「こりゃ広島市には住めんわ」と思った件、リタイアに最適な場所を探そう
久しぶりに広島市に行きました
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同じ県とは言え私は東部で広島市には100キロほどあるので行くことはめったにないです。
だからたまに行くとその大きさにびっくり、圧倒されます。
今回たまたま行く機会がありました。
高校時代の友人が広島市の病院で大腸がん(?)の手術をしたからです。
お見舞いに行って「用事があるから広島に泊まってくれ」というのでそのまま宇品港のプリンスホテルに泊まりました。
ホテル自体は立派ですが途中がガタピシの道路でこの先どんなんだろう?と思った先に白亜のホテルがそびえていました。
よくもまあこんなに辺鄙なところにつくったもんだと関心。
日本の日常風景として宿泊客のほとんどは外国の方でした。多分台湾。
中国語を話しているので、私達には中国か台湾かの区別はつきません。
雰囲気としてというくらい。
ホテルのご飯を食べる柄ではないでの街に出た。
しょっちゅうプリンスに泊まっている友人から「ホテルの前のお好み焼きはうまいぞ」と聞いたけどあいにく休店日。
ホテルにはおしゃれな食事はあるけれど一人で食べる雰囲気でもないので街に出ました。
がたぴしする道路をバスに揺られて30分、やっと八丁堀に到着。
実はわたしは方向音痴で、来た方向とかがわからなくなるんですね。
広島は太田川のデルタに作られた街なので平坦なのです。
似たようなビルが多いとどちらがどちらかわからない。
「あのードンキはどちらですか?」
外国人じゃああるまいし、自分の県の県庁所在地で道を聞くなんて情けない。
たしかドンキの周辺に「お好み村」があったと記憶していたからです。
しかし「お好み村」とは名ばかりで、ほとんどが居酒屋みたな店に入れ替わっていました。
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えっお好み焼きが1200円もするの?
ニューヨークでラーメンが2千円するというのは聞いたことがありました。
しかし、私は物価を知らなかったのです。
スタンダードの普通で1200円もするではありませんか。
「ははーん、道の駅の理論で値段があがったな」と連想。
「道の駅の理論」というのは造語ですが
中国地方の道の駅ではどこでも「柏餅」とかがだされています。
近所の人が作って出すのです。
塩加減とか甘さの違いとかはありますが、基本柏餅は柏餅なのでそんなに差別化が図れるわけではありません。
しかしどんな辺鄙な場所にいっても結構な値段がして、しかもほぼ同じなのです。
その理由は聞いたところによると、たまたま東京とかの大都市から来た客が「こんなおいしいもの、東京だったらこの倍は軽くしますよ」「安すぎます」
と東京の物価感を持ち込みます。
いや家賃とか全然違うでしょう?
確かにそうでしょう。しかし東京とド田舎ではテナント代も全然違います。
というか道の駅や地域の産物市ではテナント代はいらないはずです。
野菜とか出して売れれば10%ほどの手数料はかかるでしょうが。
とにかく東京の人の「親切なアドバイス」によって地方のありきたりの産物の価格は上がっていきます。
かくして、地方の産物市で買うよりも、大根とか野菜とか・・・は近所のスーパーの方がよっぽど安いです。オマケにこの前買った「甘柿」は渋かったし。
「出してもなかなか売れんしな」
地元の人がそんな高い野菜を買うわけもなく(どこの家庭でも大根くらい作っているから)消費者は都会から来た観光客に偏ります。
だから「土日は売れるけど、平日はさっぱり」な状況が生まれます。
外国人観光客に人気の場所や食べ物もこれと同じ現象が起きます。
広島=お好み焼きのイメージが拡散して、ネットで海外にも拡散したのでしょう。
だから「お好み焼き」にも1200円(一番安いので)という価格がついたと想像しました。
自分で作れば原価は安いし、よく行く府中焼きというお好み焼きは600円から700円です。(特定の店の商標ではない。数十の店がある)
しかしこれも最近は観光バスが来るようになったから千円は時間の問題ですね。
そんなわけで貧乏性の私は全国的に安い「餃子の王将」で食べました。
混んでましたね。私はすんなりはいれたけど外の行列でたくさん待ってました。
安いのが好きなのは私だけではないようです。ビールの瓶大が500円以下でした。
ホテルで一人飲み
もう刺激を求める年ではないので、ドンキで790円のスコッチとツマミを買って、またガタピシバスに揺られてホテルの帰還。
ホテルで、サラミとサバ缶とチョコレートでしこたま飲んでしまいました。
風呂に入ってベッドでスマホを見ているうちにそのままの姿勢で就寝。
朝は6時出発でした。7時台から混み混みの高速に引きまくった。
5時半に起きて6時にホテルをチェックアウト。
6時半に友人をピックアップして広島市内を抜けて高速へ。
ところが7時台なのに高速は混み合ってました。
「いつもこんなんかいのー」とぼく
「こんなもんじゃない」と友人。東京が長かっただけあって標準語も使います。
「こんなんじゃあどこかに出かけるゆーてもひと苦労じゃなあ」とぼく
街の規模が大きくなっても生活の質が比例するとは思えない
若い時には大都市は魅力的です。店も飲食店もいっぱいあって、刺激に満ちています。
一番の魅力は仕事が多いことです。
しかしリタイアした者には大都市の混雑は動きにくい以外の何者でもないです。
好きな山に行くにしても、8時ころから「よっこらしょ」と出かけていると渋滞に巻き込まれるのは必至です。
となると6時台には家をでないと行けないですね。
広島に家があるわけじゃあないから関係ないですがね。
「車を持たない生活をすればいいんじゃない?」と友人の無責任発言。
しかしそうなると市内でばかりの暮らしになりますね。
気軽に山や海に行ける今の境遇は自分に合っている
と今更ながら感謝しました。
広島には現役時代には少なくとも月に1回は行っていたけど、今回のような感想は持ったことがなかったです。
リタイア後の暮らしの視点で見ると同じ街でも印象が変わるのですね。
友人も無事退院しました。内視鏡手術のおかげで入院日数は劇的に短くなったようです。迎えに行って退院を祝しました。
そんなわけで都会の窮屈さを感じて今日は天気もいいのでいつもの海にカブツーリングに行きました。
「ずっと田舎でなんにもないと思っていたけどリタイアしてからは見方も変わった」ようです。
「何もないのは実は貴重なことなんですね」
みなさんも自分に「最適のリタイアの場所」探しをおいおいにされて見られてはどうでしょうか?住み慣れた今の場所が最適なら言うことないです。
「リタイアしてから過ごしやすい」という観点から評価するとまた違った面が出てくると思います。
今日は個人的な雑感が多くて失礼しました。
一年のかなりを過ごす「神戸」ではそんなに圧迫感は感じないのですが。
後ろに山が前に海がある細長い地形だからでしょうか。
リタイア生活を存分に楽しめるように準備をしっかりとしておいてください。
楽しいですよ、リタイア生活は。
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