チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【リタイアへの出口戦略】リタイアを機にお金は貯める、増やす→どう使うかに焦点が移る

ご質問をいただきました。

ユサクさんからです。

「リタイアへの出口戦略はどう考えるべきか?」

というものです。

 

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日本では今までリタイア後の戦略については語られてこなかった

定年になったら年金をもらってそのままズルズル・・・と従来は受け身のリタイアでした

今後は「自分でプランを練り、資金を用意して、リタイアの時期も自分で決める」に変わります。

完全リタイアでなくリタイアの形を取りながら現役時のノウハウや資格、人脈を生かして部分的に関与する、収入をえる形の「セミリタイア」も増えることでしょう。

リタイア後のプランが決まっていれば資金計画も立てやすい

具体的に〇〇海岸沿いに住んで釣りをして暮らそう、サーフィンをしよう。とかの具体案があれば資金計画は楽です。

余裕を見込んでもだいたいの金額の予想がつくからです。

その資金がすでに用意できているなら一刻も早く仕事はリタイアして新しい生活を始めるべきです。

「人生は無限ではない」からです。

 

気力、体力、資金が揃っている時期というのはそんなにないです。

 

先日ブログに書きましたが、結局昨日もカミさんと行きましたが(そんなにきれいなら行きたいと言うので車で)地方なら家も数百万で十分あります。下はカフェ前の海岸です。

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これがころりんカフェからの風景、右はドッグラン

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こういう穏やかな海がよければどうぞおいでください。ウエルカムです。

使える以上のお金があっても生きたお金とは言えない

からです。お金はあればあるほどいいと思う場合もありますが、人生の残りと暮らし方が明確に決まれば、必要な上限も決まります。

 

リタイア後は資金をどう快適に使っていくかがカギになる

リタイア前はどれだけ増やすかがカギでした。リタイアを機に180度変わるわけですね。

問題は貯めるのが、増やすのが得意な人と、「使うのが得意な人」は通常は一致しないことです。

「使うならおれに任せろ」という人は多いですがね(笑)

そういう人は貯めたり、増やしたりはほぼダメですね。

お金を上手に使う達人になる

みなさんはたぶん「貯める、増やす」のが得意でしょうから、今度は「使う達人」にならなければなりません。

何も無駄遣いしろ、と言っているわけではなくてむしろその逆ですね。

使えるお金をフルに活用するという意味です。

現役時よりも見栄がなくなりますからその点は楽です。

またシニアには優遇もたくさんあります。

プランが決まっていない、たくさんある場合は資産の最大化を目指すのがベスト

リタイアまで期間がある若い方ほどまだ決まっていませんよね。

あってもたくさんあって絞りきれていないでしょう。

「どこかの外国で快適に暮らしたい」とかでは資金計画は立てようがありません。

そんな場合は決まるまでは資金作りは、最大化を目指すのがベストと思います。当たり前ですがね。

 

そうかといって、最大化を目指すあまりリスキーになって「無一文」になるとたくさんある魅力的プランの最安コースも無理になります。

 

年金を含めての最低生活資金以外に2500万ほどは確保しておくとかなりの余裕があります。

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リタイア後の投資は視点がガラリと変わる

飛行機がぐんぐん上昇してやがて水平飛行に移行するように、リタイアを機に「大きく増やす」必要はないです。

とはいえ、インフレリスクもあるので安全な投資は確保したいものです。

それまでの投資があるのでそれはそのまま保有で問題ないです。

 

問題なのはイデコの払戻金やある人には退職金の投資です。

 

株式、債券などが考えられます。

今まで我慢してきた「配当狙い」もリタイアで解禁

資産を増やす過程では配当は合理的な意味を持ちません。しかし心理的な満足感は高いです。だからいつも人気があるのですが。

そんな配当狙いもリタイアを機にOKになります。合理的に増やす必要がないからです。

とはいえ、個別株はストレスになるのでインデックスが無難です。

S&Pなら今まで日本円で投資してきた人も米国でVOOを買うと現時点では2%ほどの配当です。VYM(高配当株ETF)なら3%。その頃には外国税も撤廃されているでしょう。

5千万の投資なら年100万ー150万(税込み)の配当が受け取れます。

投資を月に0.4%崩しても資産は減らない

欧米ではリタイア者はそうやって資産を取り崩す方法もよく採用されるそうです。

日本ではまだ一般的ではないですね。

リタイアした時にまだ「取り崩し」に抵抗があるようなら現金からの新規投資は「配当受け取り型」を選択するのは良い方法です。

 

勝手に配当が入ってくれれば「使うモチベーション」が湧くからです。

貯めるタイプの人は、私もそうですが、だいたいケチでお金を使うのに抵抗を覚えます

だから受け取り型はその手助けをしてくれます。

「毎月分配型投信」は元本が減るので問題と思いますが、VOOやVYMやVEU(米国以外先進国配当3.07%)あるいはVT(配当2.35%)なら元本も増えていくので全く問題ありません。

欧米では資産を使い切って死ぬ人が多いらしい

一方日本では死んだ時が一番資産が多いひとがかなりの割合を占めます。

今のシニア世代は年金が多く年金でも余るからです。(私は違いますよ)

 

これからのリタイア世代はしっかりお金を使って自分の人生を1000%楽しみたいものですね。(言い方が古すぎ)

自分に言ってます。

 

以上です。

それではみなさんの良い投資を!

 

PS 昨日はナスダックが最高値を更新してましたね。祝最高値更新!

景気後退懸念で伸び悩んでいたハイテクが伸びています。VGTも226ドル1.3%上昇と順調!

 

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