチの「株で勝つ」で彼はこう説明しています(本が手元にないのでだいたい、家のどこかにはあるのですが・・・汗)

「下落幅の多くがほんの数回の暴落によってなされるのと同じように、上昇の大部分も少ない回数、期間によって達成される」

「だからその機会を逃してはならない」

「それを予測することは大変難しい」

「市場にい続けることがそれを逃さない唯一の確実な方法である」

 伝説のトレーダーの彼にして「上昇を当てるのは大変むずかしい」と言わせています。

♣ピーター・リンチとマゼランファンド

1977年から13年間で0.2億ドルのファンドを140億ドルにした。しかもその時期株式市場は不況だった。必読の書と思う。→それをなくす私もどうかしているが。

→市場に居続ける以外に上昇を取り込むことはできない。

これは今回の上昇劇を当事者として見ていた私達には「実感」できます。

「上級者」「達人」ほど市場を離れたい、あるいは実際に離れた局面だったからです。

米中摩擦を5月からトランプがツイッターで引っ掻き回して市場は上下を繰り返しました。

(今となっては単なるトランプの作戦だったことがわかるが当事者はそうは思えない)

トランプが脅したのは中国政府と同時に投資家でもあったのです。

関税発動を控えた8月末は「行動力のある上級者」は売った人が多かったです。

それは賢明な行動に見えました。

 

私は「売らない」方針なので迷うことはなかったですが、売る行動ができる人はずいぶん迷ったことでしょう。

 

しかし予想に反して9月からは上昇を続けて今に至っています。

下はS&Pの半年チャート

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売るべき人は売っているので今は「売る人がいない」状態と言えます。

ここまでくると「インデックス」を「ドルコスト」で買うよりない

個別株で買いを探してもなかなか見当たりません。

強いて言えば売られすぎていて復調のヘルスケアとかUNHユナイテッド・ヘルスとかタバコとかでしょうか。

一時金利低下で買われていた「高配当株」もちょっと足踏みです。

ハイテクは、V、MAも調子いいですがかなり高く感じます。

 

ここで「個別株」を買える人は相当な上級者だと思います。

難易度の高い局面ですね。

 

普通レベル・初級レベルの人はどうしたらいいでしょうか?

 

1 何もしないで黙って見ている

→今年ずっとこういう局面が多かったですね。

2 高値を買い上がる

→心理的抵抗感がすごい

3 今まで通りの行動をとる

→これが正解

つまりインデックスの定期買いをコツコツ続けることが今年ずっと正解であり続けているのです。

幸いS&Pもまだ予想PERが19弱で「適正価格」範囲内です。

割高圏ではありません。(私のルールではです)

 

さらにVGTは現在235ドル、1.43%上昇と個別株に負けない上昇を続けて高値更新を続けています。

ハイテク個別株が「買いにくく」てもVGTなら買えます。

こういう点がVOOやVGTの長所ですね。

 

今日は以上です。高値にビビって「買いの手」を緩めないようにしましょう!

あっ、これは自分にも言ってるんですよ。

それではみなさんの良い投資を!

 

今回の記事に関連する動画は→https://youtu.be/k_K26PhBdyU

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