売買をしないで待っているのがつらい・・・【コメントへのご返事】
コメントを頂きました。ありがとうございます。
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1 待つ作戦は意味がある
待つ作戦は十分に意味があります。デメリットは投資をしていないことで今後株価が上がると悔しい思いをします。しかし実質的に損はないです。計算としては日本のインフレ率だけ目減りします。1%くらい。だから例えば「日本債券投信」を買っておけば対抗できます。値動きでマイナスになる可能性もあります。
インデックスか個別株かで大きく違う
個別は要素が多いのでインデックスで考えます。
現在インデックスを買うのはOK
今S&Pは最高値付近にあります。今日で3006.79ドル
一方予想PERは18と私の見方では適正価格です。
現在価値で見れば1÷18=0.55 で年5.5%のリターンがあります。米国のインフレ率を引いて正味3%ほど。私には十分に思えます。
だから今インデックスを買う行為は問題ないです。私も積立で少額ですが買っています。
しかしこの見方は独善的です
将来景気後退で稼ぐ力が減ると株価は大幅に下落する
からです。2021年ころから始まると言われている景気後退で米国企業が大きく利益を減らせば、つまりEPSが減れば現在の株価は将来から見ると割高になります。
だから2021年以降の米国企業の稼ぐ力をどう考えるかで大きく違ってきます。
米国は景気後退で利益の減りが小さいと思う
私は米国に限ればそんなに下がらないという「楽観的な見方」です。
テクノロジー、特にITテクノロジーの進歩が及ぼすプラスの面はまだ入り口だと思うからです。
供給側のIT企業も利用者側の大企業も双方が利益を得ます。
ちょうど昨日、ディズニーの制作部門とMSFTのAzureの業務提携が発表されてます。
詳しい記事が米国駐在員の「もみあげさん」にあります。
【DIS】ディズニーと11%増配マイクロソフトがタッグ!ワクワクの理由とは? - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-
この方はいつもながらタイムリーな情報で助かっています。
ディズニーはダウ企業で大手ですが、このような動きはもう少しこぶりな企業にも波及してコストダウンに貢献することでしょう。
米国はこれらクラウドの開発と利用で先行しています。
人員削減でそこに勤務している人は被害を受けますが終身雇用でない米国では労働市場もあるので、さらに現在は失業率も低いので大きな問題にはならないと思います。
将来的には問題になる可能性はあります。
労働市場が硬直化して解雇が難しい日本や欧州はIT、クラウドの導入がその分遅れて企業はコストを減らせません。硬直化した経費は景気後退で売上が減るとダイレクトに企業収益を減らします。
だから今度の景気後退の影響の大きさは新興国>日、欧>米の順番と思っています。
日欧の大企業の社員は岩盤規制で守ってもらえますが株主は被害を受けます。
労働者の利害と株主の利害は一致しません。
従業員が少なくて利益がどっさりの会社があれば株主には理想です。
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2 下落時にどれだけ買えるかがポイント
話がそれました。景気後退なら株価が大幅下落するのは確実ですからその時にどれだけ買う計画なのかが最大のポイントです。
最安値で買うことは無理としても
1 全額買う予定→待つ作戦がベスト
30%くらい安く買える可能性があります。景気後退が来ないことだけが問題です。
2 半分以上買う予定→一部分は定期的に買っておくのがベスト
と大きく分かれます。
3 株価と時間軸をどうとらえるか?
1 去年100ドルだった株を今年200ドルで買うのはためらわれます。
これは昨年の100ドルが基準(アンカー価格)になっているからです。
昨年の100ドルが適正なら今年の200ドルは明らかに割高です。
epsが20%伸びていれば120ドルなら正当化できます。
それにしても200ドルは割高です。
過去の価格にアンカーを決めると上昇している株はたいてい割高に感じられて買えなくなります。
しかし過去の価格が正当だったという証拠はありません。過小評価だったかも知れません。
2 どこかにアンカーを置くと矛盾が生じる
一方将来の景気後退時での株価を基準にすると現在の株価は割高に感じます。
これが景気後退が意識されると株価が軟調になる原因ですね。
現在以外のどこにアンカー価格を置いても現在の株価は正当化されません。
唯一昨年200ドルだった株価が現在100ドルになっていれば心理的には買いやすいです。「ナンピン買い」の原理です。
しかし昨年の200ドルが割高だっただけかも知れません。来年は50ドルに下がる過程かも知れません。
株価は①将来の企業業績②需給③投資家心理で動くので時間軸での比較は難しいです。
3 不動産のように個別に考えると判断しやすい
株式はいつ買っても同じですが不動産は一つ一つ区別があります。
だから不動産投資の人は一つ一つ判断します。
株式も同様に考えるとわかりやすいと思っています。
今VOOを276ドルで買います。30年後に2000ドルになっていれば今回の投資は成功と言えます。
来年VOOを30%安の200ドルで買ったとすると29年後に2000ドルはやはり成功です。
この2つの違いは率の違いはありますがどちらも成功です。
不動産投資ならどちらもOKで後者が「よりうまくいった」くらいに考えるのでしょう
「こじつけだ」と言われればそうです。「方便です」
しかし株式投資の原点は「市場にお金を置くこと」「長期的に市場からリターンを得ること」です。
投資する期間やタイミングによって投資効率は微妙に変化します。
投資する人がその差を「自分なりに納得」できればそれでいいのです。
ベストのタイミングを狙いすぎるのはかえって投資の本質から遠ざかるように思います
散らかりましたのでまとめを買いて整理しておきます
まとめ
1 景気後退が予想されるので「待つ作戦」は意義がある
2 景気後退の安値でどれだけ量仕込かの計画を立てる
3 景気後退では米国が一番影響が少ないと考えている
4 現時点での株価は適正水準と思う
5 企業の利益拡大では米国に伸びしろが大きい
6 現在以外に基準の価格(アンカー価格)を置くと矛盾が生じる
7 不動産投資のようにロットを決めて個別に判断すると精神的に納得できる(方便)
適切にお答えできたかはわかりませんがとりあえず書いてみました。またコメント下さい。お待ちしています。
それでは皆様の良い投資を!
今回の動画は→https://youtu.be/WmRu99NgChU
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