手取り14万円の人も非正規の人もがんばってほしい。転職、節約、投資は大きな味方
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勤続12年、手取り14万円の人はどうすべきなのか?
10月6日に「ガールズちゃんねる」にある投稿がなされ話題になっています。今ではちょっと古いけど。
アラフォーの会社員です。
主は手取り14万円です…
都内のメーカー勤続12年で役職も付いていますが、
この給料です…
何も贅沢出来ない生活
日本終わってますよね?
主は栄養士だそうです。
確かに東京で14万では家賃も高いでしょうし大変でしょうね。
この件については同情的な意見と自己責任とする意見と2つに分かれました。
あなたはどう思いますか?
<同調するコメントは>
◯正社員と派遣や非正規との差が激しすぎる。
◯格差の大きい国のシステムに問題がある。
◯まるで東南アジアなみだ。
「公務員試験に挑んだけど倍率40倍の壁と数的推理ができなくて撃沈」
「もう都会に行って転職しようか迷ってる。田舎は採用があってもコネだし、コネがない人は無理」・・・
「転職しようと思ってますが上手くいく気がしない。自分に自信が持てない」
「東南アジアの国を『発展途上国だ』って馬鹿にしてる人は多いけど、もはや日本も発展途上国の仲間入りしてるんじゃないかと時々思う」
「お隣の国が日本へ爆買いしに遊びに来てるよね。日本って貧乏になってきてるんだな」(以上キャリコネニュース)より
正社員と非正規の差は大きい、しかし国としては伸び率は合格
国税庁が9月に発表した統計によると民間企業の正社員の平均給与は年503万円、対して非正規社員は179万円で320万円の差があります。
給与平均は440.7万で2%増、女性は293.1万で2.1%増、男性は545万で2.5%増
正社員は503.5万で2%増、非正規は179万で2.2%増
給与所得者は5026.4万人で給与総額は221.5兆円で過去最高
給与の伸び率の2%超はGDPの伸び率の1%程度の2倍位で合格の伸びです。
問題は中身です。
統計上では男女で正規と非正規との格差が大きいです。
さらにここには無いですが地方間の格差も大きいでしょう。
国が決めていくのはもあるし時間もかかる、イタリアの矛盾
例えばイタリアでは最低賃金は全国一律に決められています。
そうすると経済が発展していて働く場所が多い北部とそうでない南部との格差がますます開く問題が出ています。
南部の失業率はどんどん高くなります。
給与水準が同じなら企業は何もインフラが遅れている南部に工場や拠点を作る必要がないからです。若者の失業率は10%を越えています。
一方ミラノなど北部は失業率は低くなっています。
仕事が多い北部に引っ越せばいいじゃあないか?
と私達は単純にそう思います。しかし同じイタリアでも南部と北部では文化、風土の差は大きく南部の人は「たとえ貧しくても故郷を離れたがらない」のだそうです。
また北部に行っても南部出身者は「下に見られる傾向」もあるようです。
つまり居心地が悪いのですね。
実情を無視した一律の政策はかえって貧しい地域の労働者とりわけ若者を苦しめる結果になっています。
韓国は最低賃金を大幅に引き上げて中小企業が壊滅した
また韓国の経済オンチの文政権の強引な最低賃金の大幅引き上げでは中小・零細が壊滅してしまい、雇用が激減してしまいました。
青臭い理想に基づいた強引な経済政策がうまくいかない典型的な例となりました。
ここまでの結論
正規と非正規の差が大きいのは大きな問題だ。
とはいえ国ができることはそんなに多くない。極端な擁護政策はかえって混乱を招き弱者をさらに窮地に追い込む。
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やはり自分で努力するのが一番近道で現実的なようです。
可能な範囲で努力する、転職、節約、投資
1 非正規労働者は2100万人もいる
総務省によると2019年4月~6月期の日本の労働者は役員を除いて5636万人そのうち正規が3513万人(29万人増)、非正規が2124万人(29万人増)となっています。
非正規雇用は全労働者の37.7%を占めています。
日本の約40%の人が上記のように年間179万円、月額15万の収入で暮らしているのです。非正規でも社会保険とか税金で引かれるので手取りは13万ほどでしょう。
2 余裕がある人も一部にはいるだろうが
非正規の内訳は詳しくわからないですが、暇を持て余して趣味で働いている人も中にはいるでしょう。またこれで十分という人も多いでしょう。
しかし、非正規を強いられている人も多いはずです。
3 年金も収入に比例する
問題なのは厚生年金も現役時の収入に比例して支払われることです。
リタイア後は年金が多くてそれ以外の資産が特に不要な人が逆に余裕があり資産を作るのに有利という現実があります。
国民年金だけだと「生活保護」の方が医療費も要らないので余裕があるという指摘もあります。
だから非正規の人の中には将来への資産づくりを諦める人も多いようです。
4 人は関係ない。できることから自分で道を開く、投資、副業、節約
情報社会なのでより高収入の人の暮らしがわかると比べてしまうのはわかります。
日本人はその傾向が強いそうです。私もそうでした。
しかし自分で何とかできる手段があるという点では日本は恵まれています。
コスト安く暮らすことも可能です。とりあえず水道の水も飲めます。
5 まずはイデコの限度月額2.3万を限度いっぱい使おう
非正規の人のイデコの限度額は月に2.3万円です。まずは税制上の恩典が一番大きいイデコの枠を埋めましょう。
対象は「先進国インデックス投信」がいいでしょう。どのネット証券会社でも扱いがあります。
インフレ率を除いて年5%が見込めるので将来の受取額は、現在は60歳となっていますがどんどん先延ばしされるでしょうから。下はイデコの枠と積み立てNISAの枠で「先進国株式」に投資して年5%(インフレ抜き)の時の資産額です。
年28万 | 年40万 | |
年数 | 5% | 5% |
10 | 352 | 503 |
15 | 604 | 863 |
20 | 926 | 1322 |
25 | 1336 | 1909 |
30 | 1860 | 2658 |
35 | 2529 | 3613 |
40 | 3383 | 4832 |
45 | 4472 | 6388 |
50 | 5862 | 8374 |
となります。今25歳の人なら70歳でイデコだけで4500万の資産ができます。
年金と合わせると何とかなる金額ではないでしょうか。
そのまま株式投資を続ければ年額200万のリターンが計算上はあります。(配当という意味ではないです)
さらに積み立てNISAの年40万もできれば最高です。
5 副業や転職も検討すると意識が変わる
一部の人が言うように「副業すれば簡単だ」というほど簡単にはいかないです。
ブログやユーチューブで月に数十万は軽いという方もいますがそれはその方に「類まれなる才能がある」からです。ブログをやっている人はわかると思いますが月に1万でも稼ぐのは大変です。
ましてやユーチューブは一握りの人が独占しますので簡単ではありません。
私の動画などは完全に趣味です。
6 正社員や転職の可能性が高くなる
しかし「何とかして稼ごう」という気持ちは「国に何とかしてほしい」という姿勢と比べると大きな前進です。
また先進国インデックスを通して月に2.3万積立することは世界の大企業のサイドに立つことです。
米国の求職者は「できません」という言葉は使わないとNHKでやっていました。
「あなたエクセルは使えますか?」「はいこれから勉強します」
会社が求めているのは「前向きに働いて会社に利益と活気を運んでくれる人です」
不満を持ちながらいやいや働かれたのではいくら安い給料でも「割に合わんな」と感じるでしょう。
ここまでの結論
◯自分でできる範囲で改善していくのは大きな意義がある。他人と比べても何も改善しない。
◯転職、節約、投資でリタイア後の安定を確保しよう。
◯副業は難しいが意識を変える効果がある。
◯気持ちが前向きになると転職の範囲も広がる。採用されやすくなる。
◯イデコの月2.3万の投資でも45年で4千万を越える資産ができる。
追伸 とにかく他人と比べないこと!
私も就職がうまくいかなくて、要は自分の努力が足りなかったのですが、後ろ向きでした。
転機になったのは26の時にアメリカのおばさんのところにホームステイさせてもらったことです。おじさんが(日系人)最高にウォームハートの人で多くの友人がいて尊敬されていました。
短い滞在でしたが「他人と比べずに自分で道を開きなさい。あなたにはその力がある」と励ましてくれました。
米国に住むことは叶わず帰国しましたがその後の自分の人生を変えてもらいました。
若いみなさんにも不合理、非合理で不満の人も多いでしょうが、どうぞ自分の道を開いていただきたく書きました。
以上です。それではみなさんの良い投資を!
今回の動画は→です。https://youtu.be/XPhzUSzloAA
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